• 三澤康彦作品
  • Ms日記
  • 設計の特色
  • 設計の進め方
  • プロフィール
  • イベント情報
  • 事務所案内
  • 住宅医コラム
  • facebook
  • 掲載書籍
  • お問い合せ
  • 三澤康彦作品

月別アーカイブ

カテゴリ一覧

お盆明け

厳しい暑さが続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

お盆休みも終わり、Msも今週から業務を再開していますが、なかなか厳しい暑さが続きますね。

IMG_4579.JPG

事務所の庭の写真を撮ってみましたが、写真からも夏!という感じがします。

IMG_4590.JPG

日陰に温度計を置いて計ってみましたが、38℃....!!ほんとに正確かどうかはさておき、危険な暑さですね。

事務所の中はクーラーをつけているので、涼しいのですが、一歩外へ踏み出すと暑さに襲われます。

IMG_4588.JPG

所内にはメインテーブル上部の吹き抜け空間に面した2階があるのですが、冷気は足元に滞留するので上にはいかず、2階には冷房の冷気が届きにくいです。

その場合は、扇風機などを用いて空気の流れを作ることで、冷気を2階へ押し流したり工夫をしています。

気密性と断熱性能を高くすることでエアコンも効率よく運用できますが、

例えば2階にエアコンを設置したとして、1・2階がオープンだとエアコンの冷気が階段へ流れてそのまま1階へと落ちていき、2階は冷えにくいという状況になってしまうこともあるかと思います。

なので、階段と仕切るための建具を設置する場合もあります。住みながら仕切る位置を変える工夫をすることもあります。

DSC_1659.JPG

この写真では、階段へと続く空間と居室を建具で仕切っていますね。

家に住んでいて、皆さんはどの部屋でどう過ごしていますか?

季節によって過ごす部屋を変えたり、春夏秋冬それぞれでベストな部屋を見つけるのも面白いかもしれません。

まだ暑さは続きますが、熱中症などにもどうぞお気を付けください。

スタッフ宮本

穏やかな夏休みの、思い出の広縁 ~熊本「自適荘」のご紹介

5年前、改修を行い、蘇った、熊本県三角町の「自適荘」をご紹介したいと思います。

今年6月16日、カメラマンの畑拓さんに 改めて撮影していただきました。

1.jpg

自適荘の北には、有明海が。

海沿いの国57号線を渡れば、砂浜です。依頼者のMさんは小さいころ、ここで海水浴をしたそうです。

2.jpg

当時もあったかどうかはわかりませんが、自適荘の前には横断歩道があります。木々とセミの鳴き声に包まれたような海辺の別荘です。

3.jpg

長らく、空き家同然になっていた、この海辺の別荘の詳細調査を行ったのが2014年の3月。その後、熊本市内の新産住拓さんに施工をお願いし、2015年春に改修が完工しました。

かつては玄関の、向かって左にもお部屋がありましたが、屋根が壊れて著しい劣化があったこともあり、取り壊し、減築してコンパクトな別荘になりました。

4.jpg

大切に残したのは、海に面する北側と庭に面する西側にある L字型の広縁です。

たっぷりの広さがある1間幅の広縁で、床は、畳の高さにそろえて桧板を張りました。

5.jpg

改修設計では、劣化部分は全て取り換え、RC造の基礎を設けて耐震性を高めましたが、建物の形は変えていません。ここから見る佇まいは、「変えたくない。」と、強く思うほど、魅力的だったのです。

6.jpg

今回の撮影で、全面的にお世話になりました新産住拓の泉保さん、桝本さんには、写真モデルになってもらっています。すっかり、穏やかな夏休みを過ごすカップルになりきっていますね。

7.jpg

Lの字の広縁の、こちらが北向き側です。

ゆらぎのあるシングルガラスの木製建具は、そのまま使用しています。夏向きの別荘ということ、そして依頼主が強く希望したこともありましたが、夏の思い出を再現するには、この建具を残すことは必然でした。
ただ、改修前には無かった雨戸を新たに設けたのですが、このような海の近くで雨戸がなかったのは、その代わりに欄間の内側に準備されたカンヌキ棒(と表現したらいいでしょうか?)がその代用品だったようです。

7-2.jpg


これが「カンヌキ棒」が入った状態です。

8.jpg

こちら側が西向きの広縁です。揺らいだガラスのおかげで、懐かしい感じのする情景です。

9.jpg

モデルのお二人は、すっかりリラックスしています。泉保さんは、窓を開け放して昼寝でしょうか。

かつては、蚊取り線香をつけたり、夜は蚊帳を吊ったりしていたことでしょう。

10.jpg

二間続きの座敷は、東側の6畳の間を板間にして、ダイニングにしています。

続き間は、風通し良く、見通しもよく、西の庭が絵のように目に入ります。

11.jpg

振り返って、ダイニングから東には、キッチンと、右手、簀戸の向こうに洗面スペースが見えます。
キッチン左隅には、造り付けのベンチソファがありますが、依頼主曰く、「お昼寝用」とのこと。

12.jpg

ダイニングの北(海)側には玄関があります。この位置関係も、以前と変わりありません。 亀甲型の飾り窓もそのままです。

13.jpg

キッチンと洗面、そして写真手前に続く浴室は、既存建物を壊し、増築した部分になりますが、既存の雰囲気と馴染みよく空間をつなげることができたと思っています。

14.jpg

天井の高いダイニングは、伸びやかで気持ちいいものです。

そのダイニングから写真正面(南)に出て、右手側にも広縁があったのですが、南といっても斜面地が迫っていることもあり、耐震性能を上げるために、壁を設け通り抜けの収納スペースにしています。
短期間の滞在でも、荷物の置き場がしっかりあると、気分良く過ごせます。

15.jpg

そしてダイニングを南に出て、右手にはトイレがあります。

1坪の広さで、天井はポリカツイン6㎜(乳白)。使用中は、ホワーっと小屋組の垂木を照らして良い感じになるのではないかと思います。床の間の違い棚を利用した手洗い台も見えますね。

16.jpg

西・北に向く、L字型の広縁の 天井です。

既存の垂木、野地板を利用して(劣化部分は取り換え)新たに屋根を造り変えています。また、座敷部分、既存の竿縁天井の上にも断熱材が充填されています。

17.jpg

この自適荘では、80年前にこの木造家屋を造った大工の思考をなぞるように、改修設計を行うことができました。時代を超えて、現代の生活状況に合わせて変化させていった部分は数々ありますが、変わらず、そのままに残した部分も多いのです。その結果、以前ここで、ひと時暮らした人々には、懐かしい思い出の空間に蘇ったと、感じてもらえるのではないかと思います。

18.jpg

基礎が新たに造られ、必要な耐力壁は設けられましたが、このプロポーションはそのままに見えるよう努力しました。

19.jpg

お二人のご協力あり、畑さんに素敵な写真を撮って頂けたこと、感謝いたします。

20.jpg

夜になり、さらに、懐かしいような、寂しいような情景

21.jpg

山に抱かれた、小さな海辺の別荘の夜のひと時です。

(三澤文子)

ZOOM部屋ができました!

3週間前のMs日記に登場したウマハウス。ワンルームのキッチン+リビングダイニングの写真に仕事スペースが写っています。「右奥に見えるのは2畳ほどの仕事スペース。1m角のテーブルを壁につけて2人が斜めに座って仕事をします。」

10.jpg

リモートワークになると見越して、住まい手から要望があり計画した仕事スペースでしたが、予期せぬ新型コロナの影響でいきなり大活躍です。

Ms事務所にも「ZOOM部屋」と呼ばれる、オンラインのためのスペースが設けられ、先日は代表・三澤文子によるMOKスクールの講義が行われました。今回はMsのZOOM部屋の紹介をいたします。

IMG_0463.JPG

ここは故・三澤康彦さんが仕事場として使っていた場所です。ずっと触らずにいた空間ですが、オンライン化され新たな活動の場となりました。それでもやはり、デスク周りには康彦さんがそのまま残されています。

IMG_0460.JPG

新しくウェブカメラを導入しました。設置場所を変えて検討した結果、モニター右上の中央寄りに落ち着きました。ここだと自然な目線で視聴者に話しかけられます。

IMG_0453.jpg

モニターの後ろに見える輪っか、これは何かというと...

女優ライトです。

では、ZOOM部屋は視聴者側からどのように見えているでしょうか。

女優ライトあり.png

中尾くん、女優ライト有り

女優ライトなし.png

中尾くん、女優ライト無し

確かにライトによって、前髪でできた影が無くなっています!

ZOOM部屋は、スタッフのオンライン学習室としても用いられます。今日の中尾くんは省エネ・温熱環境に関係する性能の勉強会、「建築環境ラボ2020後期」の講習に参加しました。これまでのスタッフはみな京都まで通っていたので、事務所で参加できると移動時間の節約になりますね。

これからは自宅に仕事スペースを設けるのが当たり前になりそうです。また家族と自宅で一緒に過ごす時間が長くなるため、それぞれが息抜きのできる空間も必要になるでしょう。新型コロナは、暮らし方や働き方を変え、それにともなう住空間まで変えています。物事が大きく変化する瞬間に立ち会ってみると、柔軟に変化する重要性を見せつけられているように感じます。

今年はお盆休みの帰省を取り止める方が多いのではと思います。この機会に暮らし方改革をされてみてはいかがでしょうか。私は長雨で草が生い茂った庭の整備を行う予定です。

それではみなさま、良い夏休みをお過ごしください!

村上洋子

庭のある暮らし

雨が降ったりやんだりと、気まぐれな天気が続く梅雨の日々です。

コロナに降り回されている人間たちをよそに、木々の緑は青々と生い茂っています。

Ms事務所の庭の木々も自由気ままに成長し、その生命力に元気をもらっています。

IMG_0218[1].JPG

事務所入り口左には、モミジとツツジの木が、右はザクロの木で、たくさんの実をつけます。

IMG_0220[1].JPG

事務所前の歩道からのぞむと、建物が緑に包まれています。

住宅街ですが、一瞬、野山に紛れ込んだのかと思ってしまいます。

IMG_0221[1].JPG

アゲハチョウも一休み。緑が豊かな庭は、鳥など様々な生き物が立ち寄っていきます。

自粛期間中から、ホームセンターでは、花や野菜の苗がよく売れるようになった

とニュースで報道していました。

私もその一人で花の苗を購入し自宅のベランダで育てています。

花や植物があると塞ぎ込みがちな気持ちが癒やされるものです。

旅行や出かけることが気軽に出来なくなり、自宅で過ごす時間が長くなると、

庭があることで、テントを張ってキャンプ気分を味わえたり、バーベキューをしたり、

身近に緑とふれあうこともできます。

改めて、庭や植物のある生活の大切さを今回感じています。

IMG_0223[1].JPG

事務所中庭には、中央にバーベキューができるデーブルがあります。

お家を建てる場合、建物に意識がむくのは当然なのですが、

庭や外構を含めて設計を考えると、より豊かな空間が生み出されます。

Msでも、手入れがそこまで大変ではない木を選び、庭の提案を行っています。

ある程度自由に木や草花が育っても、雰囲気のある庭になります。

少し話は変わりますが、ここ数ヶ月、代表の三澤文子さんによるふみこ食堂が、

お昼に開かれ、ランチを作っていただいています。

IMG_E0158[1].JPGIMG_E0151[1].JPG

スタッフの栄養面も考えて、野菜が盛りだくさんの健康メニューです。

品数の多さに毎回びっくりしています。

IMG_0222[1].JPG

事務所には大きな窓が中庭に向かって開かれています。

打合せやお昼を食べるテーブルが、写真の窓の向こう側にあります。

木々を眺めながら美味しいお昼をいただき、とても贅沢なひとときです。

庭は日々の生活に彩りをあたえてくれます。

お家を建てる際は、庭づくりもぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

                                     Msスタッフ濱田

プレゼンテーションの様子をご紹介


梅雨も終盤戦に突入し、
この日は久しぶりに晴れました。

太陽光が緑を照らし、Ms事務所に入る光はいつも以上に気持ちがいいものでした。
事務所に佇むR&Bチェアもいつもより空間を彩ります。

IMG_0125.JPG

そんなしっとりとした雰囲気の中、事務所はいつも以上に緊張感に包まれます。

今日はこの後、詳細調査報告会と改修案のプレゼンテーションが行われます。
プレゼン模型の手直しと、資料の確認を行い、万全の状態を整えます。

IMG_0150.JPG

住まい手さんを事務所に招き、プレゼンテーションが始まりました。
前半の詳細調査報告会プレゼンターは私、中尾です。

Msでは、改修のお仕事を頂いた際、
Msスタッフと住まいのドクターである住宅医の有資格者の方と共に建物の現状調査に向かいます。
建物の現状をきちんと把握することによって明確な改修、改善点を提案することができます。
Msスタッフにとって大切なお仕事の一つです。

(詳細調査の様子は、またの機会にMs日記で紹介できればと思います・・・)

IMG_E0277.JPG

こちらが、詳細調査報告書としてまとめた資料の一部です。
「長期優良住宅認定基準」を100点とした場合、
現在の建物の現状は何点なのか?

・耐久性

・耐震性

・断熱性

・省エネ性

・バリアフリー性

・火災時の安全性

の6項目について評価します。

無題.png

こちらが耐久性の項目の一部です。床下の点検口より、基礎の劣化状況を写真でまとめたものになります。
RC基礎のジャンカや、コンクリートブロックの崩れなどが見られました。

このようにして建物の床や壁仕様を調査し、現状をまとめとものが詳細調査報告書です。

6項目の説明は約1時間ほどで行います。

IMG_0140.JPG
私のプレゼンが終わり、後半、文子さんの改修案プレゼンにバトンタッチします。
今回提案の空間に、雰囲気の似た、お住いの写真をご紹介して住まい手さんと、空間のイメージを共有します。

IMG_0147.JPG

プレゼン模型を囲み、空間のボリューム感を共有するこの時間は、住まい手さんと我々、設計者のコミュニケーションをとる大事な時間です。
プレゼン模型がこの時間を設けてくれます。

IMG_E0137.JPG
今回私は、詳細調査報告書作成とプレゼンターという重要な仕事を任せていただきました。非常に緊張感と責任感を持てたお仕事でした。

報告書をまとめる作業は、今後設計に携わる中で非常に勉強になるものでした。
そしていよいよ再来週から実施設計が始まります。
住まい手さんの理想の空間を提供できるよう、
まずは、伝わる図面を描けるように設計に勤しみます。

Msスタッフ中尾

月別アーカイブ

カテゴリ一覧