2017年07月アーカイブ

賑やかなMOKゼミ神戸になりました 2017年07月29日

7月22日MOKゼミ神戸が柿の木荘にて行われました。
今回は「木の家リフォームと漆」をテーマに行いました。
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↑写真左側の蔵がMsの漆工房です。蔵の中ではスタッフが朝から漆塗装を行っています。
後ろにあるビニールの部屋(ムロ)は、塗った漆を硬化させる場所でスタッフお手製です。

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ムロの内部では湿度を高め、漆を硬化させます。
一般には「漆を乾かす」と言いますが、正確には乾くのでは無く漆液のラッカーゼ酵素を反応させる事によって「硬化」する事を 乾く と表現する事が多いです。

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建物の見学の後は、MOKゼミ神戸の講義を行いました。

今回は、Ms三澤文子氏による「柿の木荘」この施設がどの様に改修がされたのか

漆師の沢田欣也氏による「漆のある暮らし」たくさんの事例写真と共に紹介していただきました。

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講義の後は、沢田欣也さんに用意して頂きました色々な漆材のサンプルを見せていただきました。

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休憩の時間です。この手洗いカウンターは、沢田欣也さんに漆を塗っていただきました。漆仕上げは、さっと拭くと汚れが取れて手入れがとても簡単です。手触りも良くてお勧めです。
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休憩の後は、ミニ漆体験教室です。
拭き漆の利休箸に絵付けを行いました。

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今回のMOKゼミは、蔵での建材の漆塗装、コンフォルトさんの漆取材の同時進行

賑やかなMOKゼミ神戸となりました。
取材して頂きましたCONFORT(コンフォルト)9月号は、色がテーマとお聞きしております。色、建築、漆がどの様に掲載されるのか楽しみです!
MOKゼミ神戸にお越し頂きました皆様、暑い中お疲れ様でした。

次回は9月16日となっております。 MOKゼミ神戸に参加ご希望の方はこちら

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素晴らしい石川ナンバーのお車。たくさんのサンプルを持参して下さり有難うございます。
Msスタッフ新井

Ms漆工房 ムロ製作 2017年07月22日

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6月末に柿の木荘にあるMs漆工房にて、漆を塗った材を保管するムロを製作しました。

IMG_2163.JPG漆は塗るよりも乾かす方が難しいと言われ、乾燥には一定の湿度が必要です。

これまでは塗った材を木棚に入れて、そのまわりをビニールシートで覆い、その中で電気ポッドを使用して水蒸気を発生させて一定の湿度を保ちながら乾燥(硬化)させていました。

今回は、ムロのスペースを広げ、材の保管スペースを十分に確保し、ムロのセッティングの手間を減らすためのさらなるグレードアップを目指してムロを拡張していきます。

IMG_2496.JPG作業の様子です。下地材を取付けていき、ムロの枠組みを造っていきます。

ファイル_005.jpeg漆がついたり、破れたりしても取り替えやすいように天井・壁部分にマスカを張っていきます。

出入りをする箇所にはカーテンレール、ビニールカーテンを取付け、材を搬入しやすいようにしています。

そして....

ファイル_008 (1).jpegファイル_007 (1).jpegIMG_2498.JPGついにムロの完成です!

写真ではマスカの壁部分はまだ垂らした状態では無く、畳んだ状態ですが、使用する際は全面を覆い、湿度が保てるようになっています。

これで、ムロのスペースも以前よりも広くなり、よりスムーズに材を搬入できるようになりました。

このMs特製のムロを使い、漆塗りの作業効率を高めていきます。

とはいえ、漆を扱う上で、かぶれ対策もしっかりと準備しておかなければなりません。

私自身、まだかぶれたことはないですが、いつか漆にかぶれるその日に備えて、準備は怠らないようにしようと思います。

Msスタッフ宮本

木造でつくる「有料老人ホーム/計画案」 2017年07月15日

Ms事務所では、近年、個人の住宅に加えて、人が集まる施設建築を木造でつくることに力を入れています。

高齢者施設・幼稚園・保育園など、私たちの生活の身近にある施設を『木造で建てられないか』と希望される方が多くいらっしゃいます。

これまでは、様々な規制の下、鉄筋コンクリート造・鉄骨造で建てられる時代が長く続きましたが、この10年近くで、国の施策を含めて考え方が大きく変わってきました。

現在では、構造や火災時の安全性等の性能面をきちんと確保すれば、規模や用途に応じて『木造でも建てられる』時代になっています。

木造施設の近作はこちら ↓

デイサービス施設「NPO法人ライフサポートりぼん」 / 2016年竣工/ 設計:三澤康彦

障害福祉サービス施設(生活介護事業所)「美結の森」 / 2016年竣工/ 設計:三澤文子

今回は、神奈川県鎌倉市の工務店/「楽居」さんからお話をいただき、Ms事務所にて木造『有料老人ホーム』の計画立案を行いました。

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写真は、楽居さんへのプレゼンテーションを行った会場の様子です。

東京中野のモノ・モノさんのコミュニティ・サロンをお借りしました。

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コンクリートのマンションの一室を木質リフォームした会場には、秋岡芳夫さんの椅子・低めのテーブルなどが置かれ、都心とは思えない落ち着いた雰囲気のなかでプレゼンテーションを行うことが出来ました。

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中大規模の施設建築を木造で建てるためには、安全性の確保などのため様々な基準に適合させる必要があります。今回は『有料老人ホーム』に関する諸条件を分析し情報共有を行いました。

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計画案の模型写真(鳥瞰)です。

"無機質な施設"というイメージから離れ、"木造平屋のいえ"をコンセプトに計画しています。

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中庭からの外観イメージです。

個々の建物のボリュームを押さえ、地形に合わせて配置することで"平屋の街並をつくる"ことを意図しています。専門用語になりますが「別棟解釈」という手法を採用することで、火災時の延焼防止策を講じています。

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共同生活室のイメージです。

ユニットケア方式で10人前後の利用者の皆さまが利用する明るく開放的なリビング・ダイニングとなります。

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個室内部のイメージです。

天井を低く抑え、木のぬくもりが感じられる落ち着いたプライベートスペースとして計画しました。

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今回のお話をいただいた工務店/楽居の代表:三浦さん(写真左)、早崎さん(写真右)です。

プロジェクトをご一緒する中で、高齢者施設を木造でつくっていく社会的な意義・課題を幅広く共有することができました。

持続可能な環境建築へ。

法規制のあり方も含め、世の中が大きく変わり始めている時代です。

快適であることと同時に、地域に、環境に、広義な意味で社会に貢献できる可能性を秘めた木造建築を。

皆さまと一緒につくっていきたいと考えています。

Msスタッフ 上野

7月22日(土)MOKゼミ神戸 阪南市「柿の木荘」にて開催 2017年07月05日

パンフレット印刷の際は下記をクリック

7月のご案内

年間スケジュール

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今回は神戸から少し足を延ばして、阪南市のゲストハウス+漆工房 「柿の木荘」にて開催いたします。石川県小松市より漆師 沢田欣也氏にお越し頂き漆のお話、Ms三澤文子氏による柿の木荘のご案内と盛りだくさん。漆のミニ体験教室ではお箸に漆で模様をつけます(お箸は後日、郵送させて頂きます)是非ご参加ください。

【定員】10名 ※定員になり次第締め切らせて頂きます。

【アクセス】電車:南海電気電鉄 「尾崎駅」より徒歩7分(大阪駅より尾崎駅まで約60分)

      お車:大阪より約60分(阪神高速4号湾岸線、阪和自動車道)

【お申込み・お問合せ】Ms建築設計事務所にて承ります。お気軽にお問合せください。

TEL:06-6831-5917  FAX:06-6831-2654  MAIL:info-ms@ms-a.com

または下記フォームからもお申込み頂けます。

このイベントに参加をご希望の方は下記のフォームをご利用ください

お名前
例 三澤康彦
ふりがな
例 みさわやすひこ
郵便番号
半角入力:例 012-3456
ご住所

例 大阪府吹田市古江台3-18-10
電話番号
半角入力:例 0123-4567-8901
メールアドレス
半角入力:例 senri-info@ms-a.com
参加人数
メッセージ

お別れの会 2017年07月03日

故・三澤康彦のお別れの会が、去る6月15日(木)私たちの事務所に近い千里阪急ホテルにて執り行われました。5月5日に急逝した三澤康彦ですが、葬儀は5月7日に親戚とスタッフなど近親者にて滞りなく済ませましたので、この会は社葬にあたるものです。Ms建築設計事務所のOBやOGが、実行委員として企画運営をしてくれました。

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開催前の静かな会場には450席が設けられていましたが、実際は480名の参列者があり、急遽30席の椅子を増やしたとのことです。いつだったか、事務所で私が撮った写真が遺影として正面に飾られています。また、お供花も80基を超えて、花の好きだった三澤さんはとても嬉しかったと思います。

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まず、娘の小川彩が会主としてのご挨拶をさせて頂き、会が始まりました。

その後、三澤康彦のスライド上映、そして第一部は8名の方々に弔辞を頂きました。

以下弔辞を頂いた方々のお名前です。

和田善行さん、高橋昌己さん、築出恭伸さん

山辺豊彦さん、原田純子さん、大野英雄さん

中西康夫さん、泉幸輔さん

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写真は弔辞を述べられている林業家の和田善行さんです。

この様に弔辞は、製材屋さん、工務店さん、そして施主の原田純子さん、構造家、建築家の皆様に頂戴したのでした。

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第一部の後には、会場全員の方より献花を頂きました。

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献花の間、ロビーに集う方々。左手の木の箱は、三澤康彦さんのための仏壇です。MsのOB大橋朋晃君が造ってくれました。(後日談ですが、お参りいただいたご住職さまに、この仏壇、ずいぶん褒められました)

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ロビーに飾られた賑やかな色のこの絵は、南雄三さんが描いて送ってくださったメキシコツアー(昨年、三澤康彦さんが参加した南さん主催のツアー)の絵です。その絵の中に

Msのスタッフが、小さな三澤康彦さんの写真を沢山貼りこんでいます。

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そして、第二部です。

司会2人が、粛々と進行してくれました。

第二部では、初めに南雄三さんのメキシコツアーのスライド上演のあと、

水原哲二さん(山登りの友人の代表として)

梅田宗春さん(公私ともに飲み友達として)

村上洋子さん(MOKスクールOBを代表して)

村上あさひさん(MsのOB・OGを代表して)

の弔辞が続きました。 

トリの村上あさひさんの、涙声の弔辞では、いつもの三澤さんの姿が目に見えるようでした。

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最後は会主として私の挨拶ですが、実は何を話したのか記憶がマダラで、私にしては珍しいことでありました。

このように、手づくりの会ではありましたが、始終、和やかな会であったのではないかと、安堵しております。

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式典の後は、ラウンジや隣の会場で、旧交を温めて頂くことが出来たように思います。

「久しぶりに集まった。」という、方々も多かったようです。

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皆さん、クラフト紙のバックを持っています。バックの中身は、お別れの会の、粗供養としての「フォトフレーム」。 

500個作りました。木工家のZOO永田健一さん製作、材料は三澤さんの木材ストックから供出しています。

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ここには、お気に入りの皆様のお写真を入れて、お気に入りの場所に、飾って頂きたいと思います。

三澤文子