2012年01月アーカイブ

新しい住まい手さんとの打ち合わせ 2012年01月27日

ここのところの寒波に、歯を食いしばりながら出勤する日々ですが、寒い分帰り道にふと見上げれば星空が澄み渡っていて、ついつい口を開けてポカーンと見入ってしまいます。

さて本日新しい住まい手さんと、打合せを行いました。年末に一度Ms事務所にお越し頂いてこれまでの住まいづくりの経緯や思いをお聞きしていました。年末年始ゆっくりと考えられて、Msと木の住まいをつくりたいという気持ちで再度Msにコンタクトがあり、ご自宅に訪問して打合せを行ったのです。

すまいめも

今回の打合せの前に「すまいめも」を書いて頂いていましたので、何をご希望されていて何を検討したいのか、趣味や休日の過ごし方などA4用紙7~8ページにわたる項目で大体の概要は事前に把握することができました。「すまいめも」は設計依頼のお話しがあった段階でどの住まい手さんにも書いて頂いています。もちろん「決められた項目に書くのはちょっと苦手」、と何枚ものお手紙で住まいつくりの思いを伝えて頂く方もいらっしゃいます。これは設計する立場として住まい手さんのご要望を書いて頂く、という意味ももちろんありますが、住まい手さんご自身に記入頂くことで今後の住まい方に対する思いをより具体化できる作業でもあるのです。大切なツールです。

今回は前回に比べ、より具体的なご要望や現在の暮らし方お伺いすることができました。お話しする中で「すまいめも」には書かれていない思いや考えを受取っていきます。現在はマンションにお住まいですが、ご両親の土地の既存建物を解体し、新築する予定です。現在のお住まいで壁に掛けられた絵画や、上品な家具など暮らしを楽しんでいらっしゃる様子が伺えました。持込み家具等の確認作業はもちろんですが、今現在の住まい方を見せて頂くことは今後の住まいを計画をする上で非常に大切なのです。たとえ同じ間取りのマンションであっても100人いれば100通りの住まい方があります。まさに"住人十色"です(こんな名前の番組があったような気がしますが、、、)。

解体現場

ご自宅での打合せの後には敷地現場に行き、敷地状況を確認しました。現在、解体作業中で周囲は囲われた状態ですが、2月中旬には更地となり周囲建物との関係も明確になってきます。見上げれば山、見下ろせば海、近くには桜並木があるこの現場、四季を楽しめる現場になりそうです。

(スタッフ:平賀)

冬の胡桃山荘 2012年01月23日

1月21日(土)

再び長野県箕輪町にある胡桃山荘に行って来ました。

DSC_1572

一面の雪です。

この地は天竜川沿いの平地なのであまり雪は降りませんが、見ての通り一面白のキャンパスです。

周りの音も雪に吸収されたのか、とても静かなのです。

年末に来た時は最低気温で-10℃以下でしたが、今回のような雪の日は意外と暖かく、外気温で、-1~2℃です。

ホンマ製作所の鋳鉄製の薪ストーブです。

DSC_1600

DSC_1598

常に空気をしぼっておけば、一日に薪20本ぐらいでしょうか。

常に室温が20~22℃あります。

以前お伝えした三澤邸よりもだんぜん暖かいのです。


長野県は生花の出荷量が日本一です。

私は花が大好きで、週一度は事務所の花も入替ます。

DSC_1595

チークのキッチン台、クルミの円形テーブル、赤のソファベッド、色合いの中で生花がとても美しいです。

外が雪でもこんなに室内が暖かいのかは、薪ストーブと太陽集熱の「そよかぜ」があることが大きいのですが、他にも理由があります。

北沢建築さんとも話していたのですが

住宅の断熱材と言えばほとんど100%がグラスウールでしょう。

普通の家で10万円もあれば、一般的には断熱材を入れたということになりますが、その程度ではMsでは許しません。

その6倍もの高性能のグレードのものを入れてあります。

エンデバーハウスのパーフェクトバリアとネオマフォームの組合せで、室外がマイナスでも室内がこの快適性なのです。

さらに、この高性能のプロファイルウインドウ(木製建具)です。

 

DSC_1622 DSC_1623 

楽な操作で、開閉を行うことが出来、気密性能も十分です。

(アルミサッシに比べれば少し力が必要ですが。)

その夜は、私達と北澤さん、スタッフとで、鍋を囲み、工事中のエピソードなどを交えて大変盛り上がりました。

DSC_1640

DSC_1641

 

陶芸をされている糸井さんからいただいた鉢を加工して作った手洗い器も、クルミの一枚板の上にうまく納まりました。

DSC_1643

糸井さんありがとう。

 

三澤

川原町の家の材料を見に山へ行ってきました。 2012年01月20日

たびたびMs日記に登場する川原町の町屋の改修+増築につかう木を見に、岐阜県美濃市洞戸の山に住まい手とともに行ってきました。伐採地であるこの山は、長良川の上流で、まさに建築地の川上になります。

IMG_0850 IMG_0875

まだ、年末に降った雪が残り、岐阜市内よりもだいぶ寒かったです。三澤文子さんの防寒も完璧です。

山を案内して下さったのは、川原町の家の地主さんでもある雛屋林材の桑原さんです。

今から伐るので、材の長さも指定してくださいとおっしゃってくださいました。

IMG_0884

白いテープが巻かれているのが、今回の工事で使う木です。樹齢50年から60年程度の杉です。太さを測ると12センチ×27センチ程度の梁であればとれそうです。

IMG_0853

 山に行った後のメールのやり取りで、住まい手・設計者ともに、立っている姿に対面した木で家をつくるということはとても贅沢だという感想を語り合いました。

改修では、岐阜の様々な木材を使い、「岐阜県の木の見本として使える家にしたい」と、住まい手さんからご要望をいただきました。出来上がりが楽しみです。

(スタッフ:中井)

まもなく二十四節気の一つ、大寒です 2012年01月16日

大阪は一応、瀬戸内に面していますが、一月中旬のこの季節寒いです。

事務所にはヒートポンプの暖房機がありますが

去年の原発事故からMsでもLED照明に取り替えたり、足元で使っていた電気式のヒーターは全て撤去しました。

ひざ掛けや肩掛けを羽織り、なんと消費電力が去年の35%も削減されていました。

頑張っています。

 

Msには薪ストーブが事務所に1台、自宅に2台あります。

それ故冬場の薪集めは大切な仕事です。

関西では奈良吉野にある阪口製材所や羽根建築工房など、国産材の杉を供給している所があるので、よく薪をいただいています。

とても助かっています。

また、Msの現場があちらこちらにあるので、現場で出る端材を、薪として利用することが出来ます。

日常は杉の柱・梁を私が斧で割っています。

文子さんは100%手を出しません。

男の仕事です。

 

先日も阪口さんが箸用の杉材で利用できない木端を持ってきてくれました。

DSC04518

長さが8寸です。

この木端の小口を見てください。

こんなに緻密な杉を利用しています。

これも資源を無駄にしない、吉野のもったいない精神で

構造材、造作材、その木端のさらに端材を利用しています。

 

DSC04523

この小口をみてください。

しかしもったいない。

ほれぼれするくらいの年輪です。

 

 

DSC04515 DSC04517

居間の薪ストーブの風景です。

北欧デザインの物です。

炎の揺らめきも美しくデザインされているように感じます。

 

DSC04519

茶の間のストーブはそれとは違い、とても無骨なデザインです。(中国製)

三澤家で最も重宝されているのがこのストーブで、10年間使い続けています。

 

今日、コボットの田中君が薪を持ってきてくれました。

DSC04505

廃材利用です。

イペ、クマル、ジャラ、ウエンジ等のデッキ材の木端です。とても重いのです。

ゆえに燃焼時間がとても長くもちます。

 

最後に事務所の屋外にバーベキューコーナーがあります。

DSC04508

季節のよい時はパーティーなどでとても重宝します。

15日のどんと焼きに、今年は出せずにいたので、正月飾りを自前でどんと焼きしました。

DSC04510

事務の石田さんがやっていました。

三澤

岐阜県岐阜市河原町に詳細調査に行きました。 2012年01月12日

ここ河原町は岐阜市内でとても趣がある町並みが残るところです。春に一度訪れ、また夏にはイベントの一環として「河原町・小さな町屋改修の試み展」が行われました。そして、今回冬に詳細調査ということで訪れました。

 

春_河原町k邸    夏_河原町k邸

冬_河原町k邸   

左上が春、右上が夏そして一番大きな写真が冬となります。天気の違いはありますが、庭の植栽の違いにより季節の移り変わりが何となく感じることができます。

 

冬_河原町k邸2 冬_河原町k邸3

本日は時々、雨がちらつき、気温も低く寒い中での調査となりましたが、しっかり作業は行っております。お施主さんに、挨拶のうえ、スケジュールの確認等を行い調査開始です。

 

冬_河原町k邸_床下 冬_河原町k邸_床下2

冬_河原町k邸_小屋 冬_河原町k邸_小屋2

床下担当は、畳や下地の板を取っての作業となります。床下スペースがあまりないので、床下に潜っての調査ができないため、頭を突っ込んでの調査を行い、小屋裏担当は梁・桁の上から落ちないようにまた、小屋裏の高さ低く、頭をぶつけないように注意しながら慎重な作業となりました。

 

冬_河原町k邸_4

住宅というと個人の資産である為、町並みといったことはふと忘れがちとなるかもしれません。しかし、河原町の趣のある町並み・景観を考えますと新築ではなく改修により、住まいを再生していくことの良さが分かるのではないでしょうか。

調査終了後には、お施主さんを含めて本日の関係者全員での記念撮影となりました。後日、趣のある町並みにとてもマッチした改修後の住宅をお伝えできればと思っております。

(スタッフ:小松崎)