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2019年09月アーカイブ

Msの秋の庭~柘榴(ザクロ)のゲートでお迎え 2019年09月28日

秋晴れの空に真っ赤な柘榴の実。Msのエントランスアプロ―チはには、右手からは柘榴、左手からはノムラ紅葉の枝がアーチをつくり、来訪者をお出迎えしています。特に秋には柘榴がたわわに実り、みごとな光景です。
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真っ赤な皮の柘榴の中身には、 まるで宝石のような、真っ赤で透き通った 種がぎっちり詰まっています。
今年は、例年に比べタワワに実った感がありますが、こんなに実っても、収穫して食することもなく、落ちてしまった実を数個、干からびるまで飾って楽しむくらいなのです。

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この鮮やかな赤はまさしくMsのラッキーカラーでもあります。エントランス左手の真っ赤な柱と、Msのロゴも真っ赤。2台の社用車も赤。ステップワゴン(HONDA)はそもそも赤が無いので、購入時に全塗装したほどです。

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さて、室内から見るMsの庭。この夏Msに変化がありました。エントランス、入ってすぐの打合せテーブルが、三澤文子用の仕事テーブルになったことです。
長らく2階にあった仕事スペースはそのままにして、このテーブルをブランチとして使うこととしました。
この席から見る景色が、この事務所内で一番いい席だということを発見したからです。
Ms開設から34年、ここを改修して事務所として使い始めて28年になりますが、28年目の発見ということになります。
またここは、眺めの良い特等席というだけでなく、スタッフを呼びつけて打合せをするのにもちょうどよく、デスク型でなく、テーブル型のほうが使いやすいというのも、もう一つの発見でした。


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ちょうど、この席を使い始めたころに、Msのスタッフに加わった濱田由利香さん。毎朝、エントランス近くの観葉植物に水やりをしてくれます。
室内の緑の向こうに庭の植物の様子が見えることも、生活と庭との関係を感じさせてくれて、気にいっている理由なのかもしれません。

 

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Msの庭づくりの理想は、草花が混在したナチュラルな庭。ちょうどクリムトの「農家の庭」のような、実や花が咲く生活感ある庭です。「草が生えるのが嫌なので・・・・」という施主の声に、好きな草をのびのび活かす庭も良いのでは?と思いながら、まだまだ説得力がありません。

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Msの庭はまさしく草が奔放に生える庭で、そんな状況の上の写真、真ん中に敷石のある下には2015年に永眠した愛猫のチャケが眠っています。

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もうひとつ、この夏に発見した 風景があります。自宅の現在仏間からMsを見下ろすことが出来る窓。庭の樹木が旺盛に茂って、周辺の集合住宅の建物を隠し、まるで森の中にあるようです。
いつまでも発見が出来るように、常々空間観察の眼を養うことが、設計のトレーニングなのかな。と思っています。


三澤文子

東京こひなたハウスの建て方~上棟式 2019年09月20日

東京こひなたハウス前回記事はこちら

東京こひなたハウスが上棟しました!

夏の暑さのピークが過ぎた頃、東京のこひなたハウスの建て方を行いました。

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全面道路は幅員4mの上、電線が邪魔になる為、クレーンは使わず大工さんの手によって材料を運び、組み立てます。

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構造材は静岡の天竜杉。

今年5月に、お施主さんと、製材所のフジイチさんにて木材検査を行った材料です。

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こひなたハウスは道路斜線・高度斜線(北側斜線)制限をかわしながら屋根形状を決定したので、少々カタチが複雑ですが、大工さんのチームワークにより、テンポ良く立ち上がっていきました。

無事に棟が上がり、日を改めて上棟式を執り行いました。

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四方祓いでお清めを行い、これからの工事の安全を祈願します。

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お施主様のご厚意で直会(なおらい)の席を設けて頂き、皆で楽しい時間を過ごしました。

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上棟式は住まい手と職人さんがコミュニケーションを取れる大切な機会でもあります。

家づくりの決意を共にして、これからどんどん工事を進めていきます!

スタッフ 酒谷

古民家の宿「長者屋」@広島県庄原市 オープンしました! 2019年09月13日

"広島の隠れ里"庄原市の自然豊かな里山に、古民家を改修した宿がオープンしました。
「長者屋(ちょうじゃや)」 @庄原市比和町
「不老仙(ふろうせん)」 @庄原市上谷町


令和元年 9 月 1 日。
2 棟の宿が同時にオープンしましたが、今回は「長者屋(ちょうじゃや)」についてレポートします。

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南側からの外観です。
築 200 年を超える入母屋造りの農家の佇まいはそのままに、
地域交流のキーパーソンでもある、奥田工務店/奥田氏により改修工事を行いました。


地域文化を守り、伝えること

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『カッコいい宿をつくりたいわけではない(木村洋氏)』

せとうち DMO 古街計画【事業主】のポリシーがよく現れているのが、
上写真の"ヒストリールーム"です。

地元の方言で、"だや(牛小屋)"と呼ばれ、一つ屋根の下で、牛と共に生活してきた空間を、
地域の歴史・文化を発信する場として残しています。

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玄関土間からの内観です。
土間の三和土(たたき)も当時のまま。

地元の方々からも、「ぜひ残して欲しい」とのリクエストがありました。

既存柱は「栗」、 梁桁は「地松」、 天井は「煤竹」。
大きな骨格・間取りの変更は行わないかたちで、改修設計を進めました。


共同設計への挑戦
さて、今回は新しい取組みとして、"共同設計"に挑戦したプロジェクトです。

設計統括は、六角屋:三浦史朗氏。

約一年前の 8 月末。
Ms は、当初、既存建物の調査を仕事として依頼され、
住宅医の有志メンバーと共に、長者屋・不老仙・他一棟の計 3 棟の詳細調査を実施しました。

その後、設計チームの一員として、
実施設計から現場監理までを担当させていただくご縁に恵まれました。

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上写真は、囲炉裏スペース(掘り炬燵)からみた内観です。
長者屋が持つ"陰影礼賛の世界観"と、
"宿としての快適性"を両立させるために、スケール感・素材感・灯りの配置に注力しました。
黒色の床は、Ms 主催の「漆塗り WS」で製作したものです。

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浴室は、思いっきり"広く"、
"非日常感"を味わえる大胆なつくりです。
中央に配置した浴槽は、砥出し仕上げ。
床は、豆砂利洗出し仕上げ。(床下エアコンのダクトを埋設しています)
壁、天井は、桧です。

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奥には、シャワーブースがあります。
工事は大変でしたが、
浴室の設計には、六角屋×Ms のチーム力がうまく発揮できたかと思います。

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キッチンなど水廻りは、新しく、モダンなイメージで一新しました。
家具は別途工事で、大阪の大工:沖本雅章氏(キサブロウ)に依頼して、
限られた時間のなか、現場で見事に組み上げて頂きました。
※ 8 月お盆の台風が迫った時期でしたので、本当に、ぎりぎりセーフでした。

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寝室は、一転して、白色を貴重としたデザインです。
ベッドは、桧を使ったオリジナルデザインで、
爽やかな印象に仕上がっており、非常に好評です。
こちらは、庄原市内のベッドメーカー舛元木工さんに製作して頂きました。

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縁側、2 間続きの和室は、建具を修理して土壁を塗り直しました。
ちゃぶ台の製作(沖本氏)、照明器具のセレクトに際しても、"新旧のバランス"に配慮しました。


内の力×外の力
地域の古民家を、宿として再生させること。
今回のプロジェクトを通じて、現実的な厳しい局面がいくつもありましたが、
オープンまで辿り着けたのも、はじまりから最後まで、「人の力」によるものでした。
特に、地元有志メンバーの熱意は高く、物件探しから、宿の運営まで、
庄原の皆さまの「内の力」ありきで、計画自体がスタートしています。

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上写真は、土壁ワークショップの様子です。
現場の土を練って、外壁を補修しました。
"足りないものは、「人の力」でカバーする"
9/1 オープンの晩に集まった際、皆が口にしていた言葉です。
私たち「外の力」も、せとうち DMO 古街計画の皆さま、地元の皆さまの熱意に引っ張られるかたちで、
徐々に、力が入っていったように感じています。

現場は、奥田さんの人徳で、
きびしい局面でも、常に、明るく・前向きな雰囲気で包まれていました。
「チームとして、完成を迎えられたこと」
「地元の皆さまに喜んで受け入れていただけたこと」が、何より嬉しいことでした。

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"広島の隠れ里"庄原。
歴史と文化、美しい里山風景を楽しむことができる、一棟貸しの古民家の宿です。
ぜひ、一度、訪れてみてください。
Ms 上野耕市


以下、参考 URL
せとうち古民家ステイズ(Setouchi Cominca Stays)
https://cominca-stays.com/


せとうち古民家ステイズ HIROSHIMA【長者屋】予約フォーム
https://shobara-info.com/contents/1947

羽根建築工房さんとの奈良の改修工事現場 2019年09月06日

まだまだ暑い日が続いていますが、Ms大阪事務所では、セミの鳴き声もあまり聞かなくなり、少しずつ夏が遠ざかっているのを感じます。

さて今回は、今年の8月に着工しました、奈良の改修工事の現場状況をお伝えします!

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この物件の施工を担当してくださるのは、羽根建築工房さんです。

解体が進み構造体が露わになっています。

詳細調査の際に(調査報告会の様子はこちら)断熱材の劣化はありましたが、構造体には劣化は見られず、良い状態であるという結果が得られていますので、積極的に既存材の再利用を行っていきます。

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写真から、手前とその奥に立派な太鼓梁が架かっています。

少し丸みを帯びた材・曲がった材があると、木材にすごく表情に豊かさを感じて、私は好きです。

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これは既存浴室の解体ビフォーアフターの写真です。

壁と床のタイルも全て撤去してもらっています。

調査の際には確認できませんでいたが、浴室周りの基礎は高基礎になっていました。

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こちらは、羽根建築工房の和田さんです。

本改修物件の現場監督として現場管理を行っています。

和田さんは、Ms事務所とは長い付き合いで、20年程前、まだ和田さんが学生の頃にMsにアルバイトに来ていた時期もあります。

今回、和田さんが現場監督ということで、とても心強いです。

来年1月の竣工を目指して、和田さんや現場の職人さんを初め、協力しながらより良いものを造り上げていきます。

スタッフ宮本

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