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「文京区ウマハウス」基礎工事がはじまりました

ウマハウス前回記事はこちら

梅雨明けが待ち遠しいこの頃ですね。

今回は東京事務所からお伝えします。

文京区ウマハウスは地盤改良工事が終わり、現在基礎工事真っ最中です。

ウマハウスの敷地は地盤調査の結果、粘性盛土で改良工事が必要という判定でした。

杭状地盤補強工法(Σ-i工法)で、25本の杭を打ち込み、7.5m下の支持地盤(固い層)に届かせて建物を支えます。

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杭はφ114.3mm、先端には4枚の掘削刃と、スパイラル状の翼部が付いています。

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杭打機で杭を回転させながらゆっくり地面に貫入させます。長さが7.5mあるのですごい迫力です。

予想外の出来事もありました。

現場写真① (1).jpg

元々杭を打つ予定だったところに、障害物があることがわかり、急遽杭位置をずらし、基礎形状も変更して対応しました。

(地盤調査の時には障害物の隙間をすり抜けていたようで、改良時に発覚しました。)

杭を打ち終えたら、基礎工事が始まります。

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根切り工事をしているところです。基礎屋さんは東京では腕利きと噂の、木村鳶(とび)興業さんです。

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根切り工事で土を掘った分、改良杭が顔を出しました。飛び出た部分は地盤改良屋さんにてカットします。

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砕石、転圧、防湿フィルムの上、捨てコンクリートを流しています。

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鉄筋を搬入しています。事前に鉄筋屋さんに準備していただいていました。セットになっているので、早く配筋組みができそうです。

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(配筋途中)

基礎の立ち上がりが少ないのは、床下エアコン「パッシブ冷暖」を採用しているからです。

床下も含めて暖房空間にするので、空気が流れやすいようにしています。

来週は配筋検査の予定です。

そして昨日は、東京で今年1月に竣工した「谷中岳花」へ半年メンテナンス(事前確認)に行ってきました。

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メンテナンス項目は木製建具の調整、ハニカムスクリーンの不具合、照明の追加、など。

その場で直せるところは現場監督・苫米地さんが手際良く直してくださいました。

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スイッチと開き戸の金物(ラッチ)がわずかに干渉していたので、スイッチを少し下に移動して、無事解決しました。

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木製建具の召し合せ部分に隙間があったので、方法を検討しているところです。

こちらは材料を手配して改めて工事を行います。

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作業の後はキッチン横のサイドテーブルでお菓子とお茶を頂きました。

ダイニングテーブルもありますが、簡単な食事はこのテーブルで済ますことができます。

住まい手さんも良く使ってくださっているようです。

そして谷中岳花の冬の温湿度結果報告もおこないました。

温湿度計.png

グラフの波打っている2本が外気温、その他は室内です。

2月下旬の、最低気温7℃の時期ですが、暖房を切った夜中でも室温が下がらずに18度以上をキープしていることがわかります。

これから暑い季節となりますが、どのような室温環境になるのか気になります。

冬と同じくデータロガーを置かせて頂き、確認したいと思います。

酒谷

Msの材木屋ことMOKです ~木材選定~

関西では梅雨真っ最中ですが、明けたらもうすぐ夏がやってきますね。

私は運動不足なので、最近ランニングを始めて、筋肉痛に襲われています。

それはさておき...

今回はMsで使用している木材の記事です。

Msは設計の際に使用する材料を自分たちで選別し、質のいい材料を的確に使用できるようこだわっています。

その為、Msで使用している堅木などは有限会社MOKで管理している木材から使用していることも多いです。

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例えば、上の写真の左にあるクリ柱はMOKで支給した材料です。

そもそも、有限会社MOKとは何ぞや と思った方もいるかと思います。

有限会社MOKとは、代表はMs建築設計所と同じ三澤文子が務めており、

簡潔に言うとMs物件で使用する材料を支給する、いわば小売業です。故三澤康彦氏が日本全国で買い付けていた木材(基本的には広葉樹)を主に管理しています。

現在はMsスタッフである私、宮本がMsの意匠設計業務に加え、MOKの木材在庫管理も担当しています。

今回は東京の物件で使用する材の選定をする為、木材在庫が保管されている倉庫へとやってきました。

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今回の東京の物件担当者であるスタッフ酒谷も一緒に木材を選定しています。

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MOKは広葉樹の在庫が主ですが、写真のフローリング材は針葉樹であるサワラです。

これは、三澤康彦さんが亡くなる3か月前に購入したサワラの丸太を製材してフローリング材に加工したものです。

サワラフローリングも数量が多いですが、節の有無など材のグレードによって、質のいいものから順にA,B,C品と等級分けをしています。

設計する際に化粧材として使用するものはA品など、質のいい材を割り当て、見えない部分には節あり材(死に節)のC品など、材の使い分けを行います。

良いものしか使わないのではなく、要は使いようです。木材も使えない部分は捨てるのではなく、余すところなく使ってあげたいですよね。

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どの材を使うか選定をしているところです。材の目の細やかさや特性など、様々な要素を考慮して材を選定していきます。

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チーク材が『三澤さん購入時より3倍ほど値上がりした』と中田木材 豊田さんから教えてもらいました。

さすがは世界三大銘木の一つであるチーク、高級品ですね。

以上、MOK担当の日常の一コマでした。

ここで選んだ材を活かして、どのような物件ができあがっていくのでしょうか。

乞うご期待です!

MOK・Msスタッフ宮本

「文京区ウマハウス」の木配り~MOKスクール有志協力に感謝!

6月25日(火)晴天。今日は三重県松阪市のプレカット工場コウヨウに来ています。

「文京区ウマハウス」の接合部などの打合せ、そして、木配りを行うためです。木配りとは、どこにどの材を配置するかを決めることで、大工さんは「番付」と呼んでいます。

下の写真は、「文京区ウマハウス」の軸組模型。3階建てで、北側斜線や道路斜線で厳しく切り取られた屋根が、かなりチャーミングな形に出来上がりました。模型で茶色に色付けされている材は「燃えしろ設計」をしている横架材です。

可愛い旗の着いたピンは、Ms仕様金物Dボルトの種類を示しています。

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まずは、架構軸組の接合部などの打合せです。模型と、接合部詳細図を見ながら、各接合個所について、最善の接合方法を確認していきます。 

今回、スタッフ以外の面々が多いのは MOKスクール生有志が参加しているためです。

奈良西大寺の梅田工務店・梅田社長からは大工の流儀としての意見が出て、かなり深まりのある討議でありました。

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とにかく難しい小屋の軸組。かなり難しい個所は、コウヨウの担当者、ベテラン川村さんがモニターにて、アクソメを映し、ズームアップ。大変良く解ります。

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2時間半の大討議を終えて、お昼ご飯は松阪牛の焼き肉でスタミナをつけ、午後からは炎天下での木配りが始まりました。

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ここでも梅田社長が采配を振るい、岐阜から参加の田原さんも元気で動きます。

芯去り材の赤身がち、無地で目の細かい木表面です。

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本日選ぶ化粧材は「燃えしろ設計」の太い材。幅は150、成は210,240、270,300

いつものように段ボールに伏図を貼り、段取り良く選べるように色塗りをして準備してあります。

そのボードをチェックしながら、重たい材を持ち上げて、色味や目合いを見比べて行きます。腰を痛めないといいのですが。

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この日は、屋根のついた土場が立て込んでいて、屋根の無い炎天下での木配り。皆さん、かなり頑張りました。

最後は柱材の木配り。

三澤康彦コレクションの栗材は、すでに八角柱に加工済みです。240径の八角柱が1階に2本、2階、3階にそれぞれ1本。小さな家ですが、康彦氏のプレゼントと思い、沢山使っています。

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全ての化粧材の木配りが終わって、集合写真。

MOKスクール有志の皆さん。本当に有難うございました。来年2月に、この木配りの成果を、是非、東京まで見に来てください!

三澤文子

「文京区ウマハウス」着工しました。~地鎮祭と木材検査

北白川環境設計道場 前期成果発表会

半年に1回の北白川環境設計道場成果発表会。

今期は京都にある「みささぎ一級建築士事務所」さんの事務所の一部をお借りして発表会を行いました。

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この北白川環境設計道場は、建物の温熱環境について学ぶ勉強会です。

入門時は基礎コースから始まり、そこで半年間の修業を終えた後、応用コース、そして実践コースへとステップアップしていきます。

Msスタッフも今期は3名参加をさせていただきました。私も3年目となり、厚かましさも増して三浦先生の隣を陣取っています()

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今回、応用コースでの発表者は2名、実践コースでの発表は7名の計9名の方が発表を行いました。

応用コースは、通例のよしやまち校舎の温熱改修計画です。

断熱部分の断面構成を計画し、建物の全体や部位ごとの断熱性能を算出して、

現状と温熱改修案の性能値を比較し、発表を行います。

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今回は設計士さんと工務店さんがペアーを組んで2パターンの改修案を比較で発表してくれました。設計視点と現場視点の違いが見比べれて、面白い発表でした。

実践コースは参加者各自で設定したテーマについての発表です。なので発表の内容、形式はばらばらです。設計物件での温熱計算の実践や、シミュレーションについてなどなど、基本的な話から上級者向けの話まで幅が広い。

Msからは「改修の気密について:酒谷」

     「改修における開口部の検討:宮本」

     「基礎の話その1 基礎断熱・床下断熱の比較:久保」

の内容で発表しました。

Ms東京支部の酒谷さんもSkypeで参加です。今は距離なんて関係ないですね!

今年の5月に引渡した改修物件の気密性についてです。改修時に気を掛けることや、より良い気密の取り方を検討・考察しています。

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宮本さんは計画段階の改修案件をモデルに開口部の断熱性能性能・結露リスクを比較してリスト化、開口部に特化した内容の発表でした。まだまだ比較したりない!とのことで、続編がありそうです。

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私の発表は基礎断熱と床下断熱についての基本的なおさらいと、熱損失や表面温度、コストやシロアリの危険性など比較して発表しました。

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発表資料はこんな感じでつくってます。(抜粋)

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発表会が終わって緊張感から解放されたあとは、楽しい楽しい懇親会です!

美味しい料理、お酒、音楽がそろって盛大に盛り上がりました!

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同じ温熱を学ぶ者同士が道場に通う中で芽生えてきた疑問、仕事で疑問に思っていたことを一緒に考え合えることをとても有意義に感じています。また、自分が学んだことをアウトプットして、他者に話を聞いてもらえる場もなかなか多いことではないので、半年に1回の発表会はとても貴重な経験を場となっています。

現在、北白川環境設計道場は新規参加者を大募集中ですので、興味のある方は一度道場へ訪れてみてはいかがでしょうか。

スタッフ久保

Ms東京事務所(モノモノスペース)にて「長崎の家」詳細調査の報告会

Ms東京事務所は中野駅すぐ近く、モノモノの中にあります。

秋岡芳夫さんが設立した、知る人ぞ知る のモノモノですが、中野駅のホームがすぐそこに見えるくらい駅に近い場所にあります。

「そこが中野駅です。」と指さす Msスタッフ酒谷明日香さん。

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6月10日は、そのモノモノスペースにて、去る4月13日に詳細調査を実施した「長崎の家」の調査診断報告会を、依頼者Yさんをお招きして行いました。
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モノモノスペースにある、モノモノロゴの暖簾。その向こうが事務所スペースです。

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我がMsスタッフの酒谷明日香さんが にこやかに登場。


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お客様、そして私たちにコーヒーをサービスしてくれました。

さすがモノモノ。このコーヒーマグは、「デュエット マグ」といって、秋岡芳夫さんのお弟子さん、荻野克彦さんのデザイン。
おにぎり形のような三角の飲み口と持ち手の関係が、とても飲みやすいイッピンです。
そんなマグを手元に、そろそろ報告会が始まります。

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報告者は、滝口泰弘さん。住宅医協会で調査診断の担当理事で、今回の調査ではリーダーになって頂きました。
報告書の作成まで全てお願いしましたが、RC造の報告書作成の見本とすべく、事前の検討会も開催し、念には念をいれて作成。この日は満を持しての報告会です。

およそ1時間半の時間をかけての報告でしたが、解りやすく丁寧に説明して頂きましたので、依頼者Yさんにも、十分ご理解頂けました。
また、分厚い報告書を見て「凄い報告書ですね!」とお褒めの言葉を頂きました。


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依頼者Yさんも帰られ、片づけです。
酒谷明日香さんが消しているのは、滝口さんがボードに描いて説明したRC造の柱(極短柱)の壊れ方の絵。このボードはホワイトボードではなく、なんと木のボード。インテリア的にも、ホワイトボードよりいい感じです。


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モノモノスペースの椅子は「女の椅子・小」で統一されています。座面も大きく、座高も低いので、長時間座っていても疲れません。

九州の住宅医や住宅医修了生が集まって詳細調査を行った長崎の家。見晴らしの良い高台から景色を眺めながら調査を行った、その日の空気感や調査メンバーの顔を思い出しながらの報告会でした。

三澤文子

長崎の家 建物詳細調査の様子はこちら

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