胡桃山荘便り

宿泊体験の感想~胡桃山荘の3つの顔~ :2013年5月17日

(以下、文章・写真ともUさんから頂きました)

4月28・29日に宿泊させていただいたUです。私は設計者の卵です(31才)。これから設計者として木の住まいを本格的に勉強していきたいと思い、Ms建築設計事務所に伺ったところ、三澤様に胡桃山荘への宿泊をすすめていただきました。

半分は私の勉強、半分は家族サービスを目的に、私・妻・息子(4才)・両親の計5人で、名古屋から車でお邪魔いたしました。薪ストーブに夜8時に最後に薪を入れたところ、朝6時の室温は15℃でした。(外気温は3℃)

【昼と夜、そして深夜】

胡桃山荘には「昼と夜、そして深夜」。3つの顔がありました。

昼。

昼の胡桃山荘は外を向いておりました。主役は、2本の栗の木。キーワードは、一直線。

私たちはほとんどの時間を窓辺で過ごしました。

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私は、1階のベンチクッションに荷物を置いて、そこで昼寝をしたのですが、目を覚ました時にみた風景がとても印象に残っています。5人の家族が一直線上にいました。

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私はベンチクッション、父は低座椅子、母は窓の内側、妻はテラス、息子は外。その奥に2本の栗の木。そのまた奥に仙丈ヶ岳。昼は、一直線。ベンチクッションから仙丈ヶ岳までがひとつにつながって、ゆっくりと広がっていくような、ああなんていい気持ち。奥行きのある自然。それが昼の顔でした。(ベンチクッションから、2本の栗の木まで約25m)

北側に小さく寄せた建物配置、足をのばせるベンチソファとテラス、思わず腰かけてしまう2階の胡桃のベンチ。(天井の低さ!桁下まで2FL+1615mm)それらはしっかりと2本の栗の木を見据えておりました。

あくる日、主役の2本の栗の木を見に行くと、隣の敷地に植わっており本当に驚きました。胡桃の木から2本の栗の木まで約32mのパノラマモードの写真です。

昼④

夜。

夜の胡桃山荘は内を向いておりました。主役は、チークのテーブル。キーワードは、円。

私たちはほとんどキッチンで過ごしました。夜の主役は、丸みがかった台形型のチークのテーブルでした。寝る前に撮った キッチンの様子です。

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小さく円を描くように、テーブルのまわりに椅子が集まりました。夕食も、息子を寝かせた後の大人のおやつタイムもここで。昼とうって変わって、近い距離。濃密な時間。写真もうまく撮れません。テーブルのまわりは、一段下がった床。(FL-180mm)天板の高さは680mm、男の椅子の座面高さは350mm。脇に、8角の大黒柱と6角の変形柱(栗)が控えている。

夜は円。

6m×6m平面の、さらにその約4分の一。直径3mの小さな円に集まるわたしたち家族。それが夜の顔でした。トイレの黒漆・ 名栗加工の内壁も、満月に浮かび上がる照明も夜向けでした。

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そして、深夜。

深夜の胡桃山荘は、どこにも向いておりません。主役は、8角の大黒柱。キーワードは、真ん中。

眼鏡を外し、疲れた目をこすりながら階段を降りていくと、キッチンの灯りを背景に、太い影。深夜の主役は、8角の大黒柱でした。縦に細長い影が、微妙に色を変えながら8角をなす。

深夜は、真ん中。

なんて静かなんでしょう。思わず寄りかかってしまいました。寄りかかったあと、両の腕で大黒柱を抱きしめました。柱を抱きしめた自分に驚きましたが、抱きしめた柱が、ちょうど私の両の腕の輪に、すっぽりとおさまる太さになっていたことに、いっそう驚いてしまいました。大黒柱の円周960mm。(コンク リートの電柱とほぼ同じ)私の腕の輪の円周1200mm。深夜に際立つ存在感。8角の大黒柱は、どこも向いていないようで、家の真ん中から、8つの方向をじっと見ていたのかもしれません。小川のせせらぎだけが聞こえてまいりました。

昼と夜、そして深夜の胡桃山荘。

夏と秋と冬も、ぜひお邪魔させていただきたいです!

ありがとうございました。

(以上、Uさんからの感想)

宿泊体験することで胡桃山荘の"3つの顔"を感じられたUさん。数時間の滞在時間だけでは体験しえないことかもしれません。これまでの住体験によっても人様々な印象を持つのではないでしょうか。マンション住まいの人にとっての木の住まい、木の住まいに住み続けてきた人にとっての新たな木の住まい等々。是非また別の季節にも宿泊して胡桃山荘の"他の顔"をさがして頂ければと思います。

 
 

宿泊体験の感想~木のカウンター~ :2013年5月 9日

新緑の美しい5月。伊那にも緑の爽やかな季節がやってきました。少し前のことですが、現在Ms設計監理で住宅建設中の住まい手Yさんが胡桃山荘に宿泊体験されました。Yさんから感想を頂きましたのでご紹介させていただきます。

(以下、文章・写真ともYさんから頂きました)

居心地がよかった場所は、広いソファとダイニングテーブルです。台所は、キッチンに立っている人と側で座っている人の目線が近いので話がしやすく、また目の前の空間が広々としているのでとても気持ちがよかったです。ただ、カウンターが木なので水はねや汚れにとても気を遣いました。

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まきストーブは、使うのをとても楽しみにしていました。火が安定してついて部屋が温まるまでは時間がかかり、思っていたよりも難しかったので すが、まきストーブの良さを実感できました。

胡桃山荘の周りには、たくさんの桜や花の名所があるようでしたが、残念ながら時期的に何もなく、農産物直売所巡りをしました。地元産の野菜を仕入れて夕食にはカレーをいただきました。

写真 

山の上の方にはまだ雪が残っていて、ドライブしているだけでも気持ちがよかったです。

(以上、Yさんからの感想)

Yさんが宿泊されたのは3月の末。関西では早めの桜が咲き始めていましたが、伊那の春はまだ少し先だったようです。その代わり薪ストーブの暖かさを十分に体感していただけたと思います。薪ストーブは暖めるのにもまた火を消すのにも時間がかか生活にゆとりがないと使えません。そこが醍醐味でもありますね。ただ今自宅へ入れる薪ストーブを吟味されているYさん。胡桃山荘での体験が少しでもお役に立っていれば幸いです。

またキッチンカウンターの木材。これはチークでヨットの甲板にも使われる水にめっぽう強い樹種です。使用後に飛び跳ねた水をさっと拭き、たまにオイルを塗ればいつまでもきれいに使えます。また宿泊される機会があれば次はガンガン使っていただきたいです。

 
 

宿泊体験の感想~材料の確認~ :2013年5月 7日

先日着工をしましたIM邸の住まい手さんは、プレゼンテーションの後、建物の実際の仕様を確認するために胡桃山荘に宿泊体験されました。自分たちの家に使われる実際の材料、薪ストーブ、空間の大きさ。IMさんから感想を頂きましたのでご紹介させていただきます。

着工のときのMs日記 http://www.ms-a.com/post_103.html

(以下、文章・写真ともIMさんから頂きました)

2月の三連休に、胡桃山荘に泊まらせていただきました。

三澤先生に我が家を設計していただくにあたり、Jパネルの床などの全体の雰囲気はもちろん、韓紙の壁紙、吊戸棚など、細かい部分を確認し実際にそれを我が家にとりいれるかどうかを決めるという目的でおうかがいしました。

胡桃山荘に着いたのは、もう日も暮れかけている時間、氷点下の寒さです。鍵を借りに行ったお隣の北沢建築さんの建物や工場も素敵で、じっくりと外観を拝見。

さっそく胡桃山荘の中に入り、とりあえず薪ストーブに火をつけようと、おいてある説明のとおりに火をつけましたが、そんなすぐには冷えきった室内は暖まりません。。。

暖まるまで、夕食の調達に地元のスーパーに行き、鯉やきのこ、りんごジュースなど地元食材をたっぷり買い込んできました。

さあさっそく夕食の準備、なのですがまだ部屋が暖まりません。薪を追加したり、空気を送ったりして薪を激しく燃やすと、今度は薪ストーブ自体が高温になってしまい、慌てて温度を下げたり、、と奮闘し、夕食が終わる頃にやっと部屋全体が暖まってきました。

「薪ストーブ」を新居の主暖房にし、これだけにしようと思っていました。が、この状況に、一日の大半は家にいない共働きの我が家では、「灯油ストーブとの併用」も少し考えたほうがいいのでは。。。そして、一晩でなんと2束も薪を使ってしまい、「一冬でいったいどれだけ薪がいるの?」とそちらにも不安が。(あとで三澤先生にお聞きすると、やはり一週間以上暖房していないので家が冷えきっていたのでは、とのことでした。そして薪の燃やし方も私たちの方法はバーベキューをするときの方法ということが判明。正しい方法も教えていただきました!)

夕食のあとは、子どもが楽しみにしていた「マシュマロ焼き」をしました。マシュマロを串にさして薪ストーブに近づけるだけなのですが、コンガリ焼けて中はとろっとなってとってもおいしい!我が家ではバーベキューの時にマシュマロ焼きをよくやるのですが、薪ストーブがあると冬は毎日家でこれができるからと、息子は薪ストーブにとっても前向きでした。

その後は、寒いながらも外に出て、星空観察。「星座」に興味を持ち出した息子はオリオン座を探していましたが、オリオン座が目立たないくらいの星の多さで、あんなにきれいな星空を見たのは久しぶりです。

冷えた体を温めようと、お風呂にお湯をはり、木のいい香りの中、体の芯から温まりました。

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翌朝も子どもは家の中をあっちに行ったりこっちにいったりと楽しんでいましたが、どこにいても息子の気配がわかる家のつくりとコンパクトさ。ちょうど新居も胡桃山荘くらいのサイズなので「このくらいのサイズがいいね」と改めて実感しました。

リビングの大きな窓とデッキ、木の質感が感じられる床、そして薪ストーブと、これから建つ我が家への夢がふくらむ滞在でした。このたびは、ありがとうございました!

(以上、IMさんからの感想)

 

プレゼンテーションのときには使用する材料のサンプルや写真を駆使してできるだけ分かりやすく説明をしているつもりですが、実際に生活をしてみる事が一番確実に住まいの雰囲気が分かります。百聞は一見に如かずです。IMさんの期待にこたえられる、素敵な家ができるよう頑張ります。

 
 

宿泊体験の感想~名栗の足触り~ :2013年4月24日

前回の宿泊体験の感想から少し間が空きましたが、お陰様で色々な方に宿泊体験して頂いています。3月中旬に宿泊頂いたIさんから頂いた感想をご紹介させて頂きます。

(以下、文章・写真ともIさんから頂きました)

新居を建てるにあたりいろいろ調べていくうちにやっぱり木の家がいい!との思いが強くなり調べていくうちに、こちらに行き着きました。薪ストーブがどれほど暖かいものなのか、木の家のメリット・デメリットを知りたくて胡桃山荘を1泊させていただきました。建築家さんの建てた家に宿泊体験させていただけるとのこと、住み心地ならびにインテリアなども楽しみに伺いました。

行ってみたところ...

素敵でした!デザインはもちろん、機能的であり、遊び心あり、木の良さがふんだんに味わえる家でした。一言に木と言っても、材質、加工、仕上げでいろんな表情があるんですね。私が一番気に入ったのは、赤いなみなみ廊下?です。もともと赤が好きなのもあるのですが、モダンなような温かみのあるような色。そして、足触りのよさ!これは体験しないとわからないですね。DSC_0052

どの窓からも季節を感じられるのですが、ダイニングからの眺めも最高で、こんなところで毎日ご飯が食べれたらもっと感性豊かになれそう...薪ストーブ前のローテーブル&ローチェアーもなんとも落ち着く高さで、とてもくつ ろげました。そんなに広くはないのですが、いたるところに居場所(座る場所)があり、ずっと家にいてもあきないのです。子供たちも始めはあちこちのぞきまわっていましたが、薪ストーブの火を眺めたり、2階で本を読んだり、自分の居場所を見つけて楽しんでいました。まだ、夜は0度近くまで冷え込む寒さでしたが、家はどこも適温でした。本当に感性が豊かになったひとときでした。やっぱり木の家・薪ストーブいいです ね!主人も木の家・薪ストーブに理解を深めてくれたようでした。ありがとうございました。

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(以上、Iさんからの感想)

Iさんに気に入って頂いた"赤いなみなみ廊下"の正体は、、、Jパネルです。胡桃山荘の床・壁・天井に使用しているJパネルと同じです。Jパネルに名栗加工を施してから漆塗りをしています。触感というのは文字でも写真でも伝わりません。五感をフル活用して胡桃山荘を満喫して頂いた様子が伺えます。

 
 

宿泊体験の感想 :2013年2月27日

 先日プレゼンテーションを終えたM邸の住まい手さんは、プレゼンテーションに先立ち胡桃山荘に宿泊体験されました。以前にもMsの竣工物件を見学頂いていたMさんですが、実際に「木の住まい」で1日を過ごすことで色々なことを体感していただけたようです。Mさんから頂いた感想をご紹介いたします。

 

(以下、文章・写真ともMさんから頂きました)

この度、Ms 設計事務所に自宅新築の設計を依頼したのをきっかけに、実際、Ms が設計した木造の家を実感するため、2014 年 2 月 16 日から 17 日にかけて家族 3 人で胡桃山荘を宿泊利用させていただきました。あえて厳冬の 2 月中旬を選んだのは、「真冬」の「そよ風」の威力を体感したかったためです。大阪から塩尻までは電車を乗り継ぎ、塩尻からはレンタカーで胡桃山荘へ。訪問前日に雪が降って積もっていたため、少し車の運転が心配でしたが、ほぼ問題ありませんでした(胡桃山荘の駐車スペースに出し入れするときは、水路に落ちそうになるのが怖くて、相当、慎重になりました)。

胡桃山荘には午後 2 時過ぎに到着。北沢建築のスタッフさんに案内され、いよいよ山荘に入場。室内はそんなに寒くない!というのが、第一感想。北沢建築のスタッフさんの言うことには、屋根に雪が積もっているため、太陽光の集熱による「そよ風」の暖房機能は働いていないとのことでした。しかし、南側の窓からそそぐ太陽の光でも結構暖かく、室温は 12 度くらい。外気温は-2℃くらいだったので、かなり暖かさを感じました。

1 時間ほど山荘内外を「探検」。実際にすべて「木」で建造された建物を体感。早速、薪ストーブもチャレンジしたかったのですが、とりあえず陽が落ちる前に買い物(ただ、雪道が怖く、三澤さんお勧めの温泉には行けなかったのが心残りでした)。午後 4 時過ぎに山荘へ戻り、息子(5 歳)と雪だるまを作って遊ぶものの、室内の寒さが気になり、4 時半頃から薪ストーブにチャレンジ。火は問題なく着きました。息子は、薪に興味津々で、室内にストックがあるにも関わらず、わざわざ雪の中、外へ出て何本か持ってくる始末。

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部屋が徐々に暖まっていく中、パスタとビールで夕食。ビールを飲んで、薪ストーブの前に座っていると、暖かくて、猫になった状態で動けません。息子は、薪を投入したくてウズウズしていました。就寝前の室温は 19 度くらい、外気温は-11 度でした。「そよ風」の循環機能をオンにしていたせいか、2 階もほぼ同様のほんのりした暖かさで、ぐっすりと寝ることができました。ただ、お風呂場は寒かったですね。翌日、朝 6 時半に起床。妻と息子は熟睡。下の降りると、薪ストーブは完全に消えていましたが、室温は 13℃。外気温は-12℃。朝食後、息子と掃除をして、胡桃山荘を後にしました。
  妻はダイニングのチークのテーブル、息子は木のお風呂が気に入ったようです。
  これから、いよいよ本格的に家造りが始まります。胡桃山荘は、その意味でも色いろなヒントを得ることができたと思っております。改めて胡桃山荘宿泊の機会を与えてくださった三澤さん、Ms のスタッフの方々に心より感謝いたします。ありがとうございました。

(以上、Mさんからの感想)

Mさんとのプレゼンテーションでは、胡桃山荘の仕上げなどを中心にお話できたので写真や図面、模型だけでなく実感としてのイメージを共有できたのではないでしょうか。「イメージ」というのは共有できそうでなかなかできないものですが、お互いに知る実在するものを介しては話ができるととてもスムーズです。Mさんの住まいつくりも始まったばっかり。またMs日記でご報告させて頂きたいと思います。