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詳細調査〜築22年の木の家、長く住み続けるために

非常勤&リモートワークの村上です。先日、堺市で行われた詳細調査に参加しました。22年前にMs事務所が設計した木の家です。住まい手のKさんから、長く住み続けられるように改修と増築を考えていると三澤にご連絡をいただき、調査する運びとなりました。

手刻みでつくられた木の家は、Kさんが大切にメンテナンスを続けられ、22年の時を経て落ち着いた暖かさがありました。小春日和の気持ちの良い日で、2階のリビングには柔らかな光があふれています。つい調査をやめてくつろいでしまいたい気分になってしまいました...。

Kさんから届いた改修プランを元に作った調査内容です。

・劣化対策・・・22年の経年による劣化の確認

・断熱性・省エネルギー性・・・断熱性能と使用家電の確認

・耐震性能・・・増築のための現状の耐震性確認

・防火、バリアフリー・・・防火性能と室内の段差や開口部の確認

経年による劣化の補修に加え、冬に寒さを感じるとのお話から、断熱補強をしっかり行うことになります。この住宅には断熱材が用いられていますが、22年前は現在のように断熱性能を計算して断熱材を選定していませんでした。寒さを感じる原因は「すきま風」など気密性能とも考えられるので、気密測定を行い、温熱環境の現状把握からのスタートです。

ファイバースコープ .jpg

劣化調査では、体が入らない場所はファイバースコープを使って確認します。床下の担当は中尾さん。

気密測定器.jpg

気密測定は、温熱の専門家でMs事務所がお世話になっている中野さんが担当。この測定器で建物の「すき間」の面積を計ります。

サーモカメラ.jpg

中野さんのサーモカメラで、全ての部屋の表面温度を確認。温度の低い箇所が一目瞭然です!

Ms日記を楽しみにしてくださっているKさんは、日記を通して私たちスタッフのことをご存知で、調査の合間に「日記を読んでいます。お名前はどちらさまですか?」と声をかけてくださいました。今までにないことですごく嬉しく、おかげで最後まで気持ち良く調査を進めることができ感謝しています。

そして、この調査で最も嬉しかったこと、それは...

Kさん.jpg

住まい手のKさん親子も調査を楽しんでくださったこと。

お嬢さんはこの木の家で生まれ育った、「Msネイティブ」。そして現在、大学で建築を学ばれているのです!!中野さんの気密測定では、目貼りをするなどアシスタントをしてくださいました。

建築家を目指すお嬢さんにとって、生まれ育った家の改修と増築が、一つの大きな節目になることは間違いありません。この意味でも、このプロジェクトには喜びがあります。これから調査報告書を作成、2月に報告会を行います。完成までの一つ一つのプロセスがお嬢さんの学習の一部になるといいなと思っています。Kさん、どうもありがとうございました。報告会でお目にかかることを楽しみにしています!

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