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2020年08月アーカイブ

8月、東京ウマハウスでの2週間 ~ 外付けブラインドとパッシブ冷暖 2020年08月28日

ウマハウスに新しい家族が加わりました。

7月末、住まい手夫妻に第2子が生まれ、私は、産後ケアーための家事お手伝いで、2週間ほど、東京ウマハウスに滞在しておりました。

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まさしく猛暑のころ。

外は厳しい暑さでしたので、南窓の外付けブラインドは常に下ろしたままです。今回、道路斜線によって、この程度の奥行の庇しか出せなかったため、やむを得ず外付けブラインドを設置したわけです。

初めての外付けブラインド採用でしたが、外壁の板金の色とぴったり合う色があり、心配したほど外観を損ねることもなく、まずまず気に入っております。

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室内からはこんな感じで、このくらいの暗さが、目に涼しい気がします。


この家の住まい手には、「とにかく夏は、日射を入れないように注意してください。」と、夏の住まい方の心得を伝えていましたので、「日射遮蔽」を守ってくれています。

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ただ、完璧とは言えず、このように白い壁にくっきり日差しが入ってくるのを発見。

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日差しはブラインドと端の隙間から入ってきていました。

「そうか、ブラインドを窓幅より大きくして、被せるように取り付ける、とか、袖壁を付けてその中に収めるとか、しなければだめなんだ・・・」と初めて使ったゆえの反省。

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冷房は床下エアコンを使った「パッシブ冷暖」を採用。

2月末に入居したので、冬の寒さにはこのパッシブ冷暖が万全と感じましたが、夏は全く期待せず、3階のエアコンの冷気を期待していました。ところがこの写真のように、吹き出し口にサーキュレーターを置いたりして夏も活躍。猛暑の外から中に入ると家の中はヒンヤリ感じます。

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住まい手夫妻供用の仕事部屋(1坪)の足元には、吹き出し口があるので、ヒンヤリ快適で集中力増します。とのこと。

このように、予想外に効いてくれています。

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さて、ウマハウスの住まい手の妻(私の娘です)は、無事に女の子を出産、産後の体調も順調に回復しました。赤ちゃんもぐんぐん大きくなってきています。

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この日の東京は、外気33℃、少し凌ぎやすくなって、母子撮影のために、ブラインドをしばし上げています。(カメラマンは住まい手の夫)

日差しがスポットライトのように母子を照らし、絶妙な写真ではありますが、やはり外付けブラインドのおかげで、夏の猛暑の日々、かなり助けられたな。と感じました。

(三澤文子)

お盆明け 2020年08月20日

厳しい暑さが続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

お盆休みも終わり、Msも今週から業務を再開していますが、なかなか厳しい暑さが続きますね。

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事務所の庭の写真を撮ってみましたが、写真からも夏!という感じがします。

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日陰に温度計を置いて計ってみましたが、38℃....!!ほんとに正確かどうかはさておき、危険な暑さですね。

事務所の中はクーラーをつけているので、涼しいのですが、一歩外へ踏み出すと暑さに襲われます。

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所内にはメインテーブル上部の吹き抜け空間に面した2階があるのですが、冷気は足元に滞留するので上にはいかず、2階には冷房の冷気が届きにくいです。

その場合は、扇風機などを用いて空気の流れを作ることで、冷気を2階へ押し流したり工夫をしています。

気密性と断熱性能を高くすることでエアコンも効率よく運用できますが、

例えば2階にエアコンを設置したとして、1・2階がオープンだとエアコンの冷気が階段へ流れてそのまま1階へと落ちていき、2階は冷えにくいという状況になってしまうこともあるかと思います。

なので、階段と仕切るための建具を設置する場合もあります。住みながら仕切る位置を変える工夫をすることもあります。

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この写真では、階段へと続く空間と居室を建具で仕切っていますね。

家に住んでいて、皆さんはどの部屋でどう過ごしていますか?

季節によって過ごす部屋を変えたり、春夏秋冬それぞれでベストな部屋を見つけるのも面白いかもしれません。

まだ暑さは続きますが、熱中症などにもどうぞお気を付けください。

スタッフ宮本

穏やかな夏休みの、思い出の広縁 ~熊本「自適荘」のご紹介 2020年08月14日

5年前、改修を行い、蘇った、熊本県三角町の「自適荘」をご紹介したいと思います。

今年6月16日、カメラマンの畑拓さんに 改めて撮影していただきました。

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自適荘の北には、有明海が。

海沿いの国57号線を渡れば、砂浜です。依頼者のMさんは小さいころ、ここで海水浴をしたそうです。

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当時もあったかどうかはわかりませんが、自適荘の前には横断歩道があります。木々とセミの鳴き声に包まれたような海辺の別荘です。

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長らく、空き家同然になっていた、この海辺の別荘の詳細調査を行ったのが2014年の3月。その後、熊本市内の新産住拓さんに施工をお願いし、2015年春に改修が完工しました。

かつては玄関の、向かって左にもお部屋がありましたが、屋根が壊れて著しい劣化があったこともあり、取り壊し、減築してコンパクトな別荘になりました。

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大切に残したのは、海に面する北側と庭に面する西側にある L字型の広縁です。

たっぷりの広さがある1間幅の広縁で、床は、畳の高さにそろえて桧板を張りました。

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改修設計では、劣化部分は全て取り換え、RC造の基礎を設けて耐震性を高めましたが、建物の形は変えていません。ここから見る佇まいは、「変えたくない。」と、強く思うほど、魅力的だったのです。

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今回の撮影で、全面的にお世話になりました新産住拓の泉保さん、桝本さんには、写真モデルになってもらっています。すっかり、穏やかな夏休みを過ごすカップルになりきっていますね。

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Lの字の広縁の、こちらが北向き側です。

ゆらぎのあるシングルガラスの木製建具は、そのまま使用しています。夏向きの別荘ということ、そして依頼主が強く希望したこともありましたが、夏の思い出を再現するには、この建具を残すことは必然でした。
ただ、改修前には無かった雨戸を新たに設けたのですが、このような海の近くで雨戸がなかったのは、その代わりに欄間の内側に準備されたカンヌキ棒(と表現したらいいでしょうか?)がその代用品だったようです。

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これが「カンヌキ棒」が入った状態です。

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こちら側が西向きの広縁です。揺らいだガラスのおかげで、懐かしい感じのする情景です。

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モデルのお二人は、すっかりリラックスしています。泉保さんは、窓を開け放して昼寝でしょうか。

かつては、蚊取り線香をつけたり、夜は蚊帳を吊ったりしていたことでしょう。

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二間続きの座敷は、東側の6畳の間を板間にして、ダイニングにしています。

続き間は、風通し良く、見通しもよく、西の庭が絵のように目に入ります。

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振り返って、ダイニングから東には、キッチンと、右手、簀戸の向こうに洗面スペースが見えます。
キッチン左隅には、造り付けのベンチソファがありますが、依頼主曰く、「お昼寝用」とのこと。

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ダイニングの北(海)側には玄関があります。この位置関係も、以前と変わりありません。 亀甲型の飾り窓もそのままです。

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キッチンと洗面、そして写真手前に続く浴室は、既存建物を壊し、増築した部分になりますが、既存の雰囲気と馴染みよく空間をつなげることができたと思っています。

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天井の高いダイニングは、伸びやかで気持ちいいものです。

そのダイニングから写真正面(南)に出て、右手側にも広縁があったのですが、南といっても斜面地が迫っていることもあり、耐震性能を上げるために、壁を設け通り抜けの収納スペースにしています。
短期間の滞在でも、荷物の置き場がしっかりあると、気分良く過ごせます。

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そしてダイニングを南に出て、右手にはトイレがあります。

1坪の広さで、天井はポリカツイン6㎜(乳白)。使用中は、ホワーっと小屋組の垂木を照らして良い感じになるのではないかと思います。床の間の違い棚を利用した手洗い台も見えますね。

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西・北に向く、L字型の広縁の 天井です。

既存の垂木、野地板を利用して(劣化部分は取り換え)新たに屋根を造り変えています。また、座敷部分、既存の竿縁天井の上にも断熱材が充填されています。

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この自適荘では、80年前にこの木造家屋を造った大工の思考をなぞるように、改修設計を行うことができました。時代を超えて、現代の生活状況に合わせて変化させていった部分は数々ありますが、変わらず、そのままに残した部分も多いのです。その結果、以前ここで、ひと時暮らした人々には、懐かしい思い出の空間に蘇ったと、感じてもらえるのではないかと思います。

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基礎が新たに造られ、必要な耐力壁は設けられましたが、このプロポーションはそのままに見えるよう努力しました。

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お二人のご協力あり、畑さんに素敵な写真を撮って頂けたこと、感謝いたします。

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夜になり、さらに、懐かしいような、寂しいような情景

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山に抱かれた、小さな海辺の別荘の夜のひと時です。

(三澤文子)

ZOOM部屋ができました! 2020年08月07日

3週間前のMs日記に登場したウマハウス。ワンルームのキッチン+リビングダイニングの写真に仕事スペースが写っています。「右奥に見えるのは2畳ほどの仕事スペース。1m角のテーブルを壁につけて2人が斜めに座って仕事をします。」

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リモートワークになると見越して、住まい手から要望があり計画した仕事スペースでしたが、予期せぬ新型コロナの影響でいきなり大活躍です。

Ms事務所にも「ZOOM部屋」と呼ばれる、オンラインのためのスペースが設けられ、先日は代表・三澤文子によるMOKスクールの講義が行われました。今回はMsのZOOM部屋の紹介をいたします。

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ここは故・三澤康彦さんが仕事場として使っていた場所です。ずっと触らずにいた空間ですが、オンライン化され新たな活動の場となりました。それでもやはり、デスク周りには康彦さんがそのまま残されています。

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新しくウェブカメラを導入しました。設置場所を変えて検討した結果、モニター右上の中央寄りに落ち着きました。ここだと自然な目線で視聴者に話しかけられます。

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モニターの後ろに見える輪っか、これは何かというと...

女優ライトです。

では、ZOOM部屋は視聴者側からどのように見えているでしょうか。

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中尾くん、女優ライト有り

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中尾くん、女優ライト無し

確かにライトによって、前髪でできた影が無くなっています!

ZOOM部屋は、スタッフのオンライン学習室としても用いられます。今日の中尾くんは省エネ・温熱環境に関係する性能の勉強会、「建築環境ラボ2020後期」の講習に参加しました。これまでのスタッフはみな京都まで通っていたので、事務所で参加できると移動時間の節約になりますね。

これからは自宅に仕事スペースを設けるのが当たり前になりそうです。また家族と自宅で一緒に過ごす時間が長くなるため、それぞれが息抜きのできる空間も必要になるでしょう。新型コロナは、暮らし方や働き方を変え、それにともなう住空間まで変えています。物事が大きく変化する瞬間に立ち会ってみると、柔軟に変化する重要性を見せつけられているように感じます。

今年はお盆休みの帰省を取り止める方が多いのではと思います。この機会に暮らし方改革をされてみてはいかがでしょうか。私は長雨で草が生い茂った庭の整備を行う予定です。

それではみなさま、良い夏休みをお過ごしください!

村上洋子

夏季休業日のご案内 2020年08月03日

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photo by Taku Hata

8/8(土)〜8/16(日)は休暇とさせて頂きます。
進行中の物件に関するお問い合わせは、各担当者へお願いいたします。

Ms建築設計事務所

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