2014年02月アーカイブ

オープンデスクの受け入れ 2014年02月24日

MSDでは、この度、オープンデスクを受け入れました。
オープンデスクとは、建築の仕事を志す方(おもに建築系の学生)が、 設計事務所や建築事務所などで実務を体験するといったことです。

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今回は、改修物件の軸組模型を作成していただきました。
現状の軸組を知り、永く住まうために補強すべき箇所の検討・確認のためです。
軸組模型があると、大工さんに改善点を説明するのも一目瞭然で伝えやすくなります。

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そして、実際CAD(図面を作成するソフト)を使用し、調査伏図を書いていただきました。
CADの使い方に慣れ、立体を平面で表現する方法、決まりを知っていただきます。

これらを重ねると、現況調査に行って小屋に入っても、床下に潜っても
状況を把握し、図面表現しやすくなります。

今年度の調査もまだ、何件かありますので、実際現場を体験していただきます。

実際の設計業務を伝えようとしても難しいものがあります。
しかし、ここで目の当たりにしてきたものを感じ取って、今後の糧にしていっていただきたいものです。

ちなみに、食事も共にします。
MOK-SOHOでは、お弁当をもって1階のテーブルに集まり、一緒に昼食をとります。
休憩になると、立場は逆転、今の大学事情など世代間交流の場になります。

スタッフ:道越

Msの仕事 2014年02月20日

木造住宅を設計するMsは30年近く九州から関東まで仕事していますが、紙の上の作図に留まる形だけの仕事ではあり得ません。木造と言っても、ただ単に壁の中に隠れてしまって仕上げの化粧にはならない木造も多い中、私たちの「木の住まい」はほとんど表面に構造体が化粧として見えてきます。それは見えるゆえ、化粧としての見栄えだけではありません。構造体(柱、梁)として大切な半世紀以上耐久性を持たせる品質のよい木材を全国の色々な産地から三澤が実際使用してきた中からより確かな「もの」を設計側の段取りで工務店に支給しています。樹齢、色合い、節具合、耐久性、含水等、確かな木材を選別するにはたくさんのチェック項目があります。工務店側も「これならば充分受け入れましょう。できれば産地を紹介して頂きたい。」と言われることが多いのです。全ての住宅の自然素材に関わる。これがMsの体質です。それゆえ、Msのスタッフは机の上の仕事と同じくらい汗をかく外部仕事も多いのです。設計するだけではなく施工も行うぐらいの作業を現場で学習、実践するのです。

先日はMs事務所の一画にあるパン屋さん「アンリ」のメンテナンスをMsスタッフで行いました。私の山登りの友人がここの社長で、縁あって借りて頂いています。Ms事務所のある千里ニュータウンにはお店が少ないので、この「アンリ」は地元の住民の方々からとても重宝されているのです。開店して4年目になりテーブルやソファ、床の汚れが気になってきたのでテーブル、床のメンテナンスをMsのスタッフで行うことになりました。

まずはテーブルをサンダーで汚れを削っていきます。店内から持ち出せるテーブルは機械の力を借りて行いますが、店内に固定のテーブルは手動でひたすらやすりをかけていきます。サンダーは非常に便利ですが、埃が舞いやすいので店内では使用を控えたのです。スタッフは少々筋肉痛気味のようです。

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汚れを落としてからやっと再塗装でピカピカです。

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床もこの通りです。写真奥が再塗装している箇所です。ここまで違うとメンテナンスのし甲斐がありますね。

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家づくりの中で設計者は図面を書いてただ施工側の仕事を見ているだけではなく、積極的に現場仕事に参加します。

日は変わって2月19日。今日はお天気です。Ms三澤がストックしている木材(主に広葉樹)の年1回の棚卸しです。千里のMs事務所から車で30分程度のところに倉庫を借りています。10年分くらいのストックがあります。大黒柱(栗、セン、タモ)が100本ほどあり、あとは敷台、カウンター用、栗、桜、セン、タモ、ケヤキなど三澤が全国の木材産地にゆき出会いの時に購入してきます。(三澤は木のコレクタ ーです。)

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それら 木材を頭に描きながら次の物件のどこに使用しようかと毎日楽しみながら図面を書きます。「木の住まい」と言っても全て杉、桧だけで構成するわけでもありません。素材のグレードはまちまちです。いくら図面を書いても工務店が木材を調達する場合、設計者が意図するグレードになることは難しいのが現実です。それゆえMsの手の内で木材をストックすることになってしまったのが現実です。Msは施工の一部まで行う事務所です。

三澤

住宅見学会が行われました 2014年02月12日

三澤文子が教鞭をとっている京都造形大学が主催で、住宅見学会が行われました。京都造形大学に興味のある方たちが、教授の実際の仕事を見ることができるイベントです。IMG_1200

朝、大阪府の池田駅に集合し、三澤文子さんの引率の元”楓の家”(2011年竣工)に到着しました。

竣工写真→ http://mok-msd.com/cgi-p-japan/gallerypro/gallery.cgi?field=7

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見学者の方たちに住宅の設計のいきさつや建物の構成などを説明します。室外、室内と見学をしましたが、見学者の方もとても熱心で鋭い質問をたくさんしていただきました。少し時間を押してしまいましたが、とても充実した見学になったと思います。

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そこから電車で移動して、次はMs建築設計事務所のある北千里に移動です。到着後、ランチのパンを食べながら、千里ニュータウンの歴史やこの建物の変遷などの説明が始まりました。

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そのあとは見学者が3つの班に分かれて見学になりました。三澤夫妻の自宅は三澤康彦さんによる説明。

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事務所は三澤文子さんによる説明です。

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事務所と自宅の間の庭を、スタッフの田尻が案内します。それぞれの場所を班ごとにローテーションして、すべての場所を少人数で集中して見学することができます。

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最後にもう一度全員の前でMs建築設計事務所の設計方法のお話をしました。図面の書き方から現場の施工図、材料の管理まで、三澤夫妻の説明にも熱がこもります。

今回は約30名の見学者の方に来ていただきました。関東地方など遠くから来ていただいた方も多かったです。スタッフとして見学会を手伝わせていただき、至らぬ点もあったと思いますが、皆さんの見学を充実したものにすることができていたら幸いです。

スタッフ:日野

豊中市M邸 現場状況(内部造作中・・・) 2014年02月04日

"季節を分ける"から「節分」。今日は立春、旧暦の新年ですね。1月から今年がスタートし、今日は肌寒い立春となりましたが、今一度気を引き締めて「新年」を迎えています。

昨日Ms事務所でも恵方を向いてガブリ、と太巻きを頂きました。

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太巻きを頂く間は黙々と(もぐもぐと?)、というのが習わしですがMs事務所では一口目だけ黙って頂きました。食事中の話で、恵方巻きの習慣は元々関西が発祥というのを知りました。関西出身の私は幼少の頃から当たり前の風景でしたが。今年の恵方は甲(きのえ:およそ東北東)。スタッフ揃って向かう方向は、、、偶然にも所長の席の方向です。

 

さて、豊中のM邸の現場状況のご報告です。[前回の報告]M邸の1階床はチークのフローリングです。住まい手さんが濃いめの木がお好み、ということで床材から一部建具材、家具にもチークを使用します。

以前の日記で運んだチークの柱を

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板に製材し、

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色目を見ながら順番を入れ替えて、

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幅接ぎパネルに生まれ変わりました!

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150~200角もある柱材を薄くして使用するので非常に贅沢な使い方ですが、「是非このチーク材を!」という住まい手さんのところへ嫁入りが決まりました!キッチンの天板や引出面材に使用予定です。現場に納まった写真はもう少し先にご紹介させて頂きます。

内部造作工事が着々と進んでいます。書斎の本棚も徐々に立上ってきました。この床を支えているのは9寸の床梁(600ピッチ)です。[建て方時の様子]

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外壁の仕上げも完了です。来週の足場解体後には、ようやく全貌が見られます。外壁の板張りも桧、格子材も桧のM邸です。杉とはまた違った表情を楽しみにしておいてください。

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Mさんは樹種だけでなく産地など、使用される木の生い立ちにまで興味を持っていつも打合せに来て頂いています。「MOKの倉庫に私が長年集めてきた沢山の広葉樹が出番を待っているんです!」という所長の三澤との話から、Mさんを初めてMOKの倉庫にご案内することになりました。

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メモを片手に三澤の話に熱心に耳を傾けられていました。話が尽きず次の打合せ現場への移動を急かしたくらいです。この日は書斎の天板と寝室の窓台を選びました。三澤のストックが素敵な嫁ぎ先で活躍してくれることと思います。実は今週、MOKのもう一つの倉庫へMさんをご案内する予定です。今回はダイニングテーブルの天板選び。どの板になるか楽しみです。

(スタッフ:平賀)