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2019年06月アーカイブ

「東京こひなたハウス」の木配り~MOKスクール有志協力に感謝! 2019年06月29日

6月25日(火)晴天。今日は三重県松阪市のプレカット工場コウヨウに来ています。

「東京こひなたハウス」の接合部などの打合せ、そして、木配りを行うためです。木配りとは、どこにどの材を配置するかを決めることで、大工さんは「番付」と呼んでいます。

下の写真は、「東京こひなたハウス」の軸組模型。3階建てで、北側斜線や道路斜線で厳しく切り取られた屋根が、かなりチャーミングな形に出来上がりました。模型で茶色に色付けされている材は「燃えしろ設計」をしている横架材です。

可愛い旗の着いたピンは、Ms仕様金物Dボルトの種類を示しています。

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まずは、架構軸組の接合部などの打合せです。模型と、接合部詳細図を見ながら、各接合個所について、最善の接合方法を確認していきます。 

今回、スタッフ以外の面々が多いのは MOKスクール生有志が参加しているためです。

奈良西大寺の梅田工務店・梅田社長からは大工の流儀としての意見が出て、かなり深まりのある討議でありました。

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とにかく難しい小屋の軸組。かなり難しい個所は、コウヨウの担当者、ベテラン川村さんがモニターにて、アクソメを映し、ズームアップ。大変良く解ります。

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2時間半の大討議を終えて、お昼ご飯は松阪牛の焼き肉でスタミナをつけ、午後からは炎天下での木配りが始まりました。

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ここでも梅田社長が采配を振るい、岐阜から参加の田原さんも元気で動きます。

芯去り材の赤身がち、無地で目の細かい木表面です。

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本日選ぶ化粧材は「燃えしろ設計」の太い材。幅は150、成は210,240、270,300

いつものように段ボールに伏図を貼り、段取り良く選べるように色塗りをして準備してあります。

そのボードをチェックしながら、重たい材を持ち上げて、色味や目合いを見比べて行きます。腰を痛めないといいのですが。

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この日は、屋根のついた土場が立て込んでいて、屋根の無い炎天下での木配り。皆さん、かなり頑張りました。

最後は柱材の木配り。

三澤康彦コレクションの栗材は、すでに八角柱に加工済みです。240径の八角柱が1階に2本、2階、3階にそれぞれ1本。小さな家ですが、康彦氏のプレゼントと思い、沢山使っています。

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全ての化粧材の木配りが終わって、集合写真。

MOKスクール有志の皆さん。本当に有難うございました。来年2月に、この木配りの成果を、是非、東京まで見に来てください!

三澤文子

「東京こひなたハウス」着工しました。~地鎮祭と木材検査

北白川環境設計道場 前期成果発表会 2019年06月22日

半年に1回の北白川環境設計道場成果発表会。

今期は京都にある「みささぎ一級建築士事務所」さんの事務所の一部をお借りして発表会を行いました。

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この北白川環境設計道場は、建物の温熱環境について学ぶ勉強会です。

入門時は基礎コースから始まり、そこで半年間の修業を終えた後、応用コース、そして実践コースへとステップアップしていきます。

Msスタッフも今期は3名参加をさせていただきました。私も3年目となり、厚かましさも増して三浦先生の隣を陣取っています()

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今回、応用コースでの発表者は2名、実践コースでの発表は7名の計9名の方が発表を行いました。

応用コースは、通例のよしやまち校舎の温熱改修計画です。

断熱部分の断面構成を計画し、建物の全体や部位ごとの断熱性能を算出して、

現状と温熱改修案の性能値を比較し、発表を行います。

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今回は設計士さんと工務店さんがペアーを組んで2パターンの改修案を比較で発表してくれました。設計視点と現場視点の違いが見比べれて、面白い発表でした。

実践コースは参加者各自で設定したテーマについての発表です。なので発表の内容、形式はばらばらです。設計物件での温熱計算の実践や、シミュレーションについてなどなど、基本的な話から上級者向けの話まで幅が広い。

Msからは「改修の気密について:酒谷」

     「改修における開口部の検討:宮本」

     「基礎の話その1 基礎断熱・床下断熱の比較:久保」

の内容で発表しました。

Ms東京支部の酒谷さんもSkypeで参加です。今は距離なんて関係ないですね!

今年の5月に引渡した改修物件の気密性についてです。改修時に気を掛けることや、より良い気密の取り方を検討・考察しています。

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宮本さんは計画段階の改修案件をモデルに開口部の断熱性能性能・結露リスクを比較してリスト化、開口部に特化した内容の発表でした。まだまだ比較したりない!とのことで、続編がありそうです。

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私の発表は基礎断熱と床下断熱についての基本的なおさらいと、熱損失や表面温度、コストやシロアリの危険性など比較して発表しました。

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発表資料はこんな感じでつくってます。(抜粋)

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発表会が終わって緊張感から解放されたあとは、楽しい楽しい懇親会です!

美味しい料理、お酒、音楽がそろって盛大に盛り上がりました!

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同じ温熱を学ぶ者同士が道場に通う中で芽生えてきた疑問、仕事で疑問に思っていたことを一緒に考え合えることをとても有意義に感じています。また、自分が学んだことをアウトプットして、他者に話を聞いてもらえる場もなかなか多いことではないので、半年に1回の発表会はとても貴重な経験を場となっています。

現在、北白川環境設計道場は新規参加者を大募集中ですので、興味のある方は一度道場へ訪れてみてはいかがでしょうか。

スタッフ久保

Ms東京事務所(モノモノスペース)にて「長崎の家」詳細調査の報告会 2019年06月15日

Ms東京事務所は中野駅すぐ近く、モノモノの中にあります。

秋岡芳夫さんが設立した、知る人ぞ知る のモノモノですが、中野駅のホームがすぐそこに見えるくらい駅に近い場所にあります。

「そこが中野駅です。」と指さす Msスタッフ酒谷明日香さん。

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6月10日は、そのモノモノスペースにて、去る4月13日に詳細調査を実施した「長崎の家」の調査診断報告会を、依頼者Yさんをお招きして行いました。
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モノモノスペースにある、モノモノロゴの暖簾。その向こうが事務所スペースです。

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我がMsスタッフの酒谷明日香さんが にこやかに登場。


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お客様、そして私たちにコーヒーをサービスしてくれました。

さすがモノモノ。このコーヒーマグは、「デュエット マグ」といって、秋岡芳夫さんのお弟子さん、荻野克彦さんのデザイン。
おにぎり形のような三角の飲み口と持ち手の関係が、とても飲みやすいイッピンです。
そんなマグを手元に、そろそろ報告会が始まります。

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報告者は、滝口泰弘さん。住宅医協会で調査診断の担当理事で、今回の調査ではリーダーになって頂きました。
報告書の作成まで全てお願いしましたが、RC造の報告書作成の見本とすべく、事前の検討会も開催し、念には念をいれて作成。この日は満を持しての報告会です。

およそ1時間半の時間をかけての報告でしたが、解りやすく丁寧に説明して頂きましたので、依頼者Yさんにも、十分ご理解頂けました。
また、分厚い報告書を見て「凄い報告書ですね!」とお褒めの言葉を頂きました。


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依頼者Yさんも帰られ、片づけです。
酒谷明日香さんが消しているのは、滝口さんがボードに描いて説明したRC造の柱(極短柱)の壊れ方の絵。このボードはホワイトボードではなく、なんと木のボード。インテリア的にも、ホワイトボードよりいい感じです。


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モノモノスペースの椅子は「女の椅子・小」で統一されています。座面も大きく、座高も低いので、長時間座っていても疲れません。

九州の住宅医や住宅医修了生が集まって詳細調査を行った長崎の家。見晴らしの良い高台から景色を眺めながら調査を行った、その日の空気感や調査メンバーの顔を思い出しながらの報告会でした。

三澤文子

長崎の家 建物詳細調査の様子はこちら

「東京こひなたハウス」着工しました。~地鎮祭と木材検査 2019年06月08日

5月吉日「東京こひなたハウス」地鎮祭。

いよいよ工事が始まります。
施工は持井工務店。千葉船橋の大工工務店さんです。
娘も高校生の頃は「東京ではマクドのことマックて言うんやて。変やわ。」などど言っていたのが、なんと東京に家を建てることになりました。
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敷地はごくごくこじんまり。建物の位置を示すテープも、法的条件から導き出されたギリギリのラインになり、これ以上動かすことはできません。ここに3階建て準耐火構造のMs木の家をつくっていきます。

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来年の2月竣工に向けて、晴れやかな一日となりました。

さて、その地鎮祭から2週間後の6月1日。東京こひなたハウスの木材のふるさと、静岡県の天竜にやってきました。
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ここは天竜のフジイチさん。山の景色と、製材所の様子、そして「はたらく車」が沢山動いていて、ちびっ子はテンションが上がります。

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燃えしろ設計により断面の大きい木材は、天竜の「秋葉山」に育った木を2017年の12月に伐採、1月に製材して桟積み乾燥させてきたもの。 それをJAS材とするために乾燥庫にいれ2週間。規定の含水率15%までになりました。

ちなみに秋葉山にある秋葉神社は火伏せの神さまとして有名で、火事の多かった江戸の町に、ご利益を願って築かれた「秋葉神社」を「秋葉さま」と呼び、現在の「秋葉原」の地名の由来になったそうです。

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木材の強度(たわみにくさ)ヤング係数を計測します。これも全て規定以上の数値がでています。
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今回フジイチの内山忠彦さんには、大変おせわになっています。
土地の手当てが出来た段階で、すぐに木材の相談がはじまりましたので、木材の天然乾燥にかかる時間を共有したことになります。
相談した時には、「すでに2年以上桟積み乾燥した材があります。」とのことだったので、秋葉山の木以外は4年以上の乾燥期間を経てきています。

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「ここに使う梁になる材になります。」との説明に、木材の肌合いを吟味するちびっ子。
(そんな訳、無いですが・・・)
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製材所は、ちびっ子にとって、アスレチックのフィールドのようなワクワクする場所のようです。

三澤文子

漆塗装ワークショップ@広島 2019年06月01日

先週は、広島県で漆塗装のワークショップを行いました。

朝6:30Ms(大阪)を車で出発し4時間程かけ、広島県庄原市の奥田工務店さんの作業場に到着。大阪から持ち込んだ塗装の作業台や漆を乾かす乾燥棚を配置して、塗装場所として使用させていただきました。

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今回は、広島県で改修工事中の古民家の建材に

地域の方やMOKスクールの有志、Msにて漆塗装を行います。

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漆塗装はじめての方がほとんどなので、Ms上野によって塗装についての注意事項など説明を行います。

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こちらは塗料準備の様子。

古くからある自然な材料(弁柄と柿渋)を混ぜ、漆の下に塗る塗料をつくります。

色のばらつきが出ない様に配合します。

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MOKスクールの呼びかけで参加してくれた嶺神の藤平さん、地域にお住まいの後藤さん。

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快く参加してくれた水の葉設計社の中野さん、Ms宮本さん。総勢15名で順調に弁柄塗装を行います。

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午後からは漆を塗っていきます。

「かぶれるかな?」「かゆくなるかな?」はじめての漆塗装 気になりますよね。

かぶれない様に工夫しても、かぶれる人はかぶれる。全然かぶれない人もいて、

やってみないとわからない。

そんな事をお話しながら、漆塗装を行いました。

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漆塗装がはじめてでも、この綺麗な仕上がり!

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漆を乾燥させる室(ムロ)も、現地で工夫しながらつくり

室の湿度を上げて漆を乾燥(硬化)させます。

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一日目のワークショップが終わり、奥田さんが夕日が沈む田んぼに案内してくれました

故郷でなくとも、何故か懐かしく癒される場所です。

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漆ワークショップ二日目。

今朝は、中国新聞の朝刊に 昨日の漆塗ワークショップの様子が掲載されたので

町ではちょっとした話題になりました!

今日は漆を塗り重ねていきます。床材に美しい艶が増して、美人な床材になっていきます。

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美しい床材をつくる漆塗装。作業時間を無駄に出来ません!

今日は作業場で昼食をいただきます。

慌しい中、地元の方で羽釜ご飯を炊いてくれました。

美味しいご飯と、楽しい昼食 とても贅沢なひと時です。

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人と場所に恵まれ、漆塗装ワークショップを無事に終える事ができました。

ご参加いただきました皆さま有難うございました。

Ms新井良子

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