2014年04月アーカイブ

豊中のM邸-竣工しました 2014年04月26日

4月も残すところ後1週間となりました。日に日に事務所前の緑が深まっているような気がします。同時に虫も活発していますね。帰宅時には自転車のサドル裏に毛虫がいないか確認する日々が始まっています(Ms事務所前には桜並木がありきれいなのですが毛虫だけはどうも苦手です)。虫に負けないよう、色々と活発にいきたいところです。

さて先月にお引渡しした豊中のM邸の竣工報告です。

↓↓↓豊中のM邸過去のMs日記はこちら↓↓↓

材料検査の様子木配りの様子建て方の様子現場状況内部造作中

 

M邸はご実家と月極め駐車場に挟まれた北側前面道路の敷地に位置しています。道路からのアプローチは鉄平石でお迎えします。道路に面した開口部には桧の格子材を設けています。杉の格子材を使用することが多いですが、今回は吉野の桧材(坂本林業さん)を採用しました。住まい手のMさんともご相談して無塗装です。これからの経年変化が今から楽しみです。

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続いて内部にご案内します。玄関土間の床も外部からのアプローチと同様に鉄平石を敷いています。玄関正面には少し高さを控えた開口部があります。ここからはモミジが顔を覗かせます。キャンパスのような開口です。色づく季節にはまた違った顔を出してくれます。植栽はお馴染みの春蒼園さん。春蒼園さんの畑にも何度か足を運びました。

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モミジの奥にはデッキが広がっています。M邸の建物はL字型に配置していて、角のスペースに庭を設けています。通常南庭をとることが多いですが、M邸の南側には隣家が接近していることもあり東側に開けて設けました。M邸の東側はMさんのご実家ですので、庭を共有する形で計画しています。現在は境界に塀などは設けず行き来できるようにしています。将来的に塀を設置して区切ることも可能です。

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こちらはLDKの写真です。写真左手がご実家と共有する東庭が広がっています。

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M邸の内装は床がチークのフローリングです。Msで頻繁に使用する床材ではないですが、奥さんのご要望で決まりました。全体的に色目の濃いものがお好みでしたので、キッチン壁面の収納の建具にもチークを採用しています。キッチンは側板も天板も全てステンレスです。こちらも奥さんのご要望で店舗の厨房のようなイメージに仕上がりました。チークとステンレスの相性も合っています。

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写真手前に見えているダイニングテーブルはアサメラという樹種です。家具屋さんに製作をお願いすることもありますが、このテーブルはM邸の棟梁に製作頂きました。このテーブルはMさん自ら倉庫で"お見合い"して決めた天板です。このほかにウォールナットなどの天板も見て頂きましたが最終的にはアサメラに決まりました。Mさんにはテーブルの他に書斎の天板などのも"お見合い"頂きました。ある一つの樹種に決めていざ倉庫に来てみると「こっちの方がいいかも」といった出会いがあるのも楽しみの一つです。

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胡桃山荘に宿泊されて当初から「階段は胡桃山荘のようなもの」をご要望されていたMさん。胡桃山荘の階段に使用した樹種は杉ですが、M邸では踏板にはニレ、力桁(背骨部分)にはナラを使用しています。

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階段をあがって2階には寝室と子供室、書斎があります。

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こちらはご主人の書斎です。壁面だけでなく部屋中造り付けの本棚です。住まい手のMさんはお仕事の関係で沢山の書籍をお持ちですので、当初の計画から書斎はありました。もちろん、書籍をいれた状態で荷重の計算をして床梁のサイズ・ピッチを決めています。(床梁の施工中の様子はこちら)上の写真だけでは分かりにくいですが、下の写真2枚(建て方時の写真)が書斎のスペースです。こちらに本棚が並んでいるのです!圧巻です。Msでは家具や間仕切り壁に白鳥林工さんの長良杉パネルを使用しますが、M邸ではなんと90枚以上のパネルを使用しました。材積にして約5m3以上のボリュームです。M邸の構造材の材積が16.6m3ですから、構造材の材積と比較しても使用量の多さが一目瞭然です。物件によって様々ですが通常の物件の約2倍使用していることになります。

DSC_4672←上の写真と同方向を見る

DSC_4620  ←書斎全貌

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↑西側の外観(桧板張り、桧格子)

 Mさんの、大工さんの、Msの想いが沢山つまった木の住まいができました!これからはMさんの手に渡りどのような住まいになっていくのか楽しみです。

(スタッフ:平賀)

2014年度 MOKゼミ神戸のご案内 2014年04月21日

 暖かくなったと思ったらまた肌寒くなったりと、三寒四温のこの季節は着るものに少々困ってしまいますね。新しい年度になって1ヶ月が経とうとしていますが、いかがお過ごしでしょうか。

今年度のMOKゼミ神戸の年間スケジュールが決まりましたのでご案内致します。4年目を迎える今年は、5月より計4回開催致します。

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一般の住まい手対象の本講座では、木材・山林・性能・設計・改修・様々な分野において『心地いい木の住まい・暮らし』について最新の情報を分かりやすくお話します。

座学の会場は昨年同様、神戸「トアロード・リビングス・ギャラリー」併設の「トアロード・リビング・スタディオ」をお借りします。居心地のいいギャラリーでの講座は、少人数制(20名定員)ですのでアットホームな雰囲気で会話を楽しみながら学ぶことが出来ます。

Ms建築設計事務所が28年間、全国において330件の木の住まいを創ってきた実績から、地域の環境、地域の木材、地域の大工職との住まい創り、そしてここ関西での「木の家づくり」についてお話しいたします。

今年は昨年より回数を減らした開催ですが、講座は例年通り充実した内容です。少しゆっくりとしたペースで住まいについて学んでいただけるのではないでしょうか。

皆さまとお会いできるのを楽しみにしております。

Ms建築設計事務所 三澤康彦

(リーフレットより抜粋)

 

【講座内容】

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 第1回 5月24日(土)

 正しい木の住まいの創り方

 ~産地、構造、性能、設備~

   講師:三澤康彦(Мs建築設計事務所)

  



 

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 第2回 7月26日(土)

 林業家と共に創る住まい

 ~鳥取智頭の山から木の住まいを考える~

 講師:坂本トヨ子(株式会社サカモト)  


 

 

    

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 第3回 9月27日(土)

 住まいの再生

 ~木造住宅からマンションまで~

 講師:三澤康彦(Мs建築設計事務所)

     三澤文子(MSD)

 

  



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 第4回 11月22日(土)

 29年後の木の住まい

 ~三澤邸から学ぶ住まいの成長~

 見学後は三澤邸での修了パーティーを開催します。

 

※なお、日程・内容は変更になる場合があります。詳細については事前にお知らせいたします。

【時間】

講座・・・13:30~16:30 (13:00~受付開始)

【会場】

トアロード・リビングス・ギャラリー併設トアロード・リビングス・スタディオ

神戸市中央区中山手通4丁目16-14

TEL:078-230-6684

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JR神戸線「元町駅」より徒歩15分

阪神電鉄「元町駅」より徒歩15分

神戸市営地下鉄西神・山手線「県庁前駅」より徒歩10分


【受講費用】

(通 年) 全4回 7,000円(税込)

(スポット) 1回 2,000円(税込)


【定員】

20名 ※定員になり次第募集を締め切らせて頂きます。


【お申込み・お問い合わせ】

MOKゼミ神戸事務局(Ms建築設計事務所内)にて承ります。

MAIL: info-ms@ms-a.com

T E L : 06-6831-5917


上質な木の家に暮らすこと、勉強してみませんか?

是非、MOKゼミ神戸にご参加ください。

春爛漫のなかの心機一転 2014年04月16日

MSDは、大阪市福島区に事務所があります。
昔ながらの路地が張り巡らされている地域です。
路地に面するお宅は、鉢植えでいろいろな植物を育てていらっしゃり、
通勤の際にも、目を楽しませてくれます。

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右手に見えるのは、Ms建築設計事務所設計監理のH邸です。

いつも玄関先に、今、見ごろの花を飾ってらっしゃり、前を通るのが楽しみです。

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今日は、ドウダンツツジやシャクヤクが目に留まりました。

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春になり、事務所(MOK SOHO)の庭でも、花が咲き始めました。
今、ハナスホウが満開です。

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花が終わったアセビやユキヤナギは、新しい葉がでてきて、そよ風にゆれています。

これから季節を迎えるアジサイも元気に葉を伸ばしています。

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路地に面した隙間には、コデマリを植えています。
花いっぱいの路地に貢献し、通る方に楽しんでいただこうという作戦です。
日当たりが悪いところで、2,3年は、花をつけずにいたのですが
今年は小さいながらも、つぼみが増えつつあります。

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事務所内では、
パソコンを新しく買い替え、作業環境がバージョンアップしました。
古いパソコンも、Windowsを入れ替えバージョンアップです。
慣れるのに多少時間がかかりますが、作業効率は上がるはずです。

春爛漫のなかの心機一転、よりさわやかな季節へのいざないを感じます。

スタッフ:道越

宿泊体験の感想~初春の木のぬくもり~ 2014年04月10日

Ms事務所のある大阪では桜吹雪を楽しみつつ、日を追うごとに芽吹きを感じる葉桜へと変化も感じる季節になりました。厳しい冬を乗り越えた胡桃山荘にも少しずつですが春の空気が届いているようです。それでもまだまだ胡桃山荘のある長野では油断できません。そんな三寒四温を実感する4月の胡桃山荘に長野県にお住いのUさんをお迎えしました。

(以下、文章・写真ともUさんから頂きました)

胡桃山荘に訪れたのは、春の訪れがそこここに見つけられるようになった信州で、
一転して冬に逆戻りしたような寒い日でした。夜には雪の予報も。
必要ないと思っていた厚手のセーターや上着、タオルケットなども急きょ荷物に加え、
それでも使わないかもしれないなと
OMソーラーや薪ストーブへの期待も膨らませながら山荘に向かいました。

夕方到着し、部屋に入った時の、心地よさは印象的でした。
自宅のようにすぐに暖房をつけたいと思わないのが不思議で、
スリッパをはかなく ても足が冷えずむしろ木の感触が心地よい点も、
特に冷え性の妻にとって大きなポイントでした。

初めて体験する薪ストーブは、その使い方を夫が一番楽しんでいました。
予報通りに薄く雪が積もった翌朝も、外の冷え込みを全く感じずにすみ、
その快適さは、本当に驚きでした。
余分に持参したセーターや上着の出番もほとんどありませんでした。
思った以上に感じた乾燥に対しては、使う際に加湿の工夫が必要だと感じました。

木の温もりがあふれる胡桃山荘。
暖かさや魅力を実感できた二日間は、心がほっこり和む時間となりました。
宿泊したことで、家づくりについて夫婦で具体的に考え合える時間がもてたことは
大きな収穫でした。展示場や見学会、雑誌などでは見えな いもの、感じられないことが
たくさん発見でき、充実した時間を過ごすことができましたことに、感謝申し上げます。

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最後に、胡桃山荘の気に入った部分・・・たくさんありますが、あえて挙げるとしたら、
夫は梁や柱の見えるリビングから大窓を見た空間(写真)、
妻は玄関の二重の引き戸と、玄関につながる納戸の存在、家事室の居心地の良さでした。
二歳の娘は、家事室の壁に丸くあいた穴が気に入った様子で、
何度も顔を出して遊んでいました。

(以上、Uさんからの感想)

Uさんからの感想にもありますが、見学会などで数時間滞在するだけではなかなか分からない「木のすまいの一日」を体感して頂けたようです。宿泊することで分かること、発見すること、体感して頂くこと、、、そんな思いを込めてスタートした胡桃山荘も今年の夏で丸2年を迎えます。今後も木のすまいつくりと向き合う皆さまに活用頂ける場として提供させて頂きたいと思います。

スタッフ:平賀