緑のカーテン・断熱・通風

梅雨明け前にも関わらず、今年は非常に気温が上がっています。

大阪でも連日30度を超えており、暑さ対策が必要です。

そこで、消費電力の削減のため、Msではゴーヤのカーテン以外にも夏のしつらえとして

様々な工夫をしています。


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Ms事務所は南面に緑豊かな庭があり、それに向かって一面ガラスの開口部となっています。

景色がよく、光もさんさんと入るのでとても気持ちのよい環境です。

ただ、網戸付きの開口部がなく通風確保が困難な点が弱点と言えるでしょう。


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突出し窓の開けた状態と閉めた状態。

以前までは虫が入るのであまり開け放してはいませんでした。


そこで、ないなら作る!の精神で網戸を作りました。


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材料はすべてホームセンターで揃うものばかりです。

こちらは男子スタッフの作成です。


三澤 「Msの女子は大工仕事が下手です。もっと上手くなれ!」


前面に扇風機を置けば室内の空気が流れ、室内環境は格段に良くなりました。

 

さらにこれだけではありません。

事務所のロフトにある西向きの開口部。

夕暮れ時の光は美しいのですが、温熱環境上遮蔽するのがセオリーです。

なので、開口部に断熱材を貼って日射遮蔽+断熱化を図りました。


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こちらもホームセンターの材料を使ってスタッフが作りました。

今回は発泡スチロール厚30です。

窓枠に角材を紐打ちし、発泡スチロールを固定しています。


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ジャロジー窓の操作ハンドル部分は発泡スチロールを切取り、パーフェクトバリアを詰めています。


その効果か、日中の熱い時分にダイキン製エアコン(ヒートポンプ)をつける場合でも設定温度は29度です。

 

建物を新築する際に完璧な性能を求めず、住みながら少しずつ自分たちで改良していくことが

大事だと思います。


これからも続く改良を設計のヒントに、日々の仕事に還元していきたいと思います。

 

スタッフ:戎野

大山へ パン屋さんの増築計画

約5年前、Msは大山で店舗(パン屋)付き住宅を建てました(過去のMs日記参照)。

雄大な大山の風景の中に建つそのパン屋さん(コウボパン小さじいち)、天然酵母のパンが大変評判でして、人気のお店となっています。

他県からのお客さんも大変多いとのこと。せっかくなので大山の自然の中で食事もできるスペースを・・・ということで、カフェスペースの増築を計画しています。

このたび、計画の打合せに大山まで行ってきました。

大山を背景に、小さじいちの店主・西村さんと工事を施工する音田工務店さん。

竣工後5年経ったパン屋さんです。初夏は緑が生い茂り、とても気持ち良いです。シンプルなお店と緑が調和します。

外壁に貼っているのは赤味の杉板で塗装はしていません。時間とともに風雨にさらされて、自然にグレーに変色しています。

 

写真の右側が店舗、左側が住居部分です。薪ストーブが設置してありますので、冬に備えて薪がたくさん積んであります。今年の冬は鳥取県は豪雪でした。家の周りは2m近くも雪が積もり、なかなか外出もできなかったとのこと。さらに雪で停電した日も!そんな中でも、薪ストーブがあったおかげで暖かくすごせたというお話を聞きました。原発事故で自然エネルギーが注目される中、薪ストーブは最適な暖房器具の可能性があります。

 

店舗の前の空地に増築をする計画ですが、今の店舗からの眺望を妨げないこともテーマの一つです。これから夏にかけて工事を行う予定です。完成した姿はまた紹介します。

 

 

大山のパン屋さんから車で30分くらいのところにJパネルのレングスがあります。昨年秋に、米子木材市場でサワラの丸太を競り落としました。そのサワラを製材し、パン屋さんの増築工事に使用する予定です。検品も兼ねてサワラを置いているレングスに訪問しました。

 

製材したサワラです。4寸角に挽いたものは柱に使います。一部節はありますが、きれいな材料がとれました。原木は製材してみないとどんな材料が取れるか分からないですが、この材料を見て安心しました。40㎜厚に挽いたものは造作材に使用します。良いもの、イマイチなもの、様々な幅のものがあります。適材適所に使っていきます。

 

この春、レングスでは新たに木質バイオマスボイラーと木材乾燥庫を増設しています。

バイオマスボイラーではJパネルの製造過程で発生する木片を燃料とします。これまでは全て灯油が燃料でしたが、このバイオマスボイラーの導入により、灯油の消費量は半減します。Jパネルは生産にも自然エネルギーを活用し、さらに環境に優しい素材となりました。

 

 

新たに設置した乾燥庫。Jパネルの生産量は乾燥がネックになっていましたが、これにより生産量は従来の1.5倍となる予定です。

震災の影響で合板などの構造用面材が全国的に不足していました。その影響を受けてJパネルも需要に生産が追いついてない状態でしたが、7月からは50%UPの生産量です。これからもJパネル、どんどん使っていきます!

豊中の家(長期優良住宅)が完成しました!

3月に上棟した豊中の家が竣工しました。Msの長期優良住宅先導事業に基づいた物件です。

今回は夏の遮熱対策がテーマの一つの住まいです。

延床面積28坪のコンパクトな住まいですが、Msの木の住まいが凝縮されています。今回はそんな豊中の家のご紹介です。

豊中の家は、2階にキッチンやリビングがあり2階中心となる住まいです。当敷地の周辺には敷地いっぱいに建つ住宅や3階建ての住宅が多いので、2階を中心にすることで日常の視線を少しでも上げて周囲と軟らかく仕切られる工夫が必要なのです。

と言っても、南と西側が接道していて北側(写真左手)は水路に接している為、日差しは充分確保できます。

  簾取付け 簾なし

屋根の勾配がそのまま2階の居室の勾配天井となるので、切妻屋根の場合天井上部の三角形部分に熱気が集まります。それを換気扇(写真左)で循環させ、夏場には1.25Mの深い軒や簾が日射遮蔽の役割になるのです。空気の循環が夏の対策には欠かせません。

結構これが効くのです!

もちろん、豊中の家は長期優良住宅ですので次世代省エネルギー基準をクリア(Q値2.38W/㎡K)しているのですが、基準値の算定には影響を及ぼさない工夫や効果も取り入れることが大切です。

下の写真のように、窓に格子を設けているのは視線を遮りながらも、通風を確保するためです。日中閉め切った状態にしていると空気の循環がなく、熱気がこもってしまいます。窓を開けながらも格子があるので防犯上も効果的です。

 

 

前後しますが、玄関部分。リシン吹付けの白い外壁に杉板が映える玄関です。

玄関扉を開けると、正面に見えるのが階段です。名付けて〝リートフェルト階段〟階段の踏板・蹴込板はMsお馴染みのクリの巾ハギパネルです。それと共演するのが杉の受材にタモの8角独立柱!このタモの8角柱には漆塗りも施しています。杉ばかりではなく広葉樹も要所で用い、表情豊かな住まいにするのが得意なMsです。

実はこの階段、踊場を少し下から覗いて見ると。。。

Dボルトで吊る階段 階段下は収納 DSC_0861

何とDボルトで吊っているのです!2階床の梁から吊っているので柱が1本で成立し、軽快な階段ができるのです。

名栗仕上げ、漆塗り式台

玄関入って右手の式台(唐松の床板)は、名栗加工を施し、玄関の独立柱と同様に漆塗りを行っています。

漆塗り:沢幸漆店 (石川県小松市)

吊照明も大工さん作製 ダイニングテーブルはクリ巾ハギパネル 

階段を上がるとキッチン、リビングダイニングです。

2階に2本あるクリの8角大黒柱も漆塗り。何とも頼もしい風格です。ダイニングテーブルは階段と同じクリの巾ハギパネルです。キッチンカウンターと一体のダイニングテーブル、コンパクトにまとまっています。

テーブル上部の吊照明は大工さん作製です。クルミのフローリング材で出来ています。表情豊かなダイニングになりました。

完成見学会 完成見学会2

住まい手さんのご厚意により実現した見学会には総勢30名以上の方々が参加して下さいました。みなさんメモやカメラを片手に、説明に耳を傾けておられました。豊中の家の住まい手さんも芦屋の家赤杉の家の見学会において仕上げのイメージ等を見て頂いていました。今回も工務店や設計者の他に一般の住まい手さんも参加して頂き、充実した見学会となりました。ここからまた新たな「木の住まい」づくりがはじまっていくのです。

古江台の家(RC住宅改修)完成しました! (大規模リフォーム)

新緑の映える季節。Ms事務所の程近くにて行っておりました改修工事物件が完成しました。

閑静 な住宅街の中に、木々に囲われた軒の深い端正な住宅が建っています。

この住宅、鉄筋コンクリート造2階建てで築45年経っていますが、完成した姿は新築そのもの。近所の方々は新しい家ができたと思い込んでいます。

 

改修前の写真です。150坪の敷地に約50坪の住宅が建っていました。シンプルな形でしたので、構造体はそのまま利用しています。断熱改修を行った上で、内装・外装は全て新しくしました。既存建物は屋根の下にのみ断熱材が入っていました。

今回の改修では屋根、外壁のコンクリート躯体を断熱材で覆っています。Q値も次世代省エネクラスまで上げることができました。

 

  

 

   

解体中の様子です。既存の内装は床・壁・天井を全て撤去しました。プラン上必要な窓や出入口は構造を確認した上で、既存の壁に開口を開けました。

コンクリート相手の仕事はかなりの手間がかかります。大工さん3~4名が常に現場で作業をしていましたが、約1ヶ月は解体工事にかかりました。

 

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解体後、コンクリート躯体のチェックを行い、補強が必要と思われる部分には鉄筋コンクリートの柱を入れています。

壁には既存躯体の上から厚さ50㎜の断熱材を貼っています。

 

 

 屋根の施工状況です。既存のコンクリート屋根の上に木造の屋根を乗せました。

軒の出も1M→1・5Mと大きく出しています。垂木の間には断熱材フェノバボードを入れ、さらに遮熱シートも入れています。

もちろん屋根通気を設けて、熱い空気を棟から抜くようにしています。屋根の断熱はこれからの夏を考えると必須です。

 

 

敷地の南側はかなり広い庭のスペースがあります。今回、造園工事は神戸の花康さんに施工していただきました。家の正面に立つのはヤマモミジです。白く仕上げた外壁に緑が映えます。

 

 リビングダイニングの南には既存の庇を利用して大理石貼りのサンルームを増築しました。南側は全面開口とし、庭に向かって大きく広がるプランとなっています。

床はクルミのフローリング、壁は珪藻土で仕上げています。改修前に比べると、格段に明るい空間となっています。

 

 

ダイニングキッチンの東側には元々壁であった部分に新たに開口部を設けました。東の光が差し込みます。窓の先に見えるのは隣家の緑です。きれいに手入れされたお庭を借景として楽しむことができます。

キッチンの横の窓も腰壁部分を撤去して、掃き出し窓に変更しました。窓の外にはデッキがあり、キッチンを明るくすると共に、使い勝手をよりよくしています。

 

 キッチンはタモの板に人大天板を乗せた、Msおなじみの大工施工のキッチンです。

シンクのあるアイランドカウンターは2.2M×1.1Mと広々と使える大きさです。ダイニング側にキッチンチェアを置いて、簡単な食事をすることもできます。吊戸棚や建具などは全てタモ材で造作しています。

カウンター下は引き出し収納となっています。キッチンの形状は住まい手さんも悩まれていましたが、食器などの収納も十分に確保したこのキッチンには大変ご満足いただきました。

 

階段は力作です。タモの格子で階段板を受けています。階段板はクリ材です。

2階の窓からの光が階段を通して下りてきます。

 

 

   

1階の南西には和室を設けています。竿縁天井、ジュラク塗壁などで仕上げた本格的な和室です。造作材には吉野の赤杉。もちろん節は一つもありません。すばらしくきれいです。床の間もシオジ、クリ、梁瀬杉など上質な木をふんだんに使用しています。

南の窓の前には月見台のようなデッキを設置してあり、和室からも庭の眺めを楽しめます。

 

南の庭の前にデッキを作りました。デッキ材 はセランカンバツという非常に強い木材です。価格は高めですが、大きなデッキを作る場合は後々のメンテナンスを考えておく必要があります。初期のコストがかかっても、耐久性の高い木材を使うことをお勧めします。

目の前に植えた植栽がデッキに木陰を落とします。街の中にいながら木々に囲われた心地よい空間です。

住まい手さんからも「改修でこんなに良い家になるなんて凄いですね」と嬉しいお言葉をいただきました。在るものを利用し、より良い空間を作り出す。これからの時代、上質な改修設計は設計者の命題となります。

月に一度の山歩き

6月19日

月に一度の山歩きの会です。

リーダーは面高氏、水原氏。

私・三澤と同世代「花のニッパチ」いいまわしが古いですが昭和28年生まれなのです。

面高氏はパン屋「アンリ」のオーナーで支店の1つがMs事務所の一区画にあり、

千里古江台の皆様に重宝がられています。

小野原の店舗も設計しました。

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梅雨の最中の山歩きです。

上下のゴアテックスの雨具を用意してゆきます。

南海電鉄・和歌山線 泉佐野駅からバスで30分ほど犬鳴温泉終点で下車、

12~13kmの山道を廻って同じところに戻ってきました。

山登りのお楽しみは温泉とアフター5の飲み会です。

山岳信仰の山です。この七宝滝寺で心もあらわれて、いざ!けもの道をゆきます。

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和泉葛城山 標高649mまで川沿いから登る一方です。

久しぶりの大汗です。

途中へびいちごが道端にいっぱいなっていました。

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ビタミン補給です。

こんな紫色のかわいい高さ5㎝もない花が咲いていました。

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このあたりの山はヒノキ山です。

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手入れもよくされていて太陽光がさんさんと山の斜面を照らします。

その日は雨でしたが私達が数時間歩いている時だけ小雨でしたので

ほとんど濡れることなく気持ちよく下山してきました。

お目当ての温泉は不動口館です。

ここの半露天風呂がとてもよい。95点はあげたいです。

温泉も心地よく、今の季節夜だとホタルがとびかっています。

ここの写真は残念ですがありません。

 

朝食は昨日犬鳴山で買ったものをさっそく頂きました。

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シイタケはオリーブオイル・ニンニクで強火で炒めただけにもかかわらず、とてもおいしく頂きました。

ビッグサイズなサヤエンドウ?(アンデス何んとかって言ってました)は湯通しし、

マヨネーズをつけて食べました。

こちらもおいしかったです。

魚は以前Msスタッフだった大橋君が釣ってきたアマゴで

几帳面に内臓を取除き、冷凍パックにしていただいたものです。

朝の食事が三澤家の一番の御馳走タイムです。

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ちなみに朝食は毎日私が作っています。

本当に本当です。