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三枚の絵を飾る~ウマハウスの1年メンテナンス

5月24日(月)は、昨年2月に完成した、東京文京区のウマハウスの1年メンテナンスでした。
約束の10:00には、持井工務店監督の苫米地さんと、大工の白熊さんと再会。ほぼ1年ぶりです。

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大工の白熊(シラクマ)さんは、ウマハウスの造作家具を一手に製作してくださった大工さん。今回のメンテナンス項目には、建具や引出の金物追加など、白熊さんの守備範囲ばかりです。

事前にリストアップして、苫米地さんと電話打ち合わせしてあったメンテナンス内容に合わせて、材料や部品、道具がしっかり準備されています。
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実は、今回の目玉の作業は、メンテナンスではなく、追加のお願いの、「高いところに、絵を3枚飾ること。」です。

本棚の再頂部が、空いたままで1年過ぎましたが、いずれも高所が苦手のウマハウスの住まい手が、もはや再頂部まで、梯子で上がれない・・・と判断し、1年メンテナンスのこの機会に、額を設置してもらうことにしたのです。
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ガタイの良い白熊さんは、さすが大工さん。梯子上でも額を押さえつつ、ビス打ちをしています。下で梯子を支えるのは、苫米地さん。リモートワーク中の住まい手2名も仕事の合間に協力。蔀戸を上げているのは私で、写真撮影と、額の位置の指示は、娘の彩です。

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そんなことで、 3枚の絵を無事に飾り終えて、対岸の2階ホールから確認している御二人。実は、トイレの前のこの位置から、吹き抜けを介して、とてもよく、絵が見えるのです。5.JPG

日々、何回も通りすぎる、この2階ホール。特に1階にはトイレがないので、ここメイントイレから出た瞬間に見えるアングルが、この写真です。

中央と左の額は木版画。三澤康彦さんが、結婚前に購入し所有していたもの。作者は不明です。
最近、木工家のZOO永田健一さんに額装してもらい、しばらく事務所に飾っていました。

右手は、水彩画で、岐阜県中津川市加子母在住の画家、本間希代子さんの水彩画「みつめる」です。本間さんの描く少年少女の表情が好きで、何枚か手に入れて大切にしている絵の一枚です。

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さて、高所作業を伴うミッションも含め、本日のメンテナンス作業は終了。持井工務店の御二人は、帰路につきます。
お疲れさまでした。

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見送った後、 「道行く人が、3枚の絵を見ることができるのは、この位置からか?」 と見上げてみても、ガラスが反射して、中は見えません。

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そこで、しばらく時間をおいた日没後、外に出て、吹き抜けの窓をみあげると、3枚の絵が見えました。予想通りの見え方です。

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南東に向いた 2階ホールの窓からも、最後に飾った本間さんの絵「みつめる」が見えます。

星の降る夜の情景のなか、鳥のような顔の少女が遠くを見つめる表情が、この場所にぴったりはまると思ったのですが、まったくその通りだと感じました。

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ウマハウスの住まい手が言う、「この家の最後のピースが、ピタッとはまって、本当に完成した。という感じだ。」という表現が、絶妙だな。と、しみじみ、納得のひとときでした。

(三澤文子)

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