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2021年07月アーカイブ

コアー建築工房・美原モデルハウスのご紹介 2021年07月31日

7月21日、コアー建築工房美原モデルハウスのオープンセレモニーに招かれました。

竣工は5月の連休直前で、連休始まりには、予約者対象でオープンとなりましたが、今回改めての式典とのことです。00.JPG

今回提案の、庭を楽しむ土間リビングを舞台とみたてて、ただいま私が挨拶をさせて頂いております。

さて、畑拓さん撮影の写真も届きましたので、この機会に、美原モデルハウスの紹介をさせていただきたいと思います。大きなモデルハウスなので、長い説明になりますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。

01.jpg庭を大切にした住まい。
庭につながる住まいを今回のメインテーマ、その大切な庭は、造園家・谷口萌さん作庭です。私の注文は「スロープでポーチまで。」 これだけで、庭とのつながり感が増しますし、みんなに優しい家という印象です。

02.jpg庭の小道も楽しげで、

03.jpgこんな風にテラスに椅子を出して、のんびりしたいものです。

04.jpg広い玄関ポーチは大きな屋根の中。桁は野趣あふれた感じで、この節の加減も気に入っています。
ここの内法が低いかな・・・と少し心配しましたが、これが良かった。この低さが落ち着きを感じさせてくれました。

05.jpg玄関土間には、欅の敷台。これは奈良の梅田工務店から調達したもの。一枚板で右手クロークまでつながっている4m材です。

06.jpg超短い工期であったのに、担当した大工さんの手際よさには、驚きました。欅の敷台も、スッキリ収まりました。

06-2.jpgその玄関の敷台から見返し。正面玄関入り口。右手の開口からは、

07.jpg

土間リビングにつながります。

08.jpg左手テラスから庭につながり、右手にはキッチンダイニングに。正面右手の引き戸を開けるとランドリースペースにつながります。

9.jpg同じアングルで夜景はこちら。正面の引き戸があいて、ランドリールームが見えますね。

10.jpg

その土間リビングからキッチンダイニングを通して奥のリビングまで見通します。
手前に見える、土間リビングの、漆塗の名栗敷台が綺麗です。橘商店の名栗加工、漆塗りは沢田欣也氏。

10-2.jpgキッチンダイニングの右手には高さ1200㎜、奥行450㎜の収納が見えます。この白い扉の収納は、リビング回りで必要な諸々なものが入っています。小さいお子さんの場合は、玩具なども。

11.jpgキッチンからその収納棚が見えますが、これはワークスペースを仕切るカウンター。在宅のお父さん。そして、リビングスタディが主流になりつつある子どもたち、机廻りが見えないことで、綺麗に保てます。

12.jpgキッチンダイニングを右に見て土間のほうを見返します。
天井は紀州の杉材の梁の間に柿渋紙が見えます。水平構面をつくる構造用合板に柿渋を貼ったもの。いつもはJパネルですが、この柿渋紙も予想以上に良い感じになりました。

28.jpg同じアングルの夜景です。カウンターの板の色も、天井の柿渋紙も、夜の灯りのほうが明るく見えていますね。

13.jpgキッチンダイニング。正面は、コンロのあるワークトップ、左手は食器棚。食器棚もワークトップの高さ(850㎜)に台があり、家電なども置けますが、文具などもおいておける落ち着いたスペースに。背面の真鍮板がポイントです。

14.jpgさて、玄関近くに戻ってきました。正面は4畳半の和室、力強い梁と柿渋紙の天井の向こう小箱のように見える和室です。右手は玄関。

15.jpg和室に近づくと和室の天井が見えます。杉の二分三(7㎜)板に杉の押縁で。床の間、床柱は赤杉、床板は樅(モミ)で、これらも梅田工務店さんから調達しました。ちなみに床の間の掛け軸は、「我、人と逢う。」今は亡き書家・青雨さんの書。

16.jpgこの際、裏方の家事空間も紹介しましょう。キッチンとパントリーの間から洗面室に入ります。入口の左右にも名栗の板が。

17.jpg入って左には、ファミリークローゼット、略してファミクロが。そのファミクロの奥にはランドリーがあります。洗面室の手前の浴室から一直線。衣類の流れはこの軸に集約されています。

18.jpgランドリーから見返します。この軸の一番奥、浴室が見えますね。また、写真手前右手へ行けば、庭につながる土間リビングです。

19.jpgそして、いつも忘れがちなトイレの紹介も。この手洗いは、左手トイレから出てすぐ脇にあります。トイレの中より、廊下にあったほうが、多用途に手洗いができます。マメに手を洗う習慣が日本国中で根付いてきた昨今です。

20.jpgトイレの中は、全て杉板張りの木の空間で、杉の香りがします。
天井はドーム型。ここも柿渋紙を貼っています。

21.jpgようやくキッチンダイニングの奥のリビングです。
リビングではなんでもできるテーブル中心に、こぢんまりとくつろげる家族のたまり場をイメージしました。

22.jpg夜が近づくと、窓には満月が。
階段を絡めた吹き抜けの「たまり場リビング」は、2階とつながるこの住まいのコア部分。です。

22-2.jpg「たまり場リビング」の、奥のベンチに座れば、2階も1階も、住まいすべてが目の中に入るようです。

23.jpg「たまり場リビング」横の階段から2階へ行きましょう。

25.jpg右手に吹き抜け、見下ろせばリビングが見える2階ホールは、図書スペースになっていて、家族の本を全てここに集約します。

26.jpg奥の個室は、打合せ室に使われます。左手は桁下で、天井高さ1500㎜程度。実はこんな空間がとても落ち着いて居心地がいいことを実感してほしいこともあり、打合せ室には最適かもしれません。

28.jpgさて、2階までご案内しましたので、キッチンダイニングに戻って、夜の土間リビングへ。夜の灯りが杉の木の赤味を照らして、温かい色味を出してくれます。

29.jpg朝の土間もすがすがしい。
このように日々穏やかに暮らせる住まいが良いですね。

31.jpg静かなくらしの音や香りが感じられるようなシーンです。
充実したくらしができる、そんな住まいを提案していきたいと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

(三澤文子)

長野へ木配りツアー 2021年07月24日

~長野へ木配りツアー~

Ms日記をご覧の皆さま、こんにちは。

今週は東京都のD邸の木配りについて、ご報告させていただきます。

担当は、東京スタッフの松岡です。

①MG_2011.JPG

今回の木配りの舞台は、長野県の北沢建築さんです。

北沢建築さんといえば、美しい架構の工場棟。

詳細は過去のMs日記でご紹介していますので、こちらをご覧ください。

実は、事務所棟もすてきなのです。もちろん設計はMs建築設計です。

私事ですが、北沢建築さん訪問は3回目。今回は、念願の胡桃山荘宿泊のご褒美付きです。

胡桃山荘の詳細は、こちら

②北澤さんと北原さん.JPG

北沢建築社長の北澤宗則さんと、D邸の刻みを担当してくれる建築部の北原敬文さん。

北澤さんは、工場棟建築を英断した人。北原さんは架構を作り上げた職人チームのメンバーです。工場棟の架構で肋骨のように見える材は一本一本長さと角度が異なるため、加工には高度な技術が求められました。北原さんは、木材の性質を読む力と刻みには確かな腕を持つ大工さんです。

③IMG_2017.JPG

そして、D邸設計チームの中心メンバーである小森正和さん(こもり設計室)。

Ms所長の三澤文子も信頼する実力ある建築士。北沢建築さんは初訪問となりました。

(ちなみに北澤さんとは干支が同じ、北原さんとは一歳違いの同世代)

④IMG_1966.JPG

いよいよ、木配り開始です。

材寸ごとに束ねられた材料のバンドを、北澤さんがカットしていきます。

まるでテープカットのよう...

⑤9寸梁.JPG

材の表情を確認しながら、どこにどの材を配置するかを吟味中。

木材の産地は長野県の根羽村で、「根羽すぎ」と呼ばれます。

信州木材認証を取得している、品質管理に信頼のおける木材です。

⑥IMG_1973.JPG

見事な9寸梁です。この材は、屋根の隅木に使われることになりました。

今回の材は、節が少なく木目のきれいな赤み勝ちの材がそろっていました。

重要な箇所に、よりよい材料を一本ずつ選んでいきます。

⑦IMG_1972.JPG

木配りに欠かせない軸組模型。図面だけでは感覚的につかみにくい架構も、3次元模型があれば一瞬で伝わります。登り梁などの斜め材は、伏図では正しい材長を表現できないのですが、模型があれば即座に確認でるのです。製作者はMsアルバイトの逢坂さんと小西さん。

⑧IMG_1984.JPG

図面と模型と木材をにらみつつ、化粧となる面を確認しながら思案中。

こうして、適材適所の木配りが進んでいきます。

⑨IMG_1975.JPG

木配りが済んだ材には、番付(小口に通り名を記入)をします。

番付は、刻み(継手・仕口の加工)を行う北原さんが書いていきます。

⑩集合写真.JPG

集中して作業した結果、お昼には作業が完了(すばらしい!)。

木配りの完了した材の前で、(マスクを取って一瞬息を止めて)撮影。

背景には、美しい架構の高窓からやわらかな光が差し込んでいました。

(いつ見ても、何度見ても飽きないです!)

今回木配りした材は、夏の間に北原さんが刻んでくれます。

今秋の上棟が楽しみです。材の組み上がった様子は、またご報告させていただきます。

Msスタッフ 松岡

吹田市S邸~塗装作業~ 2021年07月17日

梅雨も明け、蝉の声とともに真夏がやってきた日、吹田市S邸にて、塗装作業が行われました。

もうすぐ引き渡しの日を迎えるS邸。その前に、住まいの床や建具をMsスタッフで、塗装していきます。

塗料が床や壁などにつかないようしっかり養生して塗装を行います。

IMG_E2301[1].JPG

Msスタッフ中尾君が、シナフラッシュ戸を塗っています。塗料はコンクホワイトという白い塗料です。

これは、沢幸漆店さんに、独自に配合してもらっています。

IMG_2313[1].JPG

塗るとほんのり白くなり、シナ合板の木目が映えます。コンクホワイトはムラができやすく、

コテバケで均等になるように塗ります。塗りの作業は、上下運動を繰り返すので、なかなか良い運動です。

しかしこの日は、最高気温30度!5分も作業すれば、汗だくになりました。

暑さに負けず、作業を進め、続々と建具が塗られていきます。

IMG_2316[1].JPG

床や堅木は、大阪塗料のユーロオイルクリアで塗装しています。

ユーロオイルクリアは、自然塗料で、木に深く浸透し、

木の呼吸を妨げることなく木目を生かしたオイル調の仕上りになります。

撥水効果もあり、木を水や湿気から守ります。

IMG_2305[1].JPG

上方の洗面スペースはオイルクリアを塗った部分です。下方はまだ塗られていません。

塗り立ては色が明らかに変わります。

塗ることによって、しっとりとした、オイル仕上げになるのがわかります。

IMG_E2317[1].JPG

キッチンの立派なケヤキのカウンターテーブルもオイルクリアーで塗っています。

水回りなので、念には念を入れて三回塗りをしています。

IMG_E2300[1].JPG

キッチンカウンター引出しのタモ材もクリアで塗っています。

料理などで、水がはねたりしたとき、水染みを防いでくれます。

この日は以前インターン生で来てくれた、小西さんが、塗装を手伝ってくれました。

初めてながら手際よく作業を進めてくれました。

IMG_2302[1].JPG

塗装という仕上げの作業に関われることで、完成間近の住まいに直に触れることができる良い機会となっています。                 

                                         Msスタッフ濱田

I邸新築工事 地鎮祭 2021年07月09日

沖縄では、梅雨明けが発表されていますが、大阪はもう少し先ですね。

今回は、兵庫県で先月地鎮祭を迎えた物件の紹介です。

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現場に着くと今回施工をしていただくコアー建築工房さんが準備をしてくれていました。

写真は、手水の儀(てみずのぎ)を準備してもらっているところです。

奥から順位に手水桶、零(こぼし/手水受)、拭紙、拭紙入の並びとなっています。

ここで、心身を清め、式を執り行っていきます。

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今回、地鎮祭にきていただいたのは、富松神社の神主さんです。

なんでも、「御本殿は1636年に再建され、昭和43年に兵庫県重要文化財に指定されました」 とのこと。

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祭壇前に行くと、なにやら凄く綺麗に盛られた砂が...!

誤って足で踏んでしまったら大変です。足元にも注意しながら着席します。この盛砂の正体は後ほど!

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式が進んでいき...

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神主さんの手から、紙がパラパラと舞っています。これは、切麻散米の儀(きりぬささんまいのぎ)といって、土地を祓い清める儀式です。

切麻は、麻もしくは紙を細かく切り、お米と混ぜたものを敷地の四方に撒いていきます。

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地鎮の儀に移り、先ほどの盛砂の登場です。

まずMsの三澤(設計者)が鎌で刈り、

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Iさん(お施主さん)が鍬を入れ、

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コアーさん(施工者)が鋤を入れます。

この一連の作業の時、「エイ、エイ、エイ」と掛け声を出して盛砂を崩していきます。

IMG_7907.JPG

そして、最後に鎮物を砂に鎮物を埋め、納めます。

昔は手つかずの土地を鎌で草を刈り、鍬で土を掘り起こして、鋤で土地を平らに均していました。

この儀式で神様に工事の開始を奉告します。

その後、玉串奉奠など行い、昇神の儀で神様にお帰りいただいたら、閉会です。

IMG_7921.JPG

現在は現場も進み、8月の上棟に向け、気を引き締めて取り組んでいます!

またいつか報告のブログをUpしますので、それまで楽しみにしていただけたら幸いです。

Ms宮本

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