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2020年01月アーカイブ

Ms  1日の始まり ~大切な朝の仕事~ 2020年01月23日

はじめまして、昨年秋から、Msスタッフとして働いている濱田です。

私は、スタッフの皆さんの就業時間より30分早く出勤しているので、朝1番に事務所に来ています。

ちろん誰もいません。事務所は静寂に包まれています。

晴れた日は、大きな窓から柔らかい朝日が差し込み、優しい雰囲気に包まれます。

IMG_5310.JPG事務所の窓から見える庭の木々もキラキラ光り輝いています。静かな朝の始まりです。

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さあ、朝の仕事スタートです。

事務所のごみを回収し、来客スペースやトイレを掃除します。

洗い物を片づけ、キッチンを整えます。そして、足りない麦茶や緑茶を補充し、朝1番のコーヒーを入れます。

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コーヒーはベトナムコーヒーをブレンドしたものを使っています。

チョコレートのような香ばしさのあるコーヒーです。

事務所にコーヒーのよい香りが漂います。少し気が引き締まります。

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Msスタッフの皆さんが、少しでも快適に仕事が始められるよう、朝の仕事を行っています。

設計などのお仕事はまだまだなので、自分のできる朝の仕事をこれからも丁寧にやっていきたいと思います。

そろそろ、スタッフの皆さんが来る時間です。今日も一日、がんばりましょう。IMG_5343.JPG

Msスタッフ 濱田

広島県庄原市 古民家再生の宿「不老仙」 2020年01月18日

「不老仙(ふろうせん)」

築100年程度の古民家を改修した、宿の名称です。

聞くところによると、その昔、仙人が暮らしていたという里山の奥地、

庄原市上谷地区に位置しています。

はじめてこの地を訪れた時の感動は、今でもはっきりと覚えています。

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上写真は、建物工事前の様子です。

 (現在、右手の建物は解体しています)

美しい山の稜線と谷のせせらぎ。

幾重にも重なる石積みの棚田と鳥のさえずり。

これ以上ない、豊かな自然環境の中にひっそりと建物が佇んでいます。

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建物側からの、見返しの風景です。

隣家まで約200Mの距離があり、空、山、棚田による風景が広がります。

「棚田」と書きましたが、

正確には、この地域で育つ『比婆牛(和牛の元祖といわれています)』のエサとなる「牧草地」です。

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上写真が、改修後の外観です。

木造平屋建て(約55坪)。

間口が約20Mあり、縁側に面した開放性のある連続窓が特徴です。

さて、

今回のプロジェクトは、Ms発のチーム設計です。

設計統括:六角屋 三浦史朗氏

協働設計者:Ms + 住宅医チーム

「不老仙」においては、

住宅医でMs事務所OBでもある、WASH建築設計室の日野弘一氏に

全面協力を頂きました。

施工は、地元の工務店: 長谷川木材店:長谷川智久氏 です。

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内部の様子です。

玄関板間は、ワークショップにて、皆で製作した「漆」の床板です。

板間の奥に、和室2間が続きます。

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大きな間取りの変更は行わず、

漆喰の「白」を基調に、さわやかな印象となるよう仕上げました。

ソファ、座卓等の家具類も、落ち着きのあるデザインで製作しました。

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寝室は、1400巾のベッドを二つ。

地場の桧を用いて、地元のベット製作メーカー:「舛元木工」さんに製作して頂きました。

高さを280に押さえており、和室によく合っています。

ベッドボードには、照明+コンセントを用意しました。

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一段下がった土間には、杉板をはり、キッチン&ダイニングをつくりました。

キッチンは既存利用ですが、モルタルで塗り直しています。

ご家族やグループで、楽しく料理ができる広々としたスペースです。

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家具全般は、大阪在住の沖本雅章氏(大工)に製作して頂きました。

Jパネル(杉)を使った机・ベンチは、よく考えられたディテールで、好評です。

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洗面、浴室などの水廻りは、ゆとりを持たせてつくりました。

天井・壁は桧。

床、浴槽は、左官仕事(洗い出し&砥ぎ出し)で、一体としてデザインしています。

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今回、古民家を宿泊施設に再生させるということで、

現実には、「法規、工期、コスト」など、様々な制約がありましたが、

チームで協力して乗り越えることができました。

上写真は、竣工時のオフショットです。

(玄関先のベンチにて)

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古民家改修には、

ひとつの建物だけではなく、より広く地域社会に貢献していけるストーリーが内在しています。

今後も、古民家を「コア」とした、地域再生に向けた取組みを続けていきたいです。

 ※庄原市内では、3棟目『こざこの森』が工事中です

広島県庄原市、古民家の宿。

ぜひ、一度、訪れてみてください。

Ms 上野耕市

以下、参考URL

せとうち古民家ステイズ(Setouchi Cominca Stays)  

https://cominca-stays.com/

せとうち古民家ステイズHIROSHIMA【不老仙】予約フォーム

https://shobara-info.com/spot/2072

せとうち古民家ステイズHIROSHIMA【長者屋】予約フォーム

https://shobara-info.com/spot/1989

年末年始の漆塗り@奈良そして東京~沢田欣也氏 Msの現場に来る! 2020年01月10日

昨年末の26日・27日。2つの改修建物のために、沢田欣也さん(以下、欣也さん)が石川県小松から、奈良に来てくれました。

まずは、奈良の梅田工務店さんの加工場です。

平野区の民家改修で必要なケヤキの柱を、なんと梅田工務店のコレクションから分けて頂いたのです。そのケヤキを8角に加工して頂き、漆塗りは欣也さんにお願いしました。

「年末年始のほうが、逆にスケジュールが空いている!」とのことで、2日間かけて3回塗りをして頂きました。

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写真は、1日目。

2回塗りまで終えて、乾燥のための養生をしている欣也さん。大工さんたちが手際よく手伝ってくれました。

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ケヤキの塗り具合は、こんな感じ。

素晴らしい塗り具合です。ケヤキの木目と光沢が何とも言えません。

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乾燥の合間を縫って、次は奈良県平群町の「平群のすまい」の現場へ。

この現場は羽根建築工房さんの施工で、担当はMs宮本君です。

写真のクリの柱は、宮本君が塗師になり、漆を塗るのですが、車で20分ほどの近くにある梅田工務店さんの加工場から、師匠の欣也さんが出向いて、直接、ご指導頂いています。

漆塗りの工程として、まず初めに弁柄を塗っているところです。

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そして、塗った弁柄を乾燥させた後、上から漆を塗っていきます。

漆は肌についてしまうとかぶれてしまう為、慎重かつ丁寧に塗装していきます。

基本的に漆は、塗装と乾燥を繰り返し、3回塗りまで行います。一回目は、漆は木材に染み込んでいくため、漆を塗る時の伸びが悪いですが、2回目、3回目と回を重ねるごとに、表面がコーティングされていくので、漆の伸びも良くなります。

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漆を乾燥させると言いましたが、実際起こっている現象としては、硬化が起こっているのです。つまり、漆は、水分と反応することで硬化するので、電気ポッドなどで水蒸気を発生させ、湿度を70%程度まで上げる必要があります。

三回塗りを終えた頃には、光沢も出て、深みのある色へと変わりました。

さて、年が明けて2020年1月8日。次は東京です。

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2月末に完成予定の「こひなたハウス」の丸柱に漆を塗ることになりました。

3階建てのこの家、1階から2階までのスギの丸柱です。 まずは1階から弁柄で着色していきます。

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そして、2階ホール。8日~9日の2日間で3回塗りを行いました。

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そして3回塗りが完了。日差しにあたった部分だけ、真っ赤に見えますね。

この丸柱は、兵庫県宍粟の山のスギ。宍粟は、軍師・黒田官兵衛のふるさとです。

こひなたハウスの住人は、歴史好きなので、「官兵衛はしら」と名付けて、大切にしてくれることと思います。

三澤文子


前回の「平郡のすまい」記事は こちら

前回の「東京こひなたハウス」記事はこちら

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