木の住まいをデザインする建築設計事務所

Ms日記 

南雄三メキシコツアー :2016年10月11日

9月末日から1週間メキシコシティに行ってきました。南雄三ツアー。業界(古い言い方)では、偏見と趣味性の建築マニアツアーとして有名です。(笑)私も5~6年前トルコへ同行いたしました。

バラガンといえば、あの土俗的メキシコのカラーとして「特異まれ」とまでいわれた建築家です。そして彼は生涯メキシコから出て設計してはいません。標高2300Mのメキシコシティ。個人住宅として唯一のユネスコ世界遺産であるバラガン邸。コートハウスの自邸です。

外観はとても地味です。

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本当かどうかはわかりませんが、この町ではお金持ちがいかにも贅沢極みを尽くした住宅は強盗に入られやすいとのこと・・・。お金持ちほどひっそりと住むのがここでのポイントだとか。

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中庭を望む十字のガラス窓。

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壁はRC+ブロック造。小屋組みはこの細かな梁の連続。

 

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そして居間から書斎につながる持出階段。

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2階の書斎からの見返しです。

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バラガンの庭は常に地元の火山岩の石が使われています。

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日本の金屏風にも似たパーティション。約4M近い天井と小屋組。

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バラガンのカラーは同世代のヨーロッパ:コルビュジェのカラーとはまるで違います。コルビュジェは新芸術、キュビズム、アートです。バラガンは土俗的で深遠です。本で見ていたバラガンのカラー。これは決してアートのカラーではないことが現地の風景でよくわかりました。


三澤康彦