2018年04月アーカイブ

しずおか木造園舎推進チーム + M-TADが始動しました! 2018年04月28日

1  IMG_4601-.jpg

4月27日、静岡市において、保育園などの施設建築を、「地域の木材と大工さんで建てる」新しい組織【しずおか木造園舎推進チーム】が発足しました!

M-TADとは?

英語では、Mass Timber Architecture Designの略で、「木造施設設計集団」が正式名称です

(しずおか木造園舎推進チームの、設計部門のコアメンバーで構成されています)

『発足の会』には、静岡県を中心に36名の皆さまに参加をいただきました。

2  IMG_4617-.jpg

写真は、保育学の研究者である、常葉大学の村上博文先生の講演の様子です。

「子どもたちにとってふさわしい生活環境とは?」

「環境が子どもたちの行動や健康にとって、どんな影響を与えているか?」

など、はじめて学ぶお話に、真剣な眼差しで聞き込んでいました。

IMG_5277-.jpg

ご参加いただいたメンバーは、実に多彩で、各方面のスペシャリストです。

4  IMG_4628-.jpg

後半は、こころ木造建築研究所さんに準備して頂いた、おいしい料理とお酒で、「保育と木造施設」をテーマに楽しい交流の時間を過ごしました。

5  IMG_4631-.jpg

志を同じくする"集団(メンバー)"であることもあり、終始、話題や笑顔が絶えない、楽しい会となりました。"防火・構造"を担当頂く、安井さん、佐藤さんは、「木造施設」をつくるには欠かせないスペシャリストです。

"温熱"では、OMソーラー環境設計ラボの皆さんからサポートを頂きます。

6  IMG_4636-.jpg

地元しずおかで活動されている木造施設協議会の加盟工務店の皆さんは、「現場」の目線で、大変心強いメッセージを寄せてくれました。

また、静岡県でJAS材を供給できるCOC大井川グループさん、しずおか木造塾の皆さんとも協力体制でプロジェクトに取り組みます。

7  IMG_4640-.jpg

加えて、50年以上、保育園の絵本から保育教材、遊具や園庭までも手掛けている「世界文化社販売」の皆さんや、木材の遊具をつくる地元メーカーの皆さまとも、業種の枠を超えて、チームを構築していきます。

8  IMG_4641-.jpg

最後に、「木造施設協議会」の代表理事である相羽健太郎さんからは、美しい映像と熱いエールを頂戴しました。

『しずおか木造園舎推進チーム + M-TAD』

健やかな子どもたちのために、

地域の木材や大工さんの手で、長く愛されるスタンダードな木造園舎を目指して。

いよいよ、本格スタートです。

Ms 上野耕市

Ms漆塗装を行いました 2018年04月21日

IMG_5004.jpg

Msの設計スタッフは全員、漆塗装が出来ます

事務所を7時に出発し阪南市の漆工房で、一泊二日の漆塗装

今回は、神戸市S邸で使用する材料を塗ります。

IMG_8385.jpg

こちらは、Msの自慢のタモパネルに、名栗加工した上に

建物のイメージに合う下色を塗っているところです。

柿渋と弁柄を混ぜ、塗っています。刷毛で塗った上にウェスで拭取ります厚塗りにならない様に木目が見える工夫です。

弁柄塗りも、漆塗装も厚塗りは厳禁!

IMG_8392.jpg

木目が残った、鮮やかな色になります。

塗りムラが無いか、S邸担当の中根さんが厳しいチェックを行います。

IMG_8406.jpg

弁柄塗装が乾いたらいよいよ漆塗装を行います。

この日の為に発注した漆を開けます

IMG_8407.jpg

漆は「生もの」新しい漆は美しい艶が出て乾燥(硬化)しますが、古いものは艶が出にくく、乾燥(硬化)しにくく使えません。今回も使用分のみを発注し足りるか、内心ドキドキしながら始めました。

IMG_8419[1].jpg漆を刷毛で塗っていきます。

この刷毛は漆を無駄にしない様に、毛先を刈込み塗りやすさを追求し、工夫をしています。

艶と木目が引き立ちます、木材を好きな私達にとっては、材が美しくなっていくこの瞬間が楽しみなのです!

IMG_8434[1].jpg

全ての材料に一度漆を塗ると休憩タイム。漆の乾燥(硬化)を待ちます。

漆塗装の湿度、温度管理には気を使います。

スタッフお手製のムロの中は、湿度温度問題無しです!

IMG_5007.jpg

久保さんと中根さんは柿の木荘のお庭のお手入れ、庭好きのオーナーご夫妻にお手入れ方法を聞いているので、将来立派な庭を持っても困りませんね!

夕食は尾崎の美味しいお刺身です。ご近所のMさんより頂いたもの、至福のひととき(漆塗装は、焦らず硬化させる事が大切なんです!)

IMG_4011.jpg

早めの夕食の後は、漆塗装2回目

この日は塗ってから就寝。(寝て、乾燥を待つのです)

翌日、3回目の漆塗装を行い全ての材の漆塗装が終わりました。

IMG_8427[1].jpg

ぎりぎりに(使用分のみ)発注した漆も丁度良く一安心。

刷毛に残った漆で、お箸や端材に漆塗り無駄無く使った事に満足♪

一泊二日の漆塗装はこれで終了

ここから数週間、漆工房の蔵の中でゆっくり乾燥(硬化)させます。

IMG_5061.jpg

材料の搬出です。

材を慎重に梱包し、S邸に運搬

IMG_5060.jpg

Msの木材も良いですが、漆材も自慢の品です

S邸での仕上がり報告は、後日お楽しみに!

スタッフ新井

北沢建築さんの工場棟が話題に! 2018年04月10日

北沢建築さんの工場棟が先日より話題になっております

3月中旬、乃木坂46さんの新曲「シンクロニシティ」の撮影に使われたのです!

0041.jpg

この建物は2009年竣工、北沢建築さんの工場棟です

(その他に研修棟、事務所棟の設計も行わせていただきました)

普段は木材を加工する機械が入っており、北沢建築の職人さん達の加工場として使用されています

0019.jpg

三澤文子さん、Msスタッフ今回の撮影とその後の評判、たいへん驚きました

幅広い皆さまに木造建築の美しさを知っていただければ幸いです。


三澤文子 「北沢建築作品ページ」URL:http://www.ms-a.com/project/facility-no25.html

(乃木坂46さんの活躍しておられる姿を拝見すると微笑ましくなってしまいます Msスタッフ新井) 

乃木坂46「シンクロニシティ」URL:https://youtu.be/f0wbnQw89J0

光と影が印象的な映像です

谷中の家の地鎮祭がとり行われました。 2018年04月06日

故・三澤康彦設計の谷中の家が、ようやく地鎮祭を迎えました。この日に至るまで長い時間がかかりましたが、三澤さんの仕事に番号をつけるなら、これが本当に最終番号になります。

-IMG_8340.JPG

この日は私が代わって刈初(かりそめ)の義を行ました。写真、向かって左手には、施工を担当する持井工務店の社長、持井大輔さんがいます。三澤康彦さんが絶大な信頼を寄せていた先代の社長、持井貞城さんも昨年秋にお亡くなりになり、私も大輔さんも、後を引き継いだ者同士の地鎮祭となりました。

IMG_8361.jpg

地鎮祭の終了後は、打合せのために手際よく青空会議室が設営されました。見渡せば都心とは思えないほど、樹木に囲まれていることに気づきます。谷中という土地柄、お隣が寺院であるための恩恵になります。

地鎮祭最中は美しい鳥の声が盛んにしていたのに、気がつけば静寂です。

IMG_8368.jpg

地盤改良の段取りなど説明をしているのは、持井工務店の苫米地さん。三澤康彦さんとはすでに数件、一緒に仕事をしています。私とは始めてのお仕事になりますが、キチンとした対応を心強く感じています。

IMG_8360.jpg

その苫米地さんは、青森県の出身。今回担当の大工・山崎さんも青森の出身だそうです。

私も一昨年、所沢で完成した北秋津のいえが、青森の大工さんに造ってもらったので、「青森は良いな―。」と思わずニコニコ顔になりました。現場で青森弁を聞けると思うと楽しみでなりません。そんなことで(?)持井工務店さんの近隣へのご挨拶のお品は、青森ヒバのまな板でした。こんなのもらうと嬉しいですね。  

三澤文子