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12月の空気感を味わう ~ 「楓の家」の住まい手さんと「グリーンウッドワーク」

12月1日、師走の初日。MsOBの日野君(WASH設計室)と共に、私の設計で、築10年の「楓の家」を訪ねました。
10月12日の、10年メンテナンスの日は、私は都合が悪く不参加。コアー建築工房さんの大谷さん(当時の監督)と日野君が行ってくれていました。当時の設計担当はMsの中島昭之君(ink)でしたが、竣工年に退職し、日野君はその後のメンテナンス担当として、こまめ対応してくれていました。
今日は改善工事を日野くんから提案。そして、その他、もろもろのご相談ごとなど、盛りだくさんでした。

1.JPG軒のラインが低く長い--この外観が、「楓の家」の特徴です。
写真左手の妙な車は、日野くんの車。
乗せてきてもらったので、コメントは控えます。2.JPG 南に大きな窓がある土間空間は、日差しが奥まで入っています。
写真中央右上にあるのは、しめ縄です。笑門の木札のついたしめ縄は伊勢の「宮忠」から取り寄せたしめ縄で、10年前に「楓の家」のMさんから教えて頂いて、私も毎年、同じ「笑門」のしめ縄を取り寄せています。
伊勢では、しめ縄は年の瀬までの1年間、飾っておいて、新年になるときに付け替えるのだそうです。ただ、伊勢以外の土地では、この風習を知らない人がほとんどなのでためらいがあって、家の中で、1年間飾っているとのことです。
あと一ヶ月で取り換えですね。
Msもすでに宮忠に注文済みです。

3.JPG土間からガラス窓越しに、この家の名前の由来「楓の木」が見えます。

4.JPGその楓の木の背景にある雑木林の風景。どこか田舎の地に来たような雰囲気ですが、ここは決して田舎ではなく大阪梅田まで電車で20分ほどの市街地なのに、幸運な景色が望める場所なのです。

5.JPGなんと、その雑木林の木々たちが、住宅開発で伐採されるらしいということで、今日の話題の中心はそのことになりました。
柴犬の虎太郎くん(10歳)も思い悩んでいる様子です。

6.JPGのどかな景色を見ながら、12月の空気感がある緩やかに暖かい室内。

ところで、Mさんご夫妻の共通の趣味が「グリーンウッドワーク」と聞いてびっくり。
お二人の作品たちを見せて頂きました。

7.JPGステキなクリスマスの飾り物は、手づくり感のあって暖かく、これも12月の雰囲気をつくってくれます。

Mさんは、大阪の北部・能勢郡能勢町の café soto が大好きな場所だとか。なんとそのcafeのオーナーに、「グリーンウッドワーク」の活動を紹介され、「野間の大けやき」のある「けやき資料館」が主催する「ゆる~いクリーンウッドワークサークル」に通っているとか。

8.JPG作品は、このとおり、日々使うスプーンなどたくさんです。

私の前職場、岐阜県立森林文化アカデミーで「グリーンウッドワーク」の活動を始めたのが、久津輪雅さん。
「久津輪さんは、私の元同僚で、Msの住まい手OBさんでもあります!」と、誇らしげに説明する私。

木の住まいに住む人の、好みって、やはり近いものがあるのですね! 
グリーンウッドワークの広がりに、嬉しさと頼もしさを感じた12月初日でした。

三澤文子

胡桃山荘・宿泊体験のご感想

非常勤&リモートワークの村上です。

離れていてもできる仕事、胡桃山荘の予約を担当していることを以前の日記に書きました。

http://www.ms-a.com/post_306.html

胡桃山荘を施工してくださった北沢建築さんに、日頃の管理もしていただいています。北沢建築さん、いつもありがとうございます。

嬉しいことに、この11月は3組の方々にご利用いただきました。

今回の日記は、その方々からのご感想をご紹介いたします。

最初は、エムズ事務所の元スタッフで、昨年ご結婚された平賀さんです。未来の住まいづくりのきっかけとして胡桃山荘を体験できればとのことでした。

今週宿泊されたばかりの平賀さんには、胡桃山荘の印象的な写真を送っていただきました。

平賀さん1サイズ変更.jpg

平賀さん2サイズ変更.jpg

平賀さんのコメント:「異種素材コンビネーション。その一つ、康彦さんと一緒に漆塗りした記憶も蘇ります。まとまった感想は改めて。」

さて、これはどの部分なのでしょう?現地に行ったときに探してみようと思います!感想文もまたご紹介させていただきます。平賀さん、ありがとうございました。どうぞ末永くお幸せに!

2番目は、地元長野の菱田工務店さんです。胡桃山荘の見学と若手社員研修が主目的のご滞在でした。

菱田工務店.jpg

「11月中旬に設計の若手社員研修を兼ねて胡桃山荘にお邪魔しました。

残念ながら、胡桃山荘の周りの木々は葉を落としていましたが、その分、外観を楽しむことができました。木の外壁で設えられた外観は周囲の景観になじみ可愛らしい名前を体現した見た目でした。

中に入ると間仕切り壁を極力排除した繋がりのある空間で、木をふんだんに使った仕上げを体感させて頂きました。 アクセントとして採用されていた漆は場所によって顔料を入れて使い分けているのが印象的でした。

また、シンプルな構造材を活かしたプラン等、今後の参考にさせて頂きたいと思います。

夜は外気温が一桁まで下がりましたが、薪ストーブ一台で温かく過ごすことができました。また、持ち寄ったパンを薪ストーブの上で温める等、普段はなかなかできないことも楽しませて頂きました。

今回は胡桃山荘の設計、施工を勉強するためにお邪魔しましたが、機会を見つけてゆっくりとした時間を胡桃山荘で過ごし、木の家づくりに活かしたいと思います。」

菱田工務店さん、ありがとうございました。今回ご宿泊が叶わなかった方々には、次回はぜひお泊りいただけたらと思います。

北沢建築さん.jpg

最後にご紹介するのは、10月末に長野県に移住されたFさんご夫妻です。土地探しの途中、岡谷で北沢建築さんの建築途中の建物を見て興味を持ち、ご連絡をくださいました。

「今回の体験宿泊は、これから具体的に家づくりをしていく上で参考になるかと考え申込みました。

今、胡桃山荘の2階のソファに座り、窓から見える木々と空を見ながら書いています。

この長閑な里山のロケーションに溶け込んだ家、というのがとても印象的で、このような場所を見つけ建てられていることが大変羨ましく思われます。

周囲の環境に合った板張りの壁、コンパクトな建物のサイズ、どっしりと安心できる構造、造作家具、照明、木製サッシなどなど。実際、参考になったことは多くあります。

何よりも暖かな地域から来る50代、60代の我々夫婦としては、家の寒さは一番の課題ですが、断熱性能の高さとソーラーシステムの併用でかなりの部分、この地域の冬の冷えもカバーできるのだと分かったのは収穫でした。

古舘さん.jpg

また、室内の細かな部分が、思いのほかストレスを和らげ、気持ちを穏やかにさせるものだと気づくことができました。

例えば、中央の八角の杉柱、足裏に気持ちのいい玄関床の手斧仕上げ、階段のすっきりした柾目に滑りにくい浮造り加工の杉、柱の中に隠された金属のボルト、etc.

家=木に囲まれているということと、造った方たちの確かで丁寧な加工が気持ちに安心感を与えるのは間違いないと感じました。

中でも気に入ったのは、夜暗くなると階段下の証明から上に向って広がる線状の光の美しさと、バストイレの引き戸に浮かび上がる月のような窓でした。

月.jpg

もっともそういった様々に気がつくことができたのも、テレビが無く、非日常的な薪ストーブの火や音の方に意識が向いていたからかもしれません。

置かれていた本や雑誌も読ませてもらい、知らなかった建築のあれこれを学べたのも良かったです。

いい時間を過ごす事ができて感謝しております。

貴重な経験をありがとうございました。」

Fさん、ご利用ありがとうございました。理想の土地が見つかり、穏やかで暖かに過ごせる家づくりができますように。

エムズの家づくりにご興味のある方は、ぜひ胡桃山荘で心地よさをご体験ください。ご連絡をお待ちしております!

村上洋子

コアー建築工房・美原モデルハウスの季節のしつらえ

秋晴れの爽やかな日。コアー建築工房・美原モデルハウスを訪れました。

色づいた、庭の木々が迎えてくれます。

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今回は、インターン生の笹部さんが見学に参加しました。

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設計者である三澤の説明を熱心に聴いている様子です。

マンツーマンで、実際の建物を見ながらのレクチャーは、

貴重な体験となったのではないでしょうか。

私もこっそり一緒に聴かせていただきました。

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この日は、美原モデルハウスのスタッフ白井さんが、対応してくださいました。

ご自宅も、コアー建築工房で建てられているということで、

住まい手の目線からも生きたアドバイスを来訪したお客さんにお伝えしているそうです。

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美原モデルハウスでは、季節ごとに、インテリアのしつらえを変えています。

こちらに活けられている花も毎月季節に合わせて変えているそうです。

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こちらは和室になります。


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七五三の時期だったので、床の間に千歳飴が置かれていました。


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これらのしつらえは、三澤の提案により行われています。

それぞれの季節ごとにアイテムをまとめてファイルを作っています。

それを元に白井さんたちスタッフが飾り付けを行ってくださいます。

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この日は、土間スペースのクリスマス飾りについて打合せを行いました。

このように、季節によって住まいを楽しむ演出がちりばめられています。

美原モデルハウスの人気なスペースを、白井さんに教えていただきました。

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子育て世代に1番の人気スペースは、ランドリー~ファミクロ~洗面浴室です。

家事動線が、1直線につながった空間、皆さんここを見られると、感動するそうです。

2階になりがちな、衣服収納スペースを1階にすることで、「衣食」を同じエリアにして、

家族みんなが家事に参加しやすい、生活しやすい空間になっています。

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子どもが手を離れた、親世帯に1番人気のスペースは土間空間です。大きな窓から、

日がたっぷり差し込み、庭も楽しむことができます。

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玄関からそのまま入ることができるのでちょっとした教室や、趣味のスペースにも活用できます。

最近、この土間部分だけでも、持ち家のリフォームの際、

増設したいというお客さんが、いらっしゃったそうです。

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最後はお茶をいただきながら、モデルハウスができるまでのエピソードなど,

和やかな時間を過ごさせていただきました。

皆様も、ぜひ美原モデルハウスで、季節を楽しむ住まいを体験してみてください。

                                         Msスタッフ 濱田

よしずの取り替え

大阪では、だんだんと寒さが増してきましたね。私の自宅では、もうこたつをスタンバイしてしまいました。

今週のMs日記は宮本が担当します。

今回は現場!ではなく、Ms事務所の様子をお届けします。

Ms事務所には、パン工房 アンリさんが併設しています。

というのも、故 三澤康彦氏の山登りのご友人がアンリさんの社長で、縁あって今より十数年ほど前から借りていただいているのです。

北摂地方を中心に3店舗ありますが、ここはその内のひとつである北千里店です。

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アンリさんの店舗の天井には、日よけの為によしずを引いていて、定期的にMsスタッフがよしずの取り替えを行っています。

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雨や紫外線でだいぶ劣化していました。

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古いよしずを取り除いた後は、スタッフで役割分担をして、屋根を綺麗にしていきます。

屋根上を移動する際は、小梁の架かっている箇所に乗るように注意を払いながら掃除を行っていきます。

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屋根面を綺麗にして、新しいよしずを設置!

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アンリさんにはいつも胃袋がお世話になってますので、日頃の感謝も込めつつ、

FIXガラスの窓も綺麗に磨いて、作業完了です!

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そしてなんと、後日アンリさんから取り替えの御礼にと、アップルパイをいただきました。

スタッフでティータイムを設け、今インターンに来ていただいているSさんも含めて、ひと休み。

アップルパイでエネルギーを充填し、今週もスタッフ一同、駆け抜けていきました。

アンリさんご馳走様でした!

アンリさんでは、パンは勿論、おいしい紅茶も販売しているので、ご興味のある方は是非ご来店ください。

以上、事務所よりお送りしました。

それでは、皆さん良い週末を。

スタッフ宮本

久々に美濃うだつの上がる街並みを ~ 後輩たちに刺激をもらった夜

11月5日金曜日、久しぶりに岐阜県立森林文化アカデミー(以下、アカデミー)での講義がありました。

アカデミーに行くと、講義の合間の、木造建築や木工の先生たちとの世間話が楽しみですが、内容はいつも学生たちやアカデミー、そして周辺地域の話題です。皆さんアカデミー愛が豊かだなと、いつも嬉しくなります。

そして講義の後は、念願の美濃市内うだつの上がる街並みのなかにあるNIPPONIA商家町(松久邸)へ連れて行ってもらいました。

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写真左手は、アカデミー木造建築の先生である松井匠さん。同じく右手はご存じMsOBの辻充孝さんです。

NIPPONIA商家町のアプローチは、10月から11月末まで、このように和紙でできた灯り(10月初めに美濃市で行われる「あかりアート展」で展示された作品)が出迎えてくれます。

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今日の目当ては、NIPPONIA商家町の中に開設されたギャラリーで絵を購入すること。

入り口部分の蔵が改修され、今年オープンしたギャラリーにいざ!

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実は、アカデミーの松井匠さんと、「小コレクター運動」を始めようと話し合っています。

この「小コレクター運動」とは、1950年台、福井県の大野市近辺で、アート作品を3点以上所有する人を「小コレクター」と呼び、町の人々にアートへの理解を深めてもらおうと、ある地元の美術教師が一生懸命取り組んでいた、その運動のことです。

今年の夏、大野市を訪れて、そのことを知り、大野市と言えば、松井匠先生!(父上が大野市出身の松井郁夫さんなので)とひらめき、松井匠さんに、美濃市発信で「小コレクター運動」を再開しよう!とお願いしたのでした。

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現在ギャラリーでは、若手画家の田中千智さんによる新作展「記憶の川」が開催されています。その企画から携わったのが、松井匠さん。(田中千智さんは、多摩美術大学の先輩にあたるのだそうです)

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私は、本日ここで、お気に入り絵、一枚を入手しました。

すでに小コレクターになっている私ですが、Msの住まい手さんにも、小コレクターをお勧めしようと企んでいます。(実はすでに大コレクターの住まい手さんも多いのですが・・・)

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無事に絵を購入した後は、ギャラリー奥の、もう一つの蔵を改修した、和紙のショップへ。

ここは、MsOBの中島昭之くん(ink)が、宿泊施設と合わせて改修設計をしています。

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また大判和紙を収納する専用の引き出しは、これもMsOBの大橋朋晃くん(OGUMA)の仕事だそうです。みんな本当に、いい仕事をしていますね。

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ここNIPPONIA商家町の支配人(写真左)は、なんとアカデミー環境教育出身の瀧上くん。今日はオフ日で私服姿ですが、いずれ支配人の姿の瀧上くんを見たいものです。

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ギャラリー、そして和紙ショップの向こうには、しめやかに宿泊室が続きます。

さらに、蔵を宿泊室に改修、座敷や茶室、そして大金庫を改修しての宿泊室など、わくわくしてきます。

空いている宿泊室を案内してくれた支配人に「来年MOKスクールの見学ツアーでここの宿泊を企画します!」と、いきなり宣言してしまいました。

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NIPPONIA商家町の訪問を終えて、打合せ場所へ中島昭之くんを訪ねます。

中島昭之くんにお願いする仕事があり、その打ち合わせのためです。

このスペースは、私がアカデミーにいた18年前に調査した11軒長屋を、なんと今年改修してコワーキングスペースにしたというもの。

美濃が、わくわくするような場所に変わっていくのも、アカデミーが美濃市にできて20年がたち、多くの能力のある人たちが美濃に集ってきて、それぞれ力を合わせている結果 ~20年の実りなのか~ と感じました。

後輩たちに大いに刺激をもらい元気づけられた夜になりました。

(三澤文子)

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