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建物の温熱環境についての意見交換

先週、奈良県の今井連窓のいえに前真之先生が見学に来て下さいました。

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写真は前先生、住まい手Sさん、中野弘嗣さん(水の葉設計社)三澤文子とMsスタッフです。

まずは、三澤がこの家の改修前の状況や改修後の温熱性能について説明を行います。

こちらの住まい手Sさんは、建築業界の第一線で活躍されているので建物の断熱や日射などについても話しが弾みます。

さっそくサーモカメラで測定してみましょう。と、前先生

2個のカメラを手際良くパシャ、パシャと撮影を行いました。

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撮影した画像を、前先生の解説付きで見ていきます。

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写真は、エアコン取付け位置について、床下エアコンの意見交換を行っているところです。

日頃から色々な分野の方とお話が出切ること贅沢と感じているのですが。今回の建物温熱環境についての意見交換は密度濃く、贅沢な時間となりました。

多忙な時期に私たちを迎えて下さった創造工舎さん

温熱環境について貴重なお話をして下さった前先生。

ありがとうございました

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スタッフ新井

四條畷市の家、上棟しました

四條畷市の家の改修工事の様子をレポートします。

・詳細調査の様子はこちら

・清祓い式の様子はこちら

・基礎改修工事の様子はこちら

解体と基礎改修、そして1階の構造補強との同時進行で、2階構造材の「刻み」を行い、着々と上棟の準備をしていました。

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現場から車で10分の作業場にて、墨付けをしているのは棟梁の島岡さんです。

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今年明け、刻んだ材料を現場に運び、まずは既存の2階床梁の上に新規床梁を載せていきます。

梁は載せているだけではありません。

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M12ボルトで新旧の梁を緊結します。

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1階から天井を見上げたところ。穴は後ほど埋め木をして塞ぎます。

床梁の設置後は、柱・棟木(頂上の梁)を組んでいきます。

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そして、垂木(登り梁のような断面)をかけます。

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天井高は高いところでは2.8mありますが、一番低いところは1.2m未満です。

計画時は天井が低くないか心配をしていたお施主さんも、「思っていたより高いですね~。」と、安心していただきました。

高いところと低いところのめりはりがある方が、かえって落ち着くことが出来る空間になるのだと思います。

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因みに、解体前の様子はこちら。部材は数本折れていました。

又首(さす)構造で、45度程度の屋根勾配があります。

なるべく改修前と同じ外観になる様に、改修後の屋根の高さを決めました。

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外観はこの様になっています。改修前の面影を残したいとの意図があります。
これから外壁板張り、左官工事を行うので、どのような外観になるのか楽しみです。

スタッフ 酒谷

保育室の改修工事が終わりました!~「木の香りがする。」って好評です。

年が明け1月14日から2月22日までの5週間の工事期間にて、静岡県沼津市の保育園の0歳児室、1歳児室の改修工事が行われました。

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施工は、富士市の建築工房わたなべさん。監督の新井さんは昨年末から準備を始め、抜かりないようにと緊張感いっぱいです。大工さんも数人入り、Msも中根君が現場に通って、入念な打ち合わせです。杉パネルを使った大工の造作家具の打合せは、住宅ではおなじみの光景。

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保育室の腰板は無地の杉の赤身材を使います。巾木、見切り板が面一(つらいち)なので、大工さんは随分時間をかけて張り上げています。上下は白太で揃え、縦板も色味を合わせる丁寧さに、園長先生も感心して作業を見守っていました。

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この日は、園長先生の提案とかで、年長さんが工事の見学です。大工さんが削った鉋屑を「ちょうだ-い!」とせがむ子どもたち。大工さんがモテモテでした。鉋屑を鼻に近づけて「いいにおい!」と叫ぶこともたちに「おれら、もう匂い、感じないな。」と大工さん。

木の匂いに包まれる仕事ってなかなかいいんじゃないかな。なんて思います。

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そんなことで、杉パネルを使った調乳スペースも出来上がりました。住宅のキッチンの雰囲気です。少し違うのは、赤ちゃんの目線でつくること。赤ちゃんの手が触るところは、なるべく温かくて柔らかい杉の木。調乳室へも入れないように腰高の引き戸があります。

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赤ちゃんが見上げると「満月が乗っかっているのかな?」って思うかどうか?

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大人の目線から見ると、腰高の引き戸の戸当りを兼ねた、振れ止めの木の玉です。手触りが良く思わず撫でたくなるので、いたるところに取り付けたい気分になります。

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高さ45㎝の子ども用手洗い台。これもいつもの洗面台を造る要領で、特注で製作しましたが、配管では水道屋さんがずいぶん苦労したとのこと。何とかおさまったので、監督の新井さんからも笑みがこぼれています。

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床板はヒノキのフローリング。アルミサッシの手前には ポリカツインの入った木製建具で、框も杉材。付け柱も杉材です。これが付いたことで、ビフォア―アフターが一新しました。なんといっても「保護者の方々が、木の香りがする!って好評です。」とニコニコ顔の園長先生の感想が、厳しいお仕事へのなによりのご褒美でした。

三澤文子

薪材の調達 ~暖を求めて~

皆さん

こんにちは。

再び薪ストーブの記事です。

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前回の記事でアルバイトの学生達にも薪を手伝ってもらい始めましたが、無事に彼らも薪ストーブの虜となり、

アルバイト達との協力体制で火を絶やさないように、日々、事務所の暖を保っております。

今回はそんな暖を確保するために必要な薪材の補給についてです。

薪ストーブを導入しようと思うものの、薪材をどう供給するかという悩みが出てくるかと思います。

ホームセンターなどで定期的に購入するとしても、一定のコストがかかってきます。

なんとかコストを抑える、もしくはコストをかけずに薪を確保できたら一番だと思います。

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薪材を入手できる可能性の候補としては

・製材所

・材木店

・森林組合

・役所 土木課  など

上記以外にも様々あります。

木の伐採を行っていたり、薪材につかえる間伐材がある可能性があるところへダメもとで問い合わせてみるのも良いかもしれません。

また、個人にはお渡しをしていないところもある為、根気よく聞いていくしかありません。

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Msでは、写真のような、設計した物件の現場から余った端材をもらって来たり、お世話になっている材木屋さんや家具製作の工場から端材を頂き、薪材を確保しています。

基本的には薪ストーブのオフシーズンである夏に薪材をコツコツ調達して薪棚にストックしていき、冬に向けて準備をしていきます。

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二段×2あるこの薪棚には、昨年の12月当初は薪で埋め尽くされていましたが、現在は残すところあと少しです。

他の場所にも薪材はまだストックしてありますが、そろそろ補給せねばなりません。

暖かくなるまで、もう少し。引き続き、事務所の暖を保ちます。

スタッフ宮本

屋久島で家づくり始めます! ~濃密な屋久島での2日間

2月8日寒波で日本中が凍えるこの日の朝、伊丹から鹿児島経由で屋久島に向かいました。

屋久島に移住される御夫妻(すでに屋久島にて仮住まいをされていますが)の拠点づくりの依頼を頂いたのです。今回は、計画敷地を見に行くのと、屋久島の林業や製材所など、屋久島の杉を使う可能性を探る調査のためです。

屋久杉というと樹齢1000年以上のスギのことをいうのだそうですが50年生~60年生のスギの山も普通にありました。これら「地杉」というそうです。

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この地図で、黒枠で囲まれた部分が国有林、その他は民有林。みれば島のほとんどが林地です。海際に農地や居住地があるのみなのです。道も大変わかりやすく、海岸に沿って県道があり、その道を行き来するので、町の様子はとても把握しやすいのです。

花崗岩の岩盤の島、屋久島に育つスギは、岩盤のため栄養が少ないことから成長が遅く、木目が詰まっていて、雨量が多くて湿度がかなり高いことから、樹脂分が多く、それゆえ腐りにくいのだそうです。

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今回お世話になった「屋久島大屋根の会」の浦田功さんに、屋久島のこと、屋久杉のこと、屋久島らしい家づくりのことなどなど、多くのことを教えて頂きました。こんなに豊富な森林資源があるのに、「島では地杉があまり使われていないのが現状。」と嘆く浦田さん。そこで、「今回は屋久杉を使うことを基本方針としています。」

と高らかに宣言しました。

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夕食はステキなお料理さんに連れて行っていただきました。「ここは素晴らしい!」依頼主のご夫妻2人と共に大はしゃぎ。この店主によるセルフビルドの建物や外構、かなりの時間をかけての傑作です。なにか時間の隙間に入り込んだような、不思議な気持ちになりました。

地杉普請の宿でグッスリ快眠させて頂いた翌日は、島の中間(なかま)地区の集落ツアーに加えて頂きました。

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島の古い家はほとんど平屋で瓦葺きです。防風のため、胸高までの石積みが連なる独特の路地空間にわくわくしてきます。

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集落ツアーのリーダーは、区長の川崎さん。この中間の海岸にはウミガメが卵を産みに来るのだとか。その様子を資料にして、解説して下さいました。

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ツアーのまとめは公民館での茶話会。区長の奥さんの手づくりのおやつです。葉っぱのお皿も奥さんのセンス。島の方々はいつもこんな風らしいです。

手づくりの御餅(草餅でした。)キンカン、タンカン、黒砂糖・・・・

「屋久島、最高ですね!」とまたまた大はしゃぎ。依頼主のご夫妻が、日本のこの地に 住まいをつくることを決めた気持ちが解るような気がしました。

濃厚な屋久島調査の2日間。これから設計がスタートです!

三澤文子

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