2017年12月アーカイブ

Msの新しい仲間ドブレ君 2017年12月31日

Msにとって激動の2017年も残すところ1日を切りました。

天気予報では雨で、寒さ厳しい1日なるとのことでしたが、薄日のさす穏やかな大晦日です。

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この師走に、Msに新しい仲間がやってきました。

ドブレ760CB、私たちに温かさと癒しを与えてくれる頼もしい薪ストーブです。

自宅にある薪ストーブは、昨年冬は毎日火が入っていましたが、あるじがいなくなった今年は、全く使われていません。

今まで、Msの設計する家は「薪ストーブのある木の家」というイメージが定着しているはずなのに、薪ストーブと縁のない設計メンバーばかりというのは問題だ。と思いたち、事務所内に、新たに薪ストーブを設置することにしました。

12月初めに、憩暖の小林さんがMsに来てくださり、26年前のMs事務所改修の際に造った暖炉と煙突を利用して、薪ストーブを設置する打合せをしました。

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背面から煙突が出ているタイプの薪ストーブを選び、暖炉の炉内だった部分に煙突をまわし、かつてのスパイラルダクトの煙突の中に150φの新規煙突を入れています。

薪ストーブの使用方法は、憩暖の剣持さんからスタッフ全員がしっかり教えてもらいました。これから日々、薪ストーブのあるくらしを体験していくことで、住まい手さんも実感を込めて説明が出来るようになると思います。

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12月29日、大掃除の日の昼食はカレー。カレー鍋が薪ストーブの上で保温され、おかわりに来る人を待ち構えています。

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大掃除は未だ途中の昼食後ですが、薪ストーブの炎が見えると、温かさとともに、まったりと和んでしまいます。

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綺麗に整頓され、2018年の新年を迎える準備が整ったMs。

今年は、御祝いの花は無く、シンプルなしつらえですが、気持ちを清らかに新しい年を迎えたいと思います。

2017年は多くの方々に助けられて走り続けることができた、わたしたちMsのメンバー。

2018年は1月8日より始動いたします。2018年も相変わりませず、どうか宜しくお願い申し上げます。

代表 三澤文子

年末年始休業日のご案内 2017年12月27日

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今年も残すところ、あと僅かとなりました皆様いかがおすごしですか。

弊所の年末年始の休業日をご案内させて頂きます。

休業日:291230日(土)~平成3017日(日)

平成3018日(月) 午前9時より12時迄営業(午後は休業)

    19日(火)より通常通り営業させて頂いております。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

Ms建築設計事務所

火入れ式 2017年12月20日

年末も近づき、ますます寒くなってきましたね。

そんな寒いときにぴったりの身も心もあったまる薪ストーブの記事です。ぜひ皆さんにもその良さをお伝えできればなと思います。

今回は兵庫県にある高台カフェを訪れました。ここはMsの設計したカフェでもあります。

カフェのオーナーさんから、薪ストーブの使用方法を教えてほしいと連絡をいただき、暖炉・薪ストーブ煙突専門店の憩暖さんと一緒に火入れ式を行いに向かいました。

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ギャラリースペースも併設されており、作家さんの作品も展示されています。また、ヨガなどのイベントも開催され、地域に開かれたスペースになっています。

薪ストーブはというとエントランスに設置してあります。

訪れた人を薪ストーブが出迎えてくれます。

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今回、火入れ式では、

・焚き付け材(針葉樹)

・着火材

・薪

この3つを使用していきます。

針葉樹の方が広葉樹より燃えやすい為、焚き付けには針葉樹を使用します。

反対にゆっくり燃やしたい薪には、広葉樹を使用します。

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今回は着火材も使用して、火入れを行っていきます。

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基本的に薪は井桁に組んで入れていきます。

燃えやすいようにその間に焚き付け材を挟み込んでいき、セッティング完了です。

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いよいよ着火です。

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着火後は薪には触らず、薪ストーブの下にある金具部分で空気の流量を調節していきます。

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勢いよく燃えています。

一定時間経つと火の勢いが弱まり、落ち着いた状態になります。

実際に薪を燃やした炎は温かみがあり、表情が豊かです。眺めていても飽きがこないです。

ちなみに、最近のことですが、憩暖さんに設置を依頼し、Msでも事務所に薪ストーブを導入しました!

薪ストーブはあとからでも設置できますので、まだ導入してない方は検討してみてはいかがでしょうか。

スタッフ宮本

京都市K邸マンションリフォーム、竣工しました 2017年12月16日

6月に着工した、京都のK邸マンションリフォームが竣工を迎えました。

(着工式の様子はこちら

まずは工事中の様子をお伝えいたします。

こちらは解体を終え、配管工事を始めたときの写真です。解体直後はスケルトン(躯体のみ)状態で、内装や間仕切りは何もありません。

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この状態から、まずは床を施工します。

マンションリフォームでは、床の遮音性が重要視されています。

マンションでは合板遮音フローリングという、ふにゃふにゃした床を張っていることが多いのですが、これを無垢のフローリングに変える場合には注意が必要です。

ただ躯体の上にゴムを敷いて、その上にフローリングを張っただけでは遮音性を発揮できず、下の階の方から苦情がくる可能性が高いのです・・・。

遮音性を確保するには二重床(浮き床)にすることが必須で、K邸ではジャストフロアー(竹村工業)を採用しています。

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ジャストフロアーは脚部と床板で成り立ち、写真は脚部を裏返して高さ調整を行っているところです。

(先端のゴム部分を回すことで高さが変更できます。)

これをひっくり返し、床板の木毛セメント板(国産の桧とセメントと水のみでできた、耐水性のある素材)を張ります。

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ゴム部分が振動を吸収して躯体に音を伝えない仕組みになっています。

ジャストフロアーを張り終えたら、次はフローリングを張っていきます。

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フローリングは、ワークショップで塗った漆床(杉)。

Msでは構造材や造作材に漆を塗ることが多いのですが、材料に味が出てアクセントにもなるのでお勧めです!
(雑誌コンフォルト158号に、漆記事が掲載されていますので、ご覧くださいませ)

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外部に面した壁には断熱材(フェノバボード25mm厚)を二重張りします。

写真は二層目(内側)の断熱材です。

二層目では、断熱材同士が(断熱材に比べて)熱を伝えやすい木部で仕切られていますが、一層目(外側)には木部がなく、断熱材が途切れることなく張られているので、十分な断熱性能が確保されています。

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さらに工事が進み、壁が立ち上がっています。

壁はJパネル(杉)を使用しています。

ちなみに、K邸のようなRC造のマンションは、部屋内の壁は構造体ではありません。

構造体でない壁は耐力壁である必要はありませんが、Jパネルは壁倍率(壁の強さ)が2.5倍の認定耐力壁です。厚さ36mmでも頑丈・安心ですね。

Jパネル上部の横に通っているのは差鴨居(さしがもい)と呼ばれる部材で、木造建築に良く見られます。
差鴨居があることでマンションらしくない、木造の様な雰囲気になります。

竣工後の写真をご紹介いたします。

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竣工写真はカメラマンの畑さんにお願いしましたが、1ヶ月後にデータを頂けるということですので、今回は畑さんの後ろについて、真似て撮影したものを載せています。(スタッフ酒谷撮影)

●玄関土間

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マンションには珍しい、広い土間が特徴的です。
この土間から3方向(玄関から見て右:寝室1、中央:図書室からリビングへ、左:寝室2)へ直接入ることが出来ます。

●キッチン

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●リビング

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●書斎

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●寝室

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ベッドはJパネルで組んだベッド(名付けてJベッド!)に、ウレタンのクッションを敷いています。

建具はアクリル樹脂ガラスを使用した、障子風建具です。
上下が雪見障子になっており(雪は見えませんが)、玄関からバルコニーに向かって風が流れる道をつくりました。

マンションにありがちな「風通しの悪さ」を解消しています。


●図書室

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こちらは玄関からリビングを見たところです。

両脇が本棚になっており、「図書室」と読んでいます。

大判の美術史など、住まい手さんが持っていらっしゃった本をたくさん収納できます。

この図書室が二人のお子さんが本を読むきっかけになれば良いなと思います。

HPにも作品事例としてUP予定ですので、お楽しみに。

Msスタッフ酒谷

大阪府N邸建物詳細調査 2017年12月08日

12月に入り本格的な冬将軍の到来です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

冷え込む季節に入って気になり始めるのは家の暖かさですよね。

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今回詳細調査を行ったN邸の住まい手さんも冬の寒さが気になり断熱改修を検討しているとのことでご依頼いただきました。築20年程度のハウスメーカーさんの住宅ですが、日本の断熱性能への関心はここ10年で多く変化し、現在は性能値もぐんぐんと上がっています。

Msは、建物の温熱環境について意欲的に取り組んでいる設計事務所です。

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詳細調査は11月中旬に実施しました。今回はMsスタッフ総動員で調査を行っています。

まずは住まい手さんに挨拶をして調査スケジュールをお伝えします。IMG_0478.JPG

そして各自の分野担当に分かれて点検を行っていきます。

今回は①劣化②採寸・展開③仕上④設備⑤床下⑥小屋裏・2階床⑦ヒアリング・矩計の7班に分かれて作業しています。

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床下点検の様子です。点検口から侵入して基礎の鉄筋の有無を確認しています。劣化箇所(ボルトの錆等)がないかも合わせてチェックします。

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小屋裏・2階床の様子です。構造躯体の位置確認や断熱材の有無、劣化がないかこちらも点検していきます。小屋裏にはグラスウール(断熱材)が発見されたので厚みもしっかり採寸します。

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調査は1日かかりの作業なので、途中にお昼休憩をはさみます。住まい手さんに1室お借りして持参したお弁当を食べました。

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朝から気合を入れて5合分の大量のおにぎりを生産。気合を入れ過ぎて余りました。。。

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お昼休憩は全体で集まる唯一の時間なので途中経過の報告を各担当で行っていきます。ミーティングを含め1時間ほど休憩した後に午後の調査開始です。

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コンセントカバーを外して壁内に断熱材が入っているか確認をしています。(上左写真)

現在使用されている家電についても品番などチェックしていきます。今の家の断熱性能値で使用しているエネルギーを試算して、改修後を提案する際に比較します。

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その他、建物の採寸段差の高さなど細部まで測っていきます。

16時調査・片づけを完了して最後もう一度挨拶をさせていただき調査完了です。

調査後は報告書を作成し、12月下旬に報告を行う予定です。住まい手さんには長時間お付き合いいただきお礼申し上げます。有難うございました。

Msスタッフ 久保