山梨県北杜市に行ってきました。

先日、引き渡しを間近に控えた物件の塗装のため、山梨県の北杜市に塗装作業に行ってきました。今回はいつもの通りスタッフだけでなく、住まい手さんやスタッフの友人まで巻き込んだ二泊三日の塗装旅行になりました。

※建て方の時の様子 http://www.ms-a.com/post_167.html

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建物は富士山を眺めることができる山の中腹に位置しています。

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一日目はお昼過ぎに現場に到着し、建具を中心にオイル塗装を行いました。今回は栗の本実板を使った建具が多く、オイルを塗ることで落ち着いた濡れ色になります。初めて塗装をするスタッフの友人もいましたが、手際よく作業が進んでいきます。夕方には住まい手さんも加わっていただき、デッキのチークの手すりのオイル塗装をしていただきました。

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この日の晩は、長田の湯で温泉に浸かった後、胡桃山荘に宿泊をしました。別件を済ませて先に胡桃山荘に来ていた三澤康彦さんがなんと料理を用意して待っていてくれました。スタッフの友人とスタッフ、そして三澤さんとで楽しい食事の時間を過ごさせてもらいました。

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二日目も塗装は続きますが、午前中から引き渡しが行われました。その途中、また終わった後も、塗装をさせて頂きます。

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この日はスタッフの別の友人二人が入れ替わりで参戦し、床の塗装も進めていきます。床は胡桃材で、こちらもオイルを塗ると落ち着いた風合いに様変わりしていきます。助っ人の二人はご兄弟です。建築関係の仕事をされていますので、手際がさらに良いです。細かい部分を丁寧に進めていきます。

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お昼は住まい手さんに案内してもらい、近くの雰囲気のいいカフェに連れてい行っていただきました。この界隈は品のいいお店が多く点在しており、これからこの地域に住まう住まい手さんの生活を思うと羨ましくもあります。

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塗装の合間には南面のデッキで休憩をしましたが、周りの風景がいいので何となく写真も様になります。

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この日の晩も長田の湯で体を休めた後、胡桃山荘で宿泊です。この日は三澤文子さんが手料理をふるまって、スタッフの友人、スタッフ、文子さんで夜遅くまで楽しませてもらいました。

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三日目は最終日。作業が残った個所を午前中に終わらせます。住まい手さんもご一緒に床の塗装を行ってもらいました。三澤文子さんもキッチンの堅木パネルを塗装します。総力を費やし、長かった塗装作業も無事にやり遂げることができました。

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今回は現場が本拠地の大阪から遠かったですが、色々な方の御協力もあるということで塗装をスタッフで行うことになりました。長時間の作業になるため大変なことも多いですが、現場に朝から日が暮れるまでいることで、改めて気が付くことも多く最高の現場見学になります。またたくさんの人と時間を共有できて楽しい時間が過ごせました。

塗装を手伝ってくれた皆様、段取りをしてくれた北沢建築の皆様、ありがとうございました。

※竣工報告をお楽しみにしておいてください

スタッフ:日野

私の大好きな長野県八島湿原です

ビーナスラインを北にゆくと日本グライダー発祥の地があり、少し北に足をのばすと標高1600Mのところになんと湿原があるのです。今から氷河期の終わる1万2000年前にできたのです。

今まで冬、秋と訪問しましたが、初夏は初めてです。ミツバツツジがまだ咲いていました。菖蒲(しょうぶ)も。一周4kmほどの高低差のほとんどないハイランドです。

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6月末日の胡桃山荘は緑のエネルギーが凄いです。4月にはまだ雪が降ったりした時もあり、芽吹きを抑えられた草花が一斉に開きます。

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竣工から4,5年経ちやっと廻りの風景の中に馴染み目立たない住まいになってきました。道端から見た風景も自然です。この自然感が大切です。

クルミも実をたわわに付け、アジサイ、キンシバイが梅雨の中で色づいています。近くの畑でコスモスを見つけました。

もう数十回と通っていますが、ここ伊那谷は素晴らしいです。水も空気も人間も、そして私好みの温泉も目立たなく謙虚に普通にあることの大切さを実感します。

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岡谷市内のロマネットでのんびり天然温泉に浸かり、お昼は名物のうなぎをいただいて、至福のひとときでした。

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三澤 康彦

豊中のK邸 竣工報告①

夏至も終わり、いよいよ夏の本番に向けて暑さも増していく日々です。今回夏本番を迎える前にお引渡した改修物件のご報告をいたします。

  <過去のMs日記>  住みつなぐ(1月9日投稿)  屋根工事(2月7日投稿)

以前のMs日記にも登場した豊中のK邸竣工のご報告です。

築25年の物件の改修工事となったK邸は、元々私(Ms建築設計事務所三澤康彦)が設計した住宅です。

K邸が新築工事として完成したのは今から四半世紀前の話です。建設地は豊中の岡町。私より少し若い、いわば同世代のKさんご家族の住まいを、地域材の木の住まいとして設計しました。林業家から直接木材を購入し工務店に支給する流れで木の住まいつくりを当時から変わらず実践してきています。

K邸は、徳島の林業家 和田善行さんの杉を使用した住まいで、私が構造図から木拾いをし、和田さんと長時間電話をしながら木材を発注したことを今でも鮮明に思い出します。実はK邸改修工事の現場監督さんの和田さん(羽根建築工房)のお父さんが和田善行さんです。親子に渡ってKさんご家族の木の住まいに携わって頂き、私も感謝です。

K邸は2つの方形の屋根が少し角度を振って並ぶ住まいで、2階が居間でした。それから25年が経ち、子供たちも巣立ち、30代だったKさんご夫妻も定年退職する時期を迎え、自分たちの人生をもう一度見つめ直す時期となられたようです。

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      改修前:外観写真              改修前:2階居間


K邸は都市の中に建つ小住宅ですから、日照や通風を考慮して2階に居間があるプランでしたが、老後のことを考えて1階で全ての生活が完結する住まいに改造です。でもここで1つ心配が、、、「でも暗くないの?」ってことですよね?順にご説明します。

K邸の改修前のQ値(断熱性能を示す指標)は7.54W/㎡Kです(現在の新築の基準ではQ値2.7W/㎡K以下というのが指標です。数値が小さい方が断熱性能は良いです)。K邸にはもちろん断熱材は入っていましたが、今の基準からすると無断熱に近い状態です。となると、容易に想像ができますが2階の居間は夏場が暑い!!現在の基準に沿ってQ値が2~3W/㎡K程度の住まいでも太陽に近い2階はやはり暑いのです。

DSC09637改修前:壁断熱材グラスウール 


1階の居間に東方向から朝日が入るように2階床の一部を撤去し、明るくなりました。そして通風もしっかり確保することが出来ました。

DSC_1454 改修後:1階居間(写真右手が南)


面積的には減築です。1階の南側に4帖弱の出室を設けました。1階からも25年前と変わらない小屋裏の景色が拡がります。

DSC_1435 改修後:小屋組み(以前と変わらない景色)


DSC_1443 改修後:居間の南側に設けた出室


この出室の天井高さを低く抑えたこともありますが、薪ストーブもありとても落ち着いた空間です。そしてリビングダイニングの広がりが南側に伸びやかになりました。

床材に使用しているのは私の自慢の岩手の100年生の唐松です。この唐松の床板に蜜蝋ワックスを塗っただけです。唐松特有の油分がだいぶ含まれていますので、素足で3~4年も経てば真っ赤な色合いになります。これが国産材の良いところです。元々の構造材のしゃくりなど埋木をする予定でしたが、Kさんの「メモリーとして残しておきたい」というご要望もあり、最低限の埋木に留めることになりました。


DSC_1573改修後:外観写真

道路から見た改修後の風景です。以前もこの西側道路から内玄関がありましたがその上部にはデッキと称して杉の厚板で、当時よくつくっていました。それが25年経つとこの状態です。

DSC09349 改修前:杉材デッキ


DSC_1439 改修後:拡がるデッキ(奥に見えるのは既存樹木の枇杷)

今回の改修工事において、すのこデッキではなく、屋根を設けて、この梅雨時期の雨天でもパーキングに停めて濡れずに玄関に至ることができるようになりました。もちろん道路から玄関ポーチまでもバリアフリーでとても気に入っています。

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(つづく)

 

 

三澤 康彦

緑のカーテン

心地いい春はあっという間に過ぎ、じめじめとした梅雨真っ只中です。

本格的な夏が来る前に毎年恒例ですが、緑のカーテン(ゴーヤ)を設置しました。

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M s事務所南側のガラス面に2階からネットを垂らします。

日射侵入抑制に効果があります。

ゴーヤは成長も早く、あっという間に伸びていきます。

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今年もたくさん収穫できることに期待したいです。

(収穫したゴーヤはスタッフのお昼ご飯に)

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ゴーヤの花に小さなカマキリが

Ms事務所の前庭はたくさんの動植物にとっての居場所になっているようです。


スタッフ:戎野

MOKゼミ神戸開催【神戸市 東灘区】

今年も第1回目MOKゼミ神戸が開催されました。

今年の会場は例年のスタジオから場所を移し、なんとMs事務所が設計を行った「御影の家」(2007年竣工)での開催となりました。

ご協力いただいた住まい手さんには大変感謝しております!

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さて、まずは重厚なチークの扉が開き、アプローチの鉄平石と共に皆さまをお出迎え。鉄平石の中でも、Msでは長野県諏訪地方の諏訪鉄平石を好んで使います。産地によっても特徴が様々、諏訪鉄平石は若干グリーン掛かった色をしているのが特徴で、非常に美しいです。ちなみに鉄平石とは石材の名前ですが、「鉄のように硬く平らな板石」が由来。

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会場内の様子。参加者の方とはこの素敵な会場で1年間どっぷりと「木の住まい」について勉強していきます!

今回は第1回目として「正しい木の住まいの創り方 ~産地、構造、性能、設備~」をメインにMs事務所の所長三澤が講義を行いました。時には木材を手に取って、樹種の特徴や使用場所、肌触り、香りなど五感で感じてもらいます。

これもMOKゼミ神戸ならではの特徴です。

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講義の休憩時間も無駄にしません。限られた時間内で参加者の方に「木の住まい」の基本をお伝えします。皆さん真剣にメモを取り、こちらまで熱気が伝わってきます。 DSC02886 DSC02870

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この会場「御影の家」の魅力はまだまだあります。

皆さんの見据える先には素敵なお庭(2F)が広がっています、、、この先はぜひ次回の講義に参加していただき自分自身の目で体感されることをオススメします!

次回は「御影の家」の植栽を担当された花康の河井さんに講師としてお越しいただきます。計画段階から完成までの流れや植栽基本知識を河井さんにお話ししていただきます。日程等の詳細はこちらをご覧ください。

もちろんスポット参加も可能です。次回7月も「御影の家」にて皆さまをお待ちしております。

スタッフ:中根