設計の特色

手づくり・手仕事を大事に生かしたすまい

手づくり・手仕事を大事に生かしたすまい

木の家にいると、構造材や仕上げ材など、森で育った木の、その素材のチカラを感じます。目に見えないチカラ、五感に触れるもの、なにやら説明がしにくいのですが、それらは、木が、植物として生きていた証を、私たちにささやきかけているから、なのではないかと感じたりもするのです。
そんな木で、家をつくる大工さんや、建具をつくる建具屋さん。その技は見事です。その器用な手は、長年、同じことを積み重ねることで、凄いことが出来る、頼もしい手になりました。
壁をつくる左官屋さん。屋根をつくる板金屋さん。それぞれの職人さんの手も頼もしく、そんな職人さんたちの「手」が生きる家をつくりたいと思うのです。

木材調達から行う木造の家

木材調達から行う木造の家

「国産材は高い」「地域材(地元の木)は高い。」と言う人が多いので、逆にそんな人たちに質問をすることがあります。
「延床面積40坪、総工事費3,000万円の住宅で、構造材である土台、柱、梁の木材費はいくらだと思いますか? 地元の山で育った80年生の杉の丸太を製材してつくった構造材です。」
この質問に対して、「1,000万円くらいだと思います。」と言った人がいました。
その他の人たちも「500万円。」「600万円。」「800万円。」首をかしげながらも、こんな金額を答えてくれました。
正解は200万円ほど。1800㏄の車1台と同じ価格です。
「地域材は高い!」と言っていた人が、その日、乗ってきた車は、おそらく250万円くらいの国産車。数年でモデルチェンジする車のほうが、100年間もたせようとする家の、大事な骨格より高い値段なのです。

Jパネル・Dボルト工法

Jパネル・Dボルト工法

1995年阪神淡路大震災を経験し、多くの被害調査を行いました。その経験から日本の木造設計教育に本腰を入れ、今も、継続して耐震性のある木造設計の研究をつづけています。
それは、三澤康彦とMs建築設計事務所を立ち上げてから、長らく「地域の山の木を使った木の家」をつくり続けてきた私たちが、阪神大震災直後に受けた「木造は地震に弱い」といった偏見を、なんとか払しょくしたいという思いがあったからです。そして、同時に木造住宅でこそ、住まい手が安心して暮らすことのできる安全な家ができる。と信じていたからです。
そんな阪神大震災直後に出会ったのが JパネルとDボルトなのです。

快適な温熱環境を感じる家~断熱リフォームのすすめ

快適な温熱環境を感じる家~断熱リフォームのすすめ

1年メンテナンスに伺って、住まい手さんから「本当に暖かい家です~。」と言われた時は本当に嬉しくホッとします。敷地の条件から、南に大きな窓がとれて、冬には日差しが奥まで入る家では、「見てください。今エアコンつけていませんが 21度です。」と自慢げに温湿度計を指さす住まい手さん。2月の昼下がり、午後3時ころのことです。
「朝起きた時が17℃くらいかな?」そんな発言に、「この1年間の光熱費の記録を見せてください。」といった具合。メンテナンス時の会話は続きます。

永く住む事の出来る耐久性のある家

永く住む事の出来る耐久性のある家

日本の住宅の平均寿命は欧米各国に比べ、とても短いことをご存知でしょうか。
高度成長期の「つくっては壊す」ことから生まれた経済発展の余韻をまだ感じるのなら、それは時代遅れです。もはや「安物を買って、飽きたら、すぐ捨てる。」ような考え方を捨てて、「良いもの、じっくり考えたうえで手に入れる。さらに手に入れたものを大切にして長持ちさせる。」その精神で「家」と対峙してほしいものです。

住まい手の生活を大事に考えたすまい

住まい手の生活を大事に考えたすまい

私たちは MSDに住宅の設計を依頼してくださる方を「住まい手」と呼んでいます。
「今日は住まい手さんとの打ち合わせです。」
「住まい手さんは何時に来られますか?」といった具合です。
施主、お客様、依頼主、クライアント、など、呼び方は様々あるようですが、「住まい手」には、「家に住む人」を越えて、「家を<住まい>へと成長させる人」という意味があると思い、またそう願って呼んでいるのです。