塗装作業、そして秋の味覚

11月も半ばを過ぎました。今年も残り1ヶ月余りです。11月に入っても暖かい日が続いていましたが、ここ数日で気温もかなり下がってきました。冬の到来を予感させます。

Ms事務所から車で15分の場所にて改修工事を行っています。この現場はお引渡し直前です。竣工前は恒例のMsスタッフによる塗装。今回も木製建具や外部の木部などを塗装しま した。

 

室内の木製建具には白い柿渋を塗ります。建具の周辺や、取手などの金物に塗料が付かないように養生をした上で、色ムラができないように丁寧に塗り進めています。

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外部の木製建具などは外部用のクリア塗装をします。(オスモ社のウッドステインクリアプラスという塗料です) 耐久性が高く、汚れや紫外線による変色を抑えてくれます。

チークの建具を塗装しています。右が塗装済み、左が無塗装。透明の塗料ですが、木材に含浸して木の色目を引き立てます。

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無事に塗装も完了しました。

 

お昼頃に作業が終了し、事務所に戻ると、昼食が用意されていました。

本日はなんと松茸御飯です!(三澤所長の調理です!)

秋の味覚の王様:松茸がたっぷり入っています。いい香りが漂い、味は最高です。

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今日は福島事務所のスタッフも参加してのにぎやかなランチとなりました。みんなでおいしい食事を楽しみ、午後からの仕事も大いに捗った一日となりました。

(スタッフ田尻)

薪棚を作りました~大垣市G邸

今年7月に竣工した大垣市にあるG邸の薪棚作りを行いました。

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薪棚はセルフ施工するという計画で、本体工事は土間コンクリートの打設のみとしていました。

G邸は20代のご夫婦の住まいです。

ご主人の職場の方々が応援に来てくださいました。

みなさんお仕事柄、体力もあり、とっても頼もしい助っ人です。

ご主人と職場の方々、MSDスタッフの総勢7人での作業です。


 まずは部材のカット。

寸法と本数を確認し、作業開始。

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そして塗装。

屋根は付きますが、基本的に雨ざらしになるため、しっかりと塗装します。

もちろん木口は念入りに塗装していきます。

 

いよいよ組み立てです。

各部材を振り分けて、ビス留めします。

声を掛けながらのチームワーク、さすがです。

薪棚が組上り、お~! という喜びの声と拍手が沸き上がります。

 

そしてお昼ごはんタイム。

敷地内に井戸があり、庭木の散水等に活用しています。

なんだかレトロな雰囲気で、ほっこりする時間です。

 

 

作業再開。
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残りのフレームも同様に組み立てて、土間コンクリートの上に並べました。薪がたっぷり入りそうです。

屋根を付けて完成した所です。
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着工時からずっとためてこられた薪がびっしり入った薪棚、見ごたえがあります。

今年の冬は薪ストーブを囲みながら、素敵な時間が流れる事と思います。

みなさんお疲れ様でした。

(スタッフ/葉賀)

調査に行ってきました~愛知県~

11月に入り、朝晩は寒くなってきて、自転車での行き帰りが辛い季節となってきました。

皆様、風邪などひかぬよう体調には十分ご注意下さい。

先日、住まい手の方から、床が傾いているということで、

愛知県にあるI邸の基礎、地盤調査をさせて頂きました。

建物周辺

家がどれくらい傾いているかを知るため、

デジタル傾斜計で柱や床の傾きを測り、家が傾いている状況を調べます。

住まい手の方が気にされていた場所は、大きく傾いていました。

デジタル傾斜計  柱傾斜測定

基礎の不具合の状況を知るため、

床下に入り、基礎の割れや鉄筋の有無の状況を調べます。

台所点検口より  基礎

 

その他、外壁の不具合や、傾いている原因を知るため、

外壁や外構の不具合を調べます。

外壁  階段アプローチ

調査の結果から、傾いている状況や基礎や外壁の不具合が分かりますので、今後の補修方法を決めていく上での大きな指標となり、補修計画が立てやすくなります。

補修や改修を行う上で、現在の状態を把握する事は大切な事ではないでしょうか。その方法として、調査は有効な手段だと思っています。

(スタッフ:木下)

メンテナンス 翠ヶ丘の家

2001年に竣工した物件の住まい手から、竣工後10年経過したということで、

外壁の塗替え、設備メンテナンス、床下の点検等を依頼されました。

点検には、実際に施行された中野工務店中野社長、大工棟梁竹内さんに同行頂きました。


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芦屋にある、この翠ヶ丘の家はJパネルを構造体として設計に取入れ始めた頃の物件です。

2階が居間となっており、中庭のある西側に大きく開口を設けています。

その為、よしずの付け外しを日常的にされていました。

しかし今では、竣工当時に植えたケヤキが立派に成長し、

涼しげな木陰をつくってくれています。


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都市のオアシスとしての樹木が大切であることを教えてくれます。


床下の点検です。

きちんと潜れるようにしてあります。

 

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スタッフも床下に潜るのは慣れたものです。


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土間コンクリートを打っているので床下は乾燥しており、異常は見られません。



屋根にも登りました。


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フッ素加工が施された板金を採用し、メンテナンスに手が掛らないよう配慮しています。

その効果もあり、全く退色や劣化が見られませんでした。雨漏りなどもありません。

25年前、事務所を開設した当初は技術の甘さもあり

大雨で住まい手にご迷惑をおかけしていましたが...


軒樋には成長したケヤキの葉っぱがたくさん落ちていました。

こればかりは、清掃を行っていただくしかありません。

大工の竹内さんにも樋の清掃をしていただきました。


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その他、建具等の消耗が多い部分に調整が必要となったぐらいで

10年とは思えないほど住まいを綺麗に維持されておられました。


住まいを設計するにあたり、手のかからない素材や納まりとすることで

その後の維持管理手間・費用を抑えることはできますが、それ以上に

住まいを大事に使っていただく『住まい方』も大切なのだと

メンテナンスに伺う度に再認識します。


三澤

リフォーム I邸構造見学会<長期優良住宅先導事業>

大阪府藤井寺市にあるI邸の構造見学会を行いました。

改修工事が始まって約一月が経ち、構造体の補強工事も終盤を迎え、

どのように外科的手術(構造補強)を行ったのかがよくわかるタイミングでした。

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もちろん現場には住まい手さんにもお越しいただきました。

図面や模型よりも、直接現場で見ていただくことが

『どのように住まいが変わったのか。』

を、理解いただく一番の方法だと思います。

最終的には壁の中に隠れてしまう構造体ですが、隠れてしまうからこそ住まいが

どのようにできているか、災害から守ってくれているのかを知っておくことが大切です。

住まいと住まい手の間に信頼関係を築く橋渡し的な役割も

設計者には求められているのではないかと思います。


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写真は1階から2階床を見上げているところです。

濃い色が既存、明るい色が新設の構造材です。

色の違いでよくわかります。

隠してしまうのが勿体ない。と、心底思うほど綺麗な奈良吉野の杉材。

その床梁にさらに根太を細かく入れていますが、ちょうどこの上がご主人の趣味の部屋。

レコード、CD合せて6千枚近くお持ちなのです。(重量にして300kg超。)

この荷重を支えるために必要なものでした。

住まい手のライフスタイルに合わせ、今あるものを活かしていくリフォームには

単純なマニュアルは存在しないことを理解しました。


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続いて三澤が説明しているのが基礎・土台の防腐・防蟻塗装についてです。

白く見えるのがそれで、抗酸化リバースコートという珪藻土を含んだ塗料です。

人に害はなく、内装材としても使用されているそうです。


形だけでなく、本当に長く住み続けられる良い家の普及のため

見学会は大きな意味を持っているのだと思います。

 

(スタッフ:戎野)