2017年08月アーカイブ

サワラ板のヤニ拭き取り作業 2017年08月31日

Msでは、自分たちで木材を購入し、管理しています。

今回は在庫のサワラ板のヤニ取りをするため、材を保管させていただいている中田木材さんにお邪魔しました!

作業を行うこのサワラ板は事務所の代表であった故三澤康彦が、生前この材を気に入り購入したものです。

サワラは耐水性・耐湿性が高く、やわらかいので、加工もしやすい材です。また、材質がおとなしく、狂いも少ない材でもあります。

購入時は丸太の状態でしたので、製材し、フローリング材となっています。

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ヤニは樹脂など、木材中から分泌された液状のものを指します。

住む上ではあまりあって欲しくないといようにネガティブなイメージもあるかもしれません。

ですが、ヤニにはポジティブな面もあります。

基本的にサワラ等の桧系のヤニは施工後に出ることはありませんが、

桧やサワラでヤニ(油分)が多いということは、木が良いことにつながります。

また、香りも油分から出ることが多かったりと、良い材の特徴でもあります。

良い材を見極めるひとつの指標にもなるヤニですが、ベタつきは取っていきたいので、ヤニを拭き取っていきます。

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上の写真は右がヤニの付いた状態の材で、左がほとんどヤニの付いていない状態の材になります。

橙色になっている部分がヤニの付いている箇所です。

ヤニはアルコールで拭き取ることができ、薬局などで、無水エタノールや消毒用エタノールが購入できます。

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これを布などに付けて拭き取ると....

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お分かり頂けますでしょうか。橙色の部分が少し薄くなり、ヤニが拭き取れています。

石とは違い、製材後も変化が起こるので、改めて木材は生きているんだなと実感します。

スタッフ宮本

Msスタッフ温熱勉強会 2017年08月24日

Msでは月に一回のペースで住宅の温熱に関する勉強会を行っています。

専属講師の中野弘嗣さん(水の葉設計社)に来ていただき、温熱設計技術を向上すべく、スタッフ一同励んでいます。

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私は今回、まとめている温熱計算のブラッシュアップを行いました。隣のKさんが覗いているのはサーモカメラです建物の熱の変化(建物内で熱がどこから逃げているか)が視覚で確認出来ます。

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皆さんは「自立循環型住宅」という言葉を聞いたことはありますか?

自立循環型住宅は、居住性や利便性を高めつつ、身近な技術を使うことによって、居住時のエネルギー消費を削減する現時点で実用可能な住宅のことをいいます。

自立循環型住宅設計のための要素技術は、

・自然エネルギー活用技術

・建物外皮の熱遮断技術

・省エネルギー設備技術

これら3つの観点からみて15の要素技術があり、それらを設計に取り入れることにより、技術に応じた用途の消費エネルギーの削減が期待できます。

この勉強会では、自立循環の観点から住宅を評価し、その際の疑問点を講師の中野さんとスタッフで検討し、知識を共有していきます。

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これは講師の中野さんが持ってきてくださった電子機器の消費電力を計れる機器、その名もワットモニターです!

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せっかくなので、事務所にある加湿空気清浄器の消費電力を測っている場面です。

普段使用している家電などが、実際にどの程度電力を消費しているのか、皆興味津々です。

使用している家電の消費量を調べる等、小さなことからでも積み重ねていき、自分自身の生活環境でどのぐらいのエネルギーが消費されているのか、把握していくことが大切だなと改めて感じます。

スタッフ宮本

残暑お見舞い申し上げます。 2017年08月17日

お盆になりましたら、急に秋のような涼しさです。すでに立秋を過ぎたので、夏から秋への移り変わりを感じるのも当然です。

この8月は、故・三澤康彦の初盆であり、8月11日には、滞りなく初盆法要を済ませることができました。

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初盆の準備は、7月末から行いました。

まずは、猛暑の7月、エアコンの無いこの中2階の仏間は、汗が噴き出すほどの暑さです。これは大問題。ということで、急遽エアコンを設置。32年間、なぜ設置しなかったのか、今となっては不思議。という気持ちです。中2階の高いところ(写真右上)に設置したため、なんとこのエアコン1台で、家じゅうが全て快適な涼しさになりました。

2013年に断熱改修し、冷気が逃げにくい室内は予想以上の快適さで、康彦氏に大いに報告したい出来事でした。

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またお仏壇の前の経机は、以前、大橋朋晃くん(oguma)がMsを卒業する時、プレゼントしてくれた小さな机をリニューアルしたものです。今回、大橋くん<解体修正>→橘明夫さん<ナグリ加工>→沢田欣也さん<漆塗り>→大橋くん<組み立て> という見事なリレーで、初盆法要に間に合い、お仏壇の前に、設置することができました。法要でお越し頂いた、お寺のご住職さまには、これら、仏壇、経机、そして提灯までも、絶賛して頂いたことを、リレーでご苦労頂いた、3人さまには、報告しなければなりません。

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提灯は、イサムノグチデザインの AKARI提灯3AD です。きっと康彦氏が気に入ってくれると思い、これも7月中旬には準備しておきました。

手前の鍋島段通は、昨年、購入してあった骨董品。実は倉庫に直しておいたもの7月になってから出してきました。「綿なので、夏に良い。」と聞いたからです。出してみると、青のグラデーションの、独特の模様が、意外に涼しさを感じさせてくれて、さらに素足で触る感触がとても気持ちいいのです。

中2階から家全体を見下ろす位置にあるお仏壇。ここが仏間になるなど、誰が想像したことでしょうか。ただ、今は現実を受け止めなければなりません。

そんなことで、「良い位置に良い空間が出来た。」と思うこの頃です。

Ms三澤文子

住まい手さん向け勉強会 MOKゼミ神戸9月16日(土) 開催 2017年08月11日

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このイベントに参加をご希望の方は下記のフォームをご利用ください

お名前
例 三澤康彦
ふりがな
例 みさわやすひこ
郵便番号
半角入力:例 012-3456
ご住所

例 大阪府吹田市古江台3-18-10
電話番号
半角入力:例 0123-4567-8901
メールアドレス
半角入力:例 senri-info@ms-a.com
参加人数
メッセージ

静岡県W邸現場報告 既存建具の選定 2017年08月07日

近日暑い日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今回は静岡県W邸の現場の様子をご紹介します。以前にもMSDのブログで建て方の様子をご紹介した物件です。(建て方の様子・概要はこちら)

まずは現場の様子から。

内部の造作工事を主に行っています。大きな建物で10月上旬竣工のため、常時大工さん5名程で作業しています。最近洗面台の人造大理石が設置されました。(シンクなどはまだ取りついていない状態です)

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そして先日スタッフ3名と三澤の計4名で既存建具の選定のため、大阪~静岡まで車で行ってきました。既存建具選定の様子です。

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改修の場合、既存建具の再利用を行うケースがおおいにあります。既存の建具を再利用するためには加工方法、使用の仕方など建具屋さんと念入りに打合せを行う必要です。今回は約4時間程、建具の打合せを行いました。加工を行う建具をひとつひとつ確認していきます。

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元々使用されていた建具を加工することは高度な技術を必要とします。繊細でデリケートなものも多く、既存の建具は世界に一つですので、手を加えるのは新しく作るよりも神経を使います。建物本体もそうでが、建具は住まい手さんが日常生活のなかで、手を触れ、お手入れされていたものなので出来るだけ再利用する方針で進めています。

建具の吊り込みは工事の終盤になりますので竣工までお楽しみです。

Msスタッフ 久保