川原町の家の材料を見に山へ行ってきました。

たびたびMs日記に登場する川原町の町屋の改修+増築につかう木を見に、岐阜県美濃市洞戸の山に住まい手とともに行ってきました。伐採地であるこの山は、長良川の上流で、まさに建築地の川上になります。

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まだ、年末に降った雪が残り、岐阜市内よりもだいぶ寒かったです。三澤文子さんの防寒も完璧です。

山を案内して下さったのは、川原町の家の地主さんでもある雛屋林材の桑原さんです。

今から伐るので、材の長さも指定してくださいとおっしゃってくださいました。

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白いテープが巻かれているのが、今回の工事で使う木です。樹齢50年から60年程度の杉です。太さを測ると12センチ×27センチ程度の梁であればとれそうです。

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 山に行った後のメールのやり取りで、住まい手・設計者ともに、立っている姿に対面した木で家をつくるということはとても贅沢だという感想を語り合いました。

改修では、岐阜の様々な木材を使い、「岐阜県の木の見本として使える家にしたい」と、住まい手さんからご要望をいただきました。出来上がりが楽しみです。

(スタッフ:中井)

まもなく二十四節気の一つ、大寒です

大阪は一応、瀬戸内に面していますが、一月中旬のこの季節寒いです。

事務所にはヒートポンプの暖房機がありますが

去年の原発事故からMsでもLED照明に取り替えたり、足元で使っていた電気式のヒーターは全て撤去しました。

ひざ掛けや肩掛けを羽織り、なんと消費電力が去年の35%も削減されていました。

頑張っています。

 

Msには薪ストーブが事務所に1台、自宅に2台あります。

それ故冬場の薪集めは大切な仕事です。

関西では奈良吉野にある阪口製材所や羽根建築工房など、国産材の杉を供給している所があるので、よく薪をいただいています。

とても助かっています。

また、Msの現場があちらこちらにあるので、現場で出る端材を、薪として利用することが出来ます。

日常は杉の柱・梁を私が斧で割っています。

文子さんは100%手を出しません。

男の仕事です。

 

先日も阪口さんが箸用の杉材で利用できない木端を持ってきてくれました。

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長さが8寸です。

この木端の小口を見てください。

こんなに緻密な杉を利用しています。

これも資源を無駄にしない、吉野のもったいない精神で

構造材、造作材、その木端のさらに端材を利用しています。

 

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この小口をみてください。

しかしもったいない。

ほれぼれするくらいの年輪です。

 

 

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居間の薪ストーブの風景です。

北欧デザインの物です。

炎の揺らめきも美しくデザインされているように感じます。

 

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茶の間のストーブはそれとは違い、とても無骨なデザインです。(中国製)

三澤家で最も重宝されているのがこのストーブで、10年間使い続けています。

 

今日、コボットの田中君が薪を持ってきてくれました。

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廃材利用です。

イペ、クマル、ジャラ、ウエンジ等のデッキ材の木端です。とても重いのです。

ゆえに燃焼時間がとても長くもちます。

 

最後に事務所の屋外にバーベキューコーナーがあります。

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季節のよい時はパーティーなどでとても重宝します。

15日のどんと焼きに、今年は出せずにいたので、正月飾りを自前でどんと焼きしました。

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事務の石田さんがやっていました。

三澤

岐阜県岐阜市河原町に詳細調査に行きました。

ここ河原町は岐阜市内でとても趣がある町並みが残るところです。春に一度訪れ、また夏にはイベントの一環として「河原町・小さな町屋改修の試み展」が行われました。そして、今回冬に詳細調査ということで訪れました。

 

春_河原町k邸    夏_河原町k邸

冬_河原町k邸   

左上が春、右上が夏そして一番大きな写真が冬となります。天気の違いはありますが、庭の植栽の違いにより季節の移り変わりが何となく感じることができます。

 

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本日は時々、雨がちらつき、気温も低く寒い中での調査となりましたが、しっかり作業は行っております。お施主さんに、挨拶のうえ、スケジュールの確認等を行い調査開始です。

 

冬_河原町k邸_床下 冬_河原町k邸_床下2

冬_河原町k邸_小屋 冬_河原町k邸_小屋2

床下担当は、畳や下地の板を取っての作業となります。床下スペースがあまりないので、床下に潜っての調査ができないため、頭を突っ込んでの調査を行い、小屋裏担当は梁・桁の上から落ちないようにまた、小屋裏の高さ低く、頭をぶつけないように注意しながら慎重な作業となりました。

 

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住宅というと個人の資産である為、町並みといったことはふと忘れがちとなるかもしれません。しかし、河原町の趣のある町並み・景観を考えますと新築ではなく改修により、住まいを再生していくことの良さが分かるのではないでしょうか。

調査終了後には、お施主さんを含めて本日の関係者全員での記念撮影となりました。後日、趣のある町並みにとてもマッチした改修後の住宅をお伝えできればと思っております。

(スタッフ:小松崎)

胡桃山荘完成!

2012年が始まりました。

今年はどこも「あけましておめでとう」という言葉は少なかった年始です。

東北地方での災害は今も続いています。自然災害から人災に転じている今の現状。東北のためにもしっかり仕事をして日本を元気にしようという心構えが今正直な気持ちです。

昨年末、天竜川沿いの箕輪町にJパネル、鳥取県智頭町の構造材を使ったモデルハウスが完成しました。施工は㈱北沢建築さんにお願いしました。

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寒い外の風景ですが5月になれば緑いっぱいの胡桃山荘です。

厳冬期の伊那地方です。私は12月の末日、大晦日を含めて2日泊まりましたが朝4時の気温が寒い時で-14℃まで下がりました。

昼間はだいたい1~2℃です。もちろん外気温ですよ!

信州では薪ストーブが日常です。大阪でももちろんたいていますがここの薪ストーブは少し大きめのものを入れています。

日中常に2~3本の薪を入れておけば室内は20~22℃くらいで安定しています。

驚いたのは夜中。夜9時頃にナラの薪2本を入れて空気をしぼっておけば、なんと朝起きて温度計を見ると17℃あります。

断熱性能がとてもとても良いのです。Q値なんといっても1.8ですから。

私の千里の家、朝2階から起きてくると温度計室内で10℃です。

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外の南側からよく見えるオープンキッチンの居間です。LEDの照明器具もおしゃれです。

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サカモトさんの赤白柾の階段板。極上物です。足ざわりがとてもいいです。

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2階天井には構造材としてのサカモト200年杉。天然杉に近い杉赤節の立派な梁とそよ風の装置が似合っています。

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2階にはアルフレックスのマレンコチェアー。私が35年前に購入したものです。ファブリックを張り替えて新品に生まれ変わりました。

1階からの薪ストーブの煙突もあって暖かい2階です。

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お風呂は極めつけです。漆のサワラの板に桧の丸型の木風呂です。

近くに私の大好きな「ながたの湯」(天然温泉)があるのでまだ一度も入っていません。

もう少し待った方がいいかもしれません。かぶれるかも!(冗談です)

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そして外はこの通り川のしぶきも氷になるような冬です。

春頃オープンの予定です。是非遊びにいらしてください。

H邸10年メンテナンス

西宮市の高台に建つH邸は2002年に竣工した住宅です。

竣工後約10年が経ち、家の各部でメンテナンスが必要な時期となりました。

先日Msと工務店により、一斉点検を行いました。

 

家の内部、外部、設備など、しっかりと確認。

その中で不具合がある部分 については、このたびメンテナンス工事を行いました。

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まずは屋根軒先の雨漏です。雨が降るたび、軒裏から水が滴り落ち、軒裏の杉板に雨シミができていました。

屋根に上り確認、さらに軒裏の板をはずして確認したところ、内樋の継ぎ目のコーキングが劣化し、切れた状態となっていました。そこから水が漏れていました。(H邸では軒樋を設置せず、屋根の中に内樋を設けています。)

  

  樋のジョイント部のコーキング

 

樋を下より確認 

  

再度コーキングを打ち直して止水することもできますが、それでは同じように劣化してしまいます。

 

そこで、樋の上にFRP防水を施しました。これであれば継ぎ目が切れるようなことはありません。防水面でも長期にわたって安心です。

 

次は建具です。 

 

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木製の玄関建具、門扉は風雨にさらされかなり色あせていました。また、足元のレールが劣化し、建具の動きが悪い状態でした。

 

玄関、門扉とも既存のレールを撤去し、レールを新しく設置しなおしました。

建具の動きはとてもスムーズになりました。門扉はJパネルとチーク材を使い、新しく作り直しています。Jパネルは3層構造となっているため、無垢材に比べると反りにくく、建具にも使用できます。チーク材は木材の中で最も耐久性が高い材料です。

次は外壁です。

 

 

杉板に木部用塗料を塗っていましたが、時間の経過とともにかなり色が薄くなり、風雨による汚れが付着しています。

外壁の杉板、木製格子、木製建具を全面的にサンドペーパーを掛けて汚れを落とした上に、耐久性の高いオスモカラーで塗装しました。

 

 

 

薄く色を乗せるだけではすぐに色落ちしてしまう可能性もあるので、しっかりと白い塗料で塗りなおしました。きれいな外観はできるだけ長くもたせたいものです。

 

その他、室内の建具の紙も張り替えや調整なども行いました。

張替え前

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張替え後

 

年末に間に合うように工事を行い、住まい手さんにもすっきりと気持ち良くお正月を迎えることができると喜んでいただきました。

木の家に長く住んでいただくには必ずメンテナンスが必要です。定期的な点検やメンテナンス工事もMsの大切な仕事の一つです。

スタッフ 田尻